連載 #4627の修正
★タイトルと名前
★内容(1行全角40字未満、500行まで)
・資料編−−賀茂川の水、双六のさい、山法師、うち文は思うようにならない−− うち文では、何から何までが曖昧である。前述した主な前提四つですらも、 「どうにもならなくなったら廃棄する」事は暗黙のうちに了解事項となってい る。 その中で「リアリティのある舞台背景を作る」は、唯一と言っていい一貫し た信条である。恐らくは直接かかわってこないであろう事象に関しても、思い つくままに書き記している。それは肝心の航空機の設定に始まり、文化、宗教、 歴史等、詳細とはいえないが、無意味なまでに広範囲に渡っている。 なお、これらに記された内容が各資料によっては激しく食い違っていること に疑問を感じる方も居られると思うが、これは、まだ統一した世界観は存在せ ず、各人がそれぞれ自作した資料を出し合っているからである。これらは本編 の構築に際して、徐々に擦り合わされていくことになるだろう。 そんな悠長なことをして、取り返しのつかないことになったらどうするのだ、 という問いに対して、我々は(というより島津は)この一年間の経験から、一 つの回答を用意している。「そのときは、そのときのこと!」 <<リムリース用語の予備知識 第二版>> あ行 ・犬(いぬ) ランディール帝国において、犬は食用となっている。一方、八島においては 犬を食べる習慣がないため、第二次リムリース大戦時に捕虜になった八島人が これを食べさせられたことが八島の逆鱗に触れることとなった。 *イルカ 八島人が食用とする。リムリース大陸人は食べる習慣がない。 *オーリアス ランディール帝国の北西部に位置する自治区。一○九五年の第四次聖征時に 降伏して以来、自治区の地位に甘んじている。気質のせいか優秀な将兵に恵ま れ、オーリアス出身者で構成される臣従一○八師団は臣従師団の中で最強と言 われる。 か行 ・輝光石(きこうせき) 魔道石のうち、反応を起こす際に発光するタイプの総称。従って龍の魂を呼 び起こす石と、飛光機の動力源の石は、全く異なる魔道石である。 *風色の少女(かぜいろのしょうじょ) 若草色の髪と瞳を持つ女性。戦時においてその女性が味方に加われば必ず勝 利するという言い伝えがある。史上、大小合わせて二十前後の、この言い伝え の実例が記録されている。しかしその一方で風色の少女が争いを招くという考 え方もあり、迫害の対象となることがある。また、女性の活躍を全て「それは 風色の少女だったから出来たこと」として特別化することで、女性蔑視の方策 に用いられる場合もある。十三聖紀のジョアン=バイオレットは金髪だが、後 代では風色の少女の一人と考えられている。 ・騎甲師団(きこうしだん) 騎馬と装甲馬車を主戦力とし、兵員の輸送も馬車で行う師団のこと。ランデ ィール帝国の第七騎甲師団が有名。 *救世英雄伝(きゅうせいえいゆうでん) 「地獄の底までファンタジー!」の、リムリース内においての呼称。リムリ ースでは一般的な伝説の一つ。主人公格の五人は、サバリアス出身の地の魔剣 士、シーネ出身の風の屠竜騎士、タングルーム出身の水の騎士団長、グリミー カ出身の天の魔道士、ランディール出身の火の魔道騎士とされる(その固有名 詞は地域及び時代により異なる)。その出身地と職業、属性などから、「五族 協和」を唱えた古代ランディールの創作ではないかとの説も根強い。魔道士・ コトリン=ティクリュードは初代の風色の少女とされる。もっとも本当は赤毛 だったという説もある。 ・共鳴探知(きょうめいたんち) 魔道の軍事的利用法の一つ。魔道念波を索敵方向に広範囲に放つと、魔道石 がわずかであるが反応する。それを探って敵の位置を特定する。この方式だと、 自らもその位置を知られてしまう。 *キリ ランディールにおける通貨単位。国際通貨でもある。一九四○年段階では、 一キリ=十円が目安。政策の誤りから、その後二十年間のインフレで一九七○ 年段階における価値は一キリ=○・一円にまで下落した。 *キル 通貨単位。一九七一年、デノミによって一キル=百キリと定められた。なお 一ヘキル=千キル。 ・ク 我々の世界の「ミリ」と同義。 *クルツ 主にタングルームで用いられる通貨単位。一クルツ=二百円。 ・グリミーカ王国 リムリース大陸の東側に存在する島国。古代魔道の発展した地域であり、近 代魔道に不可欠な魔道石を豊富に有する。 ・硬磁器(こうじき) 通常よりもはるかに強度の高い磁器のこと。一般的に闇色をしている。その 製作には魔道の力を借りる必要がある。 さ行 ・サットヤール王国 大陸西部の大国。保守的で、対外との接触を好まない。 ・磁器探知(じきたんち) 硬磁器は魔道の力を借りて精製されるため、ごくわずかながら魔道力を帯び ている。その波動を魔道によって捜す方法。