連載 #6948の修正
★タイトルと名前
★内容(1行全角40字未満、500行まで)
国内でそうした経済の安定を重視した政策を取ろうとした場合、それが国際ル ールにそぐわないと実現できなくなります。また、国際ルールには反していなく ても、その結果企業の競争力がなくなり政策の続行が難しくなるという場合もあ ります。つまりこれを理想的に実現するためには国際ルールの変更をしなければ ならないことを意味します。自由競争一辺倒のルールから安定性とそれぞれの国 の特性や自主性をある程度認めるルールへと変えるのです。 ところで、自由貿易は何故必要なのでしょうか。国内の自由競争は、競争の結 果勝つのも負けるのも国内企業ですから問題はないのですが、そこへ外国企業が 参入して市場を制覇してしまった場合、国内企業は倒産し大量の失業者が出てし まいます。しかし、勝った外国企業に国内法人があったとしてもそれを全ては雇 用できません。ほんの一部ということもあり得ます。こういうことが沢山の業種 で起こったら国家存亡の危機ともなります。だから自由貿易は競争よりも安定を 目差す政策を阻む要因となります。また、農業のように国民の食料を作る業種の 場合は、競争に負けることは国が食料を自給できなくことを意味し、安全保証上 の問題ともなります。食料を全て他国に依存することは一つの弱みを握られたこ とになりますし、今後、地球環境の急速な悪化が予想される中では安定的な食料 輸入は危ういからです。一度駄目になった農業を復活させるのは様々な事情で不 可能に近いですから問題は深刻です。これに対して石油のように一部の国にしか 作れないものについては、無条件で輸入するよりないですし競争による弊害もあ りません。 権力の腐敗や独占と人権侵害という問題を除けば、むしろ社会主義の方が問題 解決型のシステムであると言えます。何故ならそれは限られて資源を使って本当 に必要なものを必要なだけ無駄なく生産し平等に分配できるからである。経済の 混乱や雇用の問題もなくなるし環境問題に対しても理想的な形で対応できます。 自由競争社会では向かう方向が解りません。まず自由であることを第一条件に、 全体としての方向性を具体的には何も決めずに突進するからです。売れるものは 売れ、売れないものは売れ残り、伸びる会社は伸び、駄目な会社は潰れる。そし て人々は能力に応じて収入が得られます。誰が決めるのでもなく市場原理で自動 調整されます。経済効率も上がります。一見合理的ですが、売れるものが本当に 良いもの必要なものとは限りません。売れるものが環境に良いものとも限りませ ん。これと同じように伸びた会社が好ましい会社とも限りません。教育上悪いも のを売ったのかも知れません。その結果社会に混乱と不幸をもたらすかも知れま せん。それからこれから最も重大な問題となる地球環境問題に対する対応ができ 難いという欠点も持っています。 しかし、社会主義システムが理想通りに機能するのは支配階級が極めて優秀で 全て良心に基づき誠実に怠慢なく働く場合に限られます。しかし、現実の社会主 義には権力の腐敗や怠慢があり、また人権が侵され理想とはほど遠いのです。民 主国家の中の政府機関の官僚組織もこれと似て腐敗し公僕であることを忘れ自己 の利益や保身のために働く傾向が強いのです。環境問題にしても支配階級がきち んと対策を考えるとは限りません。生産性を上げるために環境破壊は無視するか も知れません。よってどちらも理想とはほど遠い社会システムであると言えます。 そこで辿り着く解決策は、自由競争社会の自由や人権や効率というメリットは そのまま生かしつつ、これに社会主義の持つ経済や雇用の安定性や環境問題解決 のための経済のある程度の計画性を取り入れた社会システムを提案したいと思い ます。このシステムは自由主義のルールをある面で厳しくしたシステムであると も言えます。例えば無制限なエネルギー使用は環境悪化を招きますから使用量に 応じて段階的に税率の上がる環境税を導入してエネルギー使用量を抑制すると同 時に、これを財源としてエネルギーのグリーン化を進めるのです。これはエネル ギーコストが上がることなので経済にある程度のブレーキを掛けますが、地球環 境問題に取ってはどうにしても必要になる手法です。経済活動の基盤である地球 環境を守ることは当然のことです。それから環境悪化させるものはエネルギーだ けでなく消費の全てですから消費の全てに対して環境税のような考え方が必要で あることが理解できると思います。よって現在の日本の消費税のように全ての消 費に同率の税金を掛けるのではなく、物の質や量や環境への影響も考えてきめ細 かく税率を決めるのです。もう一つの例としては雇用の確保があります。激しい 競争の中では企業も効率中心に考えざるを得なくなり、その結果合理化をして人 員削減を行なわざるを得なくなります。そして足りない人員は賃金の安いパート 労働者で済まそうとします。景気の良い内はまだ良いですが、現在のように景気 が悪い時期には大量の失業者を出し深刻な社会問題ともなります。競争だけの社 会では好不景気を繰り返す不安定さと混乱は避けられません。何としてもできる だけ安定的な雇用を確保できる仕組みが必要です。これを実現するヒントは過当 競争を防いだり、企業にある程度の雇用義務を課したり、社会全体として雇用を 確保するための基金を持つ等の手法が考えられます。賃金水準を下げてでも雇用 を確保することを優先させるという考え方です。これらの例は実施する程度によ りどうにでも調節可能です。厳しくすれば社会主義に近づくし、甘くすれば今と ほとんど変わりなくなります。その時々の状況により調節すれば良いのです。 少なくてもこのままではこれからの問題は解決できないということは理解でき たと思います。それならば何かをやらなければなりません。現状維持の連続で待 っているだけでは何も解決できません。この国を守るために頑張って欲しいと思 います。今の子どもたちのためにもこれから生まれてくる子どもたちのためにも。 ヨウジ
メールアドレス
パスワード
※書き込みにはメールアドレスの登録が必要です。
まだアドレスを登録してない方はこちらへ
メールアドレス登録
アドレスとパスワードをブラウザに記憶させる
メッセージを削除する
「連載」一覧
オプション検索
利用者登録
アドレス・ハンドル変更
TOP PAGE