連載 #4527の修正
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治安隊のホバークルーザーじゃ、デカ過ぎて路地には入れない。が、奴 らは遠巻きながらも正確な狙いで倉庫を攻撃してくる。 「畜生ッ。どんどん増えて来るじゃないよ!」 「リン、俺が援護する。医者ァ連れて先に行けッ」 「あんたはッ!?」 「足を挫いたらしい。これじゃ単車に乗れねぇから・・・・」 「ったく・・・・しょーがない奴だねッ」 「俺の単車なら荷物も医者も乗る。早くッ」 「少し時間を下さい。応急処置をします」 いいながらカミノは馬鹿でかい診療用の鞄から素早く包帯を取り出すと、 慣れた手付きで添え木を当ててくれた。リンはイライラと舌打ちをすると、 銃を仕舞いながら俺の単車を起こし、鞄を抱えたカミノを荷台へ引き摺り上 げると同時にエンジンを掛け、「ぜったい戻って来るンだよッ」と一言浴び せると、豪快に吹かして倉庫を飛び出した。 添え木のお陰で足が使える。俺はリンの単車を引き起こして飛び乗ると、 奴らのすぐ後に飛び出し、治安隊の前を掠めて、リンたちとは反対側の路地 へ飛び込んだ。 通り越しに伴走する治安隊が、野次馬と家々の間を縫って撃ち込んで来る。 いい加減奴らのしつこさにイライラしてきた俺は、腿を貫通した一発にとう とうキレた。 「てめェらァッ」 死に物狂いの加速でブッちぎり、奴らの目の前に飛び出すと、構えた銃で 瞬時に先頭の五台を総ナメにし、後続の七台全てが瓦礫と化した先頭集団に 突っ込んで炎上すると、さっき受けた傷か、倉庫に突っ込んだ時の痛みのせ いか、唐突に目の前が真ッ暗になった。
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