AWC シュレディンガーのドラえもん  らいと・ひる


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#2766/9229 ◇フレッシュボイス過去ログ
★タイトル (lig     )  05/03/04  20:36  (155)
シュレディンガーのドラえもん  らいと・ひる
★内容                                         05/03/04 20:39 修正 第2版
 ふとしたきっかけで、シュレディンガーの猫についての思考実験を調べてお
りました。
 私自身、上記の思考実験については大まかな内容しか覚えておらず、その解
釈についてもかなり曖昧なままでした。今回、本腰を入れて調べてみたところ、
わかりやすく面白いサイトが見つかったので、かなり理解は深まった感じです。
 調べていて気付いたのは、自分が基本的な事を知らずに結果論だけで考えよ
うとしていた事です。そこに大きな間違いがあったのですね。

 なるほど、「光は波であり、粒子でもある」との解釈から、有名な二重スリ
ットの実験、波動関数の収縮(収束?)と順を追って考えていけば、それほど
難解でもないわけですね。いきなり「存在の重ね合わせ」というコペンハーゲ
ン解釈から、考えようとするから訳がわからなくなるのでした。
 しかし、SFとしての平行世界は知っていても、エヴァレットの多世界解釈
についてほとんど知らなかったのは少々お恥ずかしい話です。ボームのパイロ
ット解釈についても……。

 唯一覚えていたのは、シュレディンガーの猫の思考実験が、ボーアのコペン
ハーゲン解釈に疑問を投げかけたものだという事だけです。彼自身、量子力学
に多大な功績を残していますが、彼にとっては不本意だったのでしょうね。

 で、結局、本当に調べたかった「シュレディンガーの猫の思考実験の装置と
は詳しくはどのようなものだったのか?」というものが、実は調べられていま
せん(汗)

 箱と猫はいいとしても、検出器とそれに関連するものが、ラジウムなのか、
単に放射性物質なのか、毒ガス発生装置も、青酸ガスの入った瓶なのか、噴射
装置なのか、サイトによって記述がバラバラなので却って混乱してしまったと
いう有様です。たぶん、これらのどれでも実験としては成り立つのだろうけど、
私としてはシュレディンガー自身が実際に思考したものが何だったかが知りた
かったので、いまいちすっきりしない気分ではあります。

 まあ、実験の解釈について論じる方たちには、どうでもいいことなのでしょ
うね。
 あるサイトでは、シュレディンガーの猫の思考実験と、コイントス(コイン
を投げて裏か表かというアレ)を同じ事だと説明しておりました。
 たしかに論理的に考えれば同じなのかもしれませんが、前者は量子の世界で
の影響がマクロの世界(日常)にまで影響するかどうかを問う実験なので、一
概に同じと言えないような気もしますが……。

 というわけで、完全な理解ではないので、間違っていたらご指摘下さい。


 ネットでいろいろ調べ回っていて、ついでに気になったのが「クオリア理論」。
量子学とはあまり関連はないのですが、最近の脳科学はそこまでメスを入れて
いるのかと、興味を持ちました。
 上記の理論を研究している茂木健一郎氏のブログを読んだら養老孟司氏(解
剖学者というより「バカの壁」の著者と言えばわかりやすいか)の話が載って
いて、氏はテレビゲームを好んでやるそうです。議論をしながら手元でゲーム
をしたり、朝の5時までやっていたという強者ゲーマーだそうで(笑)
 お二方とも「ゲーム脳」に関しては否定的、というのは余談ではありますが。
 話は逸れましたが、「クオリア」とは「主観的体験が伴う質感」ということ
です。


<携帯電話

 携帯電話についてはDocomoよりauの方が繋がりやすいかな程度の認識しかあ
りません。台風はともかく、それなりに悪天候であっても繋がり方は変わらな
かったような気もします。
 携帯電話の電波はマイクロ波ですし、天候に影響するのはミリ波以下だった
ような……。(専門家じゃないんで、断定できませんが)
 携帯電話の常識としては、天候よりも鉄筋コンクリートで、電波は遮断され
てしまうくらいですか。