共鳴探知や反響探知と違って自ら の存在を知られずに行えるが、魔道士のなかでも、レベルの高いものにしか行 えない。 *自治区(じちく) ランディールの占領地区管理政策。その土地の権力者に支配を任せ、税金を 始めとして様々な制限を与えて当地する。人口・規模によって一等〜四等まで の四段階に分かれるが、二十聖紀に入ってから、人口百万以上を持つ自治区を 特等として分類するようになる。 *昇華機(しょうかき) 液化昇華石と塩水を混ぜた際に発生するガスを噴射して飛ぶ航空機。推力調 整が比較的容易であるのと、推力が弱いことを理由に、単座である場合が多い。 魔道を必要としないが、その飛翔時間は最大でも小半刻と短いため、一九四○ 年代に入ると飛光機が主流になった。 ・昇華石(しょうかせき) 塩水と触れさせると、激しい勢いで気化する石。魔道石ではないので、時代 を通して広く用いられている。また、そのガスは水素よりも軽い(!)ため、 飛空艦にも利用されている。 *臣従師団(しんじゅうしだん) ランディールの自治区ごとに、その出身者で構成される師団。 ・聖域(せいいき) 聖族が直轄する、リムリース大陸中央・スレア湖西岸地域。そこに遷都する ことが、大陸の覇者としての証となるため、戦渦にさらされることが多い。 ・聖征(せいせい) ランディール帝国が歴史上、大小九回に渡って実施した、聖域への遠征の通 称。一九一四年の第八次聖征時に初めて聖域までたどりついたが、その支配権 は得られなかった。 *聖族(せいぞく) 古代、リムリース大陸全土を支配していたとされる王族の末裔を称する。具 体的な権力はその歴史の大部分に渡って有していないものの、尊敬の対象であ り続けている。その長は聖王と呼ばれる。 ・聖暦(せいれき) 聖族が大陸全土を統一した時点を西暦元年と定めた、とされているが、実際 のところは不明。百年を聖紀としてまとめている。 ・旋風機(せんぷうき) 旋風石を動力として飛ぶ航空機。飛光機よりも安定した推力が長時間に渡っ て得られるため、一九六○年代から主力航空機の座を獲得した。ただし、その 利用にあたっては、極めて質の良い硬磁器性の噴射口が不可欠である。また、 飛光機や昇華機と違い、反応時に爆音を伴う欠点がある。 ・旋風石(せんぷうせき) 魔道石の一つ。反応させると風を起こす。 た行 ・タレード 一タレード=一・七四センチメートル。 ・タングルーム民主主義人民共和国 リムリース大陸北部に位置する国。もとは王政だったが1917年の「大変 革」によって政治体制が一新され、誕生した。その際、首都を金の魔神が封印 されているトゥアーザに遷都した。 ・刻(とき) 時間の概念。一刻は二時間。一時間を半刻、半時間を小半刻、十五分を四半 刻と称する。また、午前○時が明け一つ、午前二時が明け二つ、以下午前十時 の明け六つの次、正午を暮れ一つという具合に時間を区切る。 ・テル 重さを表す単位。一テルは一・三グラム。同じく重さを表す単位にミュラス (一ミュラス=六十八キログラム)もあるが、テルほど一般的ではない。 ・天地八魔神(てんちはちましん) 世の中を司る八体の魔神の総称。天の四魔神(水、火、風、土)と地の四魔 神(月、星、陽、金)に大別される。この概念はリムリースの根幹をなすもの であり、暦にも応用されている(一週間はこの八つに天、地を加えた十日間)。 また、人間にもそれぞれこの八つのどれかの属性を持つと考えられている(ご くまれに、天あるいは地の属性を持つ者もいる)。それは魔道を使う際にも影 響を与えている。これは我々の血液型と同様、両親から受け継ぐのであるがそ の組み合わせが非常に複雑であるため、体系づけされた理論を解明した者は一 九聖紀に入るまで現れなかった。 *天風(てんぷう) 八島製の飛光機。古代魔道とも近代魔道とも異なる力を持つ輝光石を用いて 飛翔する。 な行 ・ナイータ 大陸のやや東寄りに位置する国。ランディールとの併合と独立を繰り返して いる。 は行 ・反響探知(はんきょうたんち) 反響石を通じて魔道波を放射させることによって敵を探索する方法。この魔 道波は何か物体にあたると跳ね返ってくるため、それによって位置を特定する。 魔道力の有無を問わないが、地上では余り役に立たず、専ら海上や空中で行わ れる。これを行うと自らの位置を逆探知される可能性もある。 ・反響石(はんきょうせき) 魔道石の一種。反響探知に用いる。 *飛行艦(ひこうかん) 木製装甲で気嚢を覆った飛行船のこと。気嚢には昇華石のガスがつめられて いる。昇華石ガスは水素よりも軽いため、船体は我々の世界の飛行船よりもコ ンパクトになっている。推進力としては、昇華石だけでなく、輝光石や旋風石 も併用される。 6−4へ
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