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地球全体の気象に大きな影響を与えるアジアモンスーンを四地域で長 期観測してその役割を解明しようという計画が、日本の気象・水文研究 者(代表・安成哲三筑波大教授)の提唱で動き出した。研究者らはその 費用の一部を来年度の予算に組み込んでもらおうと走り回っている。 アジアモンスーンはユーラシア大陸と熱帯太平洋地域で、夏に海から 陸に向かって吹く季節風。強い日射を受けて温まった陸地に上昇気流が 発生する。そこへ海上で大量の水分を含んだモンスーンが吹き込み、雨 となって降り注ぐ。 しかし、雨の発生過程、蒸発量、反射熱、ヒマラヤ・チベットの雪の 役割などに加え、アジアモンスーンに大きな影響を与えているシベリア 温暖化などについて、はっきりしないことが多い。 そこで安成教授らは(1)タイとマレーシアで、熱帯降雨の特性、雨期 ・乾期の土壌水分量及び蒸発散量の変化(2)中国淮河流域で梅雨前線の 降雨システム(3)チベット高原で雪氷圏(4)シベリアの永久氷土地域で温 暖化のメカニズムを、それぞれ地元の学者と共同観測・研究することに した。 研究は五年継続で費用は20億円の予定。こうした調査費はこれまで 米国に頼っていた。今回、研究者らは「地球科学部門で日本で提唱した 初の国際観測。日本の異常気象解明にも役立つ」として文部省などに理 解と支援を求めている。(95.07.21 朝日新聞朝刊) 今後の地球温暖化と異常気象との係わりを把握するための基礎研究に もなる観測だと思います。やはり科学者の間でも最近の異常気象の頻発 は危惧されていたのですね。(^。-) Mary(マリア)
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