 通話よりは、GPS の方が悪天候の影響を受けるらしいですね。ま、地上に基
地局がたくさんある携帯電話での通話と、衛生軌道上にある物との通信を比べ
るのも変ではありますが。


<コードレスフォンの謎

 ドラマを見ていたわけではないので、面白半分の推理です。
 深いツッコミはご遠慮ください。(制作者ではないので^^;)

・停電ではなく、部屋の一部のブレーカーが落ちただけだった。つまり親機が
置いてある部屋のブレーカーは落ちていない→子機は充電型なので、親機さえ
電源供給されていれば数時間は使える。

 →家全体が停電であることを示すシーンがあったのなら×

・UPS(無停電電源装置)から電源を受けていた。パソコン本体や周辺機器、TA
とかIPフォンとかを繋いでおくのが基本なので、一緒に電話機の親機を繋げて
も不自然ではない。

 →親機のある場所が確認できるシーンがあって、UPSらしきものが映っていな
い場合だが、UPSは目立つ場所に置くようなものでないので、あるかないかは判
断できず。
 ただし、その設定が何か伏線になってれば○。なってなければ……。

・子機ではなく、TU−Ka(ツーカーセラー)のツーカS(by KYOCERA)と
いう機種の携帯電話だった。(子機っぽい作りです)

 →携帯電話でなく、コードレスフォンの子機と勘違いされるようなダメ脚本
もしくは演出だった場合×
 ※スポンサーがTU-Kaだったら大笑いというか、責任問題?

・携帯電話を子機として使う方法→法人向けなので一般家庭では無理( PBXを
利用している為)→一般家庭に見えるようで実はオフィスだった。というか、
携帯電話は携帯電話なので、コードレスフォンの子機とは形状が異なり、停電
なのにコードレスフォンを使用しているように見えない。つうか、それ以前に
大元のシステムに電源が供給されなければ機能しないでしょ。→ノリツッコミ
の出来損ないみたいな説明だな(苦笑)

 →「コードレスフォンの子機みたい」という前提条件を満たせない可能性も
あるので×


 まあ、永山さんの仰るとおり、停電したら子機では無理だと思いますよ。親
機ならともかくとして。(親機自体がコードレスの場合は含まず)

 福祉用でモジュラージャックから電源を供給して停電に対応したコードレス
フォンもあるようですが、形状がヘッドセットですので……残念。
 あとは、だいぶ昔にアステルの機種に、電話機の子機として登録できるもの
があったけど、法人向けとコンセプトは変わらず、携帯電話を子機に変えるの
であって、子機を携帯電話にするわけではないので×


 一番最悪な推理として、本来携帯電話で通話する画面を、小道具さんが勘違
いしてコードレスフォンを渡してしまった。(ツーカーSとは逆の場合)それ
に現場の誰も気付かなかったか、監督が黒電話しか使ったことがなく、「停電
でも電話は使えるんだよ」との知識しか持っていなかった。それに対して誰も
意見できなかった。※物語の設定としてのこじつけができないので面白くない
ので×


<電話の混線

 昔流行ったなぁ(笑)
 117 の時報にかけてタイミングが合う、かけた者同士が繋がるってやつです
よね。というか、あれもまた地方限定かな。
 NTV系列の「まさかのミステリー」でもやってましたね。<見た人へ


<ついでに$さんクイズの答え

 答えを期待していないとは思うのですが、面白いので便乗。
 いや、真面目に「2  UFOにさらわれて生体実験されていた」ということで
したら、私には何もいう言葉はありません。


 答え

5 世界は1時のニュースの時点から始まった。つまり12時以前の記憶はすべて
作られたものである。
※世界は5秒前に始まった、の元ネタが思い出せず。誰かご存じの方はいらっ
しゃいますか?

6 時空がねじ曲がったため、12時から1時の間の時間は、その空間には存在し
ていない。

7 時をかける少女だった。二十年以上前なら原田知世、南野陽子、十年前なら
内田有紀、数年前なら佐藤藍子。さて、最後はちょっと作者が違いますが、あ
る意味オマージュ作品ですので。
※原田知世以前の島田淳子版は見ていないので×いやパス。






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