#2110/3709 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA ) 22/02/17 19:37 ( 21)
“違いがわっかんね〜だよなぁ” 永山
★内容
漫談家でタレントの松鶴家千とせが心不全のため逝去。八十四歳。ご冥福をお祈りし
ます。
その全盛期をリアルタイムで観ていた世代ではないため、この人の名前を知ったのは
テレビではなく、小説でした。小林信彦の小説、確かパロディミステリ『神野推理』シ
リーズにおいて、旦那刑事が“わかるかな? わかんねーだろうなあ”のギャグをやる
シーンがあったと記憶しています(『オヨヨ大統領』シリーズの方かもしれない)。旦
那刑事が調子に乗ってやっていると、上司の鬼面(“鬼貫”にあらず)刑事が「わきゃ
るぞ」と怒りまじりに呟く、とかだったかなあ。話の流れとしてはそこにあってもおか
しくないシーンだったけれども、刑事が唐突にギャグを言い出すのはやっぱりおかし
い。何だこれはと思って調べてみたら(当時はネット検索なんてなかったので、親に聞
いた気がする)、松鶴家千とせという芸人の持ちネタだったと。
あと、これは勘違いしてたんですけど、「刑事コロンボ」シリーズの一作、『策謀の
結末』にコロンボと詩人のジョー・デヴリン(犯人)のやり取りで、畳み掛けるように
洒落をつなげて詩を詠むシーンが何度かあって、ああいう洒落・駄洒落の詩(諧謔五行
詩とか言うものだそうで)も、松鶴家千とせのギャグだと思っていた。何故かは分かり
ません。(^^; その頃は芸人のギャグに音楽ネタが少なかったのかしらん?
まあ、自分は小さな子供の頃は、松鶴家千とせと子門真人と山本直純の区別が付かな
かった(ひげとめがねでごまかされるレベル)くらいですから、ギャグについても推し
て知るべし(汗)。
ではでは。