連載 #4371の修正
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>【地球環境】二酸化炭素の量が温暖化の原因ではない 細田 >★内容 > >大気中における現在の二酸化炭素の濃度は0.03%(300ppm)で、こ >れが21世紀になればどうも確実に2倍になるらしくて、その場合の一般的な >理論値としては「平均1.5〜4.5度、温度が上昇する」ということになる >らしいです(場所によってはさらに温度が上がり、極地の氷が溶け始める、と >か)。しかしそれは本当なのかなぁ…。 > >で、こんどはある学者の説として、こんなのを引用してみましょう。『二酸化 >炭素問題ウソとホント』(小島紀徳・著/アグネ承風社/2266円)。 > >(引用はじめ) >(前略)二酸化炭素濃度が二倍になると、温度は1.5〜4.5度C高くなる >と計算されているが、この値には幅があることも事実である。温室効果ガスの >働きだけを考えれば推定はさほど難しくはない。しかし、気温が上がれば、た >とえば大気の水蒸気濃度は増えるものと思われる。水蒸気は温室効果ガスであ >るが、雲をつくる原因にもなり、雲は太陽光線をさえぎるので、地表を冷やす >働きがあるため、その効果のどちらが強く働くのかは明確にはわかっていない。 >(中略)温室効果は光のある波長(特性波長)を吸収することにより起こる。 >したがって、その波長を吸収しおわってしまえば、もう温室効果は起こらなく >なる。二酸化炭素が、他の微量ガスに比べて濃度あたりの温室効果が小さいの >は、すでに大気中に300ppmもの濃度で存在し、その特性波長を相当吸収 >しているからである。 >(中略)二酸化炭素濃度、あるいは温室効果ガスの濃度が上がったから暖かく >なったわけではない? という考え方がある。(中略)つい最近の百年間を除 >くと、この二万年の間に二酸化炭素濃度は200ppmから290ppmにな >った。気温は10度C近く上昇している。16万年前から14万年前までにも >同じような変化が見られる。 > 一方、百年単位での温度変化は、図1・12に見られるように(引用者注: >「過去百年間の温度変化(1951〜1980年の平均気温基準)と太陽の黒 >点数の変化[石川 1990]」という資料が、同書P26に掲載されていま >す)二酸化炭素が290ppmから350ppmまで上昇しているのに、温度 >変化は1度Cにも満たない。もちろんこのときの二酸化炭素濃度の上昇は主と >して(実はこの点に対しては第2章[引用者注:「温室効果ガス放出量の削減 >と地球の炭素収支」の章]で議論する)化石燃料からのものであり、原因はは >っきりしている。 >(引用おわり) > 同書P23〜25 > > > やたら「(中略)」が多くて申し訳ないのですが、引用に不適切な部分があ >るようでしたら、書店や図書館などで当該書をご確認のうえご反論いただけれ >ば幸いです。 > > しかしびっくりするのはその表のほうで、実に見事に「太陽の黒点数の増加 >」と「最近の平均気温の上昇」が連動しています。太陽の黒点の数が増えたの >は別に人間の環境破壊のせいとはとても思えないし、「二酸化炭素が増えても、 >冬はやはり寒い」(同書P26より)わけですが、ここらへんどう解釈が可能 >でありましょうか。 まず、「二酸化炭素濃度が二倍になると、温度は1.5〜4.5度C 高くなる」というのは地球環境にとって重大な意味を持っています。前 に言いましたように年平均気温が10年間で0.1度以上上昇すると生 態系はその変化に付いて行けないと言われているからです。 それから、気温が上がれば水蒸気が増え雲が増えるので太陽光線をさ えぎり温室効果をある程度相殺するのではないかという不確かな説があ るということですが、「生命40億年と熱帯雨林」でも言いましたよう に、原始の地球でも大量の雲がありながら炭酸ガス濃度による温室効果 が強力に働いていました。いずれにしろ程度の差こそあれ炭酸ガスによ る温室効果は確実に進行します。 更に太陽の黒点数の増加は平均気温の上昇と係わりがあるというお話 ですが、これも温室効果の存在を打ち消すものではありません。逆に両 者の効果が合わさり、より酷い平均気温の上昇を引き起こすことになり ます。 また、平均気温上昇による大量の森林の立ち枯れは、光合成生物の減 少を意味しますから、これは更に地球温暖化を加速させ、生態系の壊滅 的な破壊への引き金になり兼ねません。 このように炭酸ガス濃度の上昇による温室効果はけっして侮れるもの ではありません。炭酸ガスの排出量は急には削減できません。また、森 林の成長にも長い年月が必要です。できるだけ早く産業経済の構造を省 資源・省エネを中心としたものに改める努力を始めると同時に、炭酸ガ ス濃度を引き下げる働きをする森林(緑)の保護・増殖を積極的に推進 することが必要です。 Mary(マリア)
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