連載 #4783の修正
★タイトルと名前
★内容(1行全角40字未満、500行まで)
シュンリー、まだちょっとねぼけ気味みたいだったけど、なんとか事態を察したよ うで、よいしょと立ち上がった。 ドドドドド・・・・ 店内にマフィア達の足音が響き渡る。 そして、やむ。 7人の男達が、同時に足を止めた。 ・・・・シュンリーは、いつのまにやらその後ろ側に、いる。 そして・・・・バタバタと倒れる、7人。 「なっ、なんだぁ」 なにがおこったのかわからず、顔色を変えるリーダー格の男。 いや、カイとフライドさんも、なんだけど。 「見えなかったろうな、しろうとにゃ」 と、オレ様には見えたぜ、とでも言いたげな顔で言う大男。 「衝撃を100%相手の身体にたたき込む突き、蹴り・・・・そして最小限の動きで相手 の攻撃をかわす、眼・・・・だがなにより恐ろしいのは、その身体の小ささより生み出さ れる機動力!」 バキャッ! 「おうっ!」 なにやら熱心にしゃべってる大男のアゴに、シュンリーの垂直飛び蹴りが決まり、 のけぞる大男。 「ぐぐ・・・・訂正しよう、もっと恐ろしいのは、相手の油断に平気でつけ込む、その、 根性!」 鼻血をおさえながらさらに講釈を続ける、タフな大男。 しかし、シュンリーを非難してはいけない。 シュンリーは、はやいとこ、眠りたいんだから! そのまま、大男のみぞおちめがけて、後ろ回し蹴りのかかとが、躍った。 大男、これを余裕の顔で、ブロック・・・・ ズン! あ、金的にめり込んだ。 蹴りが、途中で、軌道を変えて。 たまらず、そこをおさえて両膝をつく大男。 ズン と、そこへシュンリーの左足のつま先が、今度こそ大男のみぞおちにつきささる。 トン、とそのあしを床に下ろすシュンリー。 バキャアァッ!! かえす右脚のハイキックが、大男の、延髄を、蹴った。 やっと倒れることのできた大男くん、立ち上がるはずもない。 ・・・・えぐい・・・・ だが、シュンリーは本気で怒っていたのである。 ・・・・安眠を妨害されて。 「ええい、なにしにきやがったんだてめえはっ! こうなったらしかたねえ」 と言いながら、懐からサヤに収まったあいくち、通称“ドス”をとり出し、そのサ ヤを投げ捨てる男。 「あっ、きさまっ!」 「これだけは使いたくなかったがしかたがねえ、くらえこのガキーっ!」 カイの言葉も聴こえなかったかのように、男はドスの切っ先をシュンリーに向けて 突っ込む。 カイは慌てて、腰の袋から水晶玉をとり出して、それを男のほうへ向けた。 まにあうかっ・・・・? カイは心の中で悲痛な声をあげるが、しかし・・・・ ベキッ! という音ととともに、シュンリーの、地をはうような水面蹴りが、男の右のくるぶ しをとらえ、男をあおむけにひっくり返した。 「ち、ちくしょう! こいつ・・・・」 と、男は立ち上がろうとしたが、その時・・・・ 『ビー! 銃刀法違反者発見、逮捕します』 と、どこからともなく声がひびいて・・・・ 「ギャッ! なんだぁっ!」 突然、男の足元の床に、黒い穴があいた。 「うわーっ・・・・」 あわれ、男は奈落の底へと、吸い込まれるように落ちていった。 そして、穴は消え、あとにはなにごともなかったかのような静けさだけが、残る。 「カ、カイ・・・・おまえさん、いったい・・・・」 ふと、われにかえると、シュンリーの時とは別の感じで驚いた顔を見せるフライド さん。 「とうとう、バレちゃいましたね」 いつものごとく、あはは、と笑ながら言うカイ。 「ぼくはPDF・・・・惑星警備隊の、隊員の一人なんです」 「な、なんだいそりゃ」 「この国・・・・いえ、あなたがたが“世界”だと思っているものは、ひとつのスペース コロニーなんです」 「すぺーすころにー?」 「あ、まぁ、そーゆーこまかいことは気にしないで下さい。どうせ忘れてもらいます から」 フライドさん、なにがなんだかチンプンカンプンみたいだけど、カイくん、構わず 続ける。 「このコロニー・・・・って言うか星の中にも、“警察”のオプションは置いてあります けど、この前・・・・ここでの時間で300年くらい前に、中枢の管理システムがクラッ シュダウンをおこしちゃいましてね」 いやー、こりゃまいった、という感じで頭をかくカイくん。 「それはつい最近、やっと復旧したんですけどね、その間に、中の環境状態がめちゃ くちゃになっちゃったんですよ」 フライドさん、依然ポカンとしてる。 「しかたないんで、こうしてぼくらコロニーの管理者が何人か、直接中に入って、調整 をおこなってるわけな4IG 「はー・・・・」 やっぱりぜんぜんわからないらしいフライドさん。 「この街は苦労しました。あんまりぼくらの手で、目だった干渉は出来ませんから。 シュンリーが来てくれなかったら、ほんとつらいとこでしたよ」 キャラクターが変わったカイ、ちょっとヤなことを言う。 「ま、とにかくこれでこの街は大丈夫でしょうから・・・・ぼくもシュンリーと一緒にい くことに決めました」 と、いきなり言い出すカイ。 「さてと、じゃ、悪いけど記憶をいじらせてもらいますよ」 そう言いながらカイが右手を突き出すと、フライドさんの頭がカックンとたれ、そ のまま壁を背にしてズルズルと座り込んでしまう。 「これでよし。あとはシュンリー・・・・」 ふと、シュンリーのほうを見てみると・・・・ 「あれ?」 シュンリーは、誰もいない空間に向かって身構えたままだった。 「立ったまま眠ってる・・・・もしかして、眠りながら戦ってたんじゃ・・・・」 そーっと、シュンリーの肩に手をかけようとすると、 ビュン! と、情け容赦のない裏拳がとんできたので、カイはバシッと手で受けて、そのまま シュンリーの身体を、やさしく抱え上げた。 「ほんと、すごい衝撃。これじゃ、よく物を壊す訳だ・・・・」 いてて、とカイは手首をくいくい動かした・・・・。
メールアドレス
パスワード
※書き込みにはメールアドレスの登録が必要です。
まだアドレスを登録してない方はこちらへ
メールアドレス登録
アドレスとパスワードをブラウザに記憶させる
メッセージを削除する
「連載」一覧
オプション検索
利用者登録
アドレス・ハンドル変更
TOP PAGE