連載 #4369の修正
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>この資料が適切なものかは不明ですが、二酸化炭素の固定化(酸素の供給量に >関してはよくわかりませんが)にはたす諸環境のデータを、ここに示しておき >ます。『地球・人類・その未来』(小島覚・著/森北出版株式会社/1530 >円)からの孫引きですけど。表はP66に掲載されています。 > >(引用はじめ) >[地球の主要な生態系の物質生産量] >---------------------------------------------------------------------- >生態系 面積 |純生産量 | > (106km2)|単位面積あたり |総量 > |乾重g/m2/年 |109t/年 > |(カッコ内は平均)| (乾重) >---------------------------------------------------------------------- >熱帯雨林 24.5 |1000-3500(2000) | 49.4 >温帯林 12.0 | 600-2500(1250) | 14.9 >北方系針葉樹林 12.0 | 400-2000( 800) | 9.6 >疎林および低木林 8.5 | 250-1200( 700) | 6.0 >サヴァンナ 15.0 | 200-2000( 900) | 13.5 >温帯草原 9.0 | 200-1500( 600) | 5.4 >ツンドラ 8.0 | 10- 400( 140) | 1.1 >砂漠および半砂漠 42.0 | 0- 250( 40) | 1.7 >耕作地 14.0 | 100-3500( 650) | 9.1 >沼湿地 2.0 | 800-3500(2000) | 4.0 >湖沼および河川 2.0 | 100-1500( 250) | 0.5 >【全陸域合計】 149.0 | ( 773) |115 > | | >