AWC 催眠トリックというか    朝霧三郎


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#2172/3628 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (sab     )  22/04/09  08:56  ( 51)
催眠トリックというか    朝霧三郎
★内容
昔、中世ヨーロッパで、拷問を行う場合、
拷問を行う人が、拷問を行って、後で、拷問で発生したケガの治療もした、という。
そして、そういうのを長期間に渡って行う。
そうすると、拷問する人と拷問される人の間に奇妙な人間関係、
友情の様なものが発生すると。
とにかく、拷問される方の人にしてみれば、痛くされない事と、治療してもらう事が、
最優先事項だから、拷問する人に対して憎しみというよりかは親しみを感じるのか。

類似の関係が、dv旦那と女房とかにも言えるかも知れない。

或いは、末期がんの患者で緩和ケア病棟に入院している患者は、ホスピス医に対して、
似た感情を持つかも知れない。
昔、資産家の老婆が全財産を主治医に贈与した、という話があったが。
もう、末期の患者にしてみれば、自分の価値観の全てが、緩和ケアとかになっているの
で、
ホスピス医に全財産を残してもありそうな事なのか。

で、ミステリーとしては、あるホスピス医が財産目当てで、患者に接近して、
「実は、友人の借金の保証人になっていて、多額の債務を負ってしまった。
あの事が頭から離れないので仕事(緩和ケア)が上手く行かない」
などと言って、
患者を脅かす様な頼る様な事を言って、
患者の金を巻き上げるとか。

そういうのも一種の催眠トリックではないか、と。

そういう場合、司法は介入出来るのだろうか、と思いましたね。
或いは、dv夫婦ならともかく、SMが趣味の夫婦がSMプレイの最中に
殺してしまった、という場合は、司法は介入出来るのか、とか。

人間関係なんて、所詮そんなもので、
昔、功利主義者(最大多数の最大の幸福を求める)が、
ブスは盲人と結婚したら双方が幸福になる、とか言って顰蹙をかいましたが、
そういう事はよくあって、
オナラがすっごく臭い女が蓄膿症の男と結婚するとか。
その場合、その女にとっては、その男が都合がいいのであって。
同様に、SM好きのDV夫婦には、そういう旦那が都合がいいのであって。
そういう場合に、法の下の平等、という事は言えるのか、と。

などと思ったのは、
隣人(リアルでの)と被害者(私)の関係だって、
なんか特殊な事情があるのであって、
それを決まりきった法律で決められるのか、とか考えていて、
思ったのですが。

つーか、催眠トリックとか条件反射トリックとかが諦めきれず、
なんか、人間関係で催眠トリックみたいな事は出来ないかと思い、
拷問する人とされる人で書けば、とか思ったが、
それよりも、ホスピス医と患者の方がいいか、とか。
思ったのでした。





 続き #2173 ナーロッパも悪くはない   永山
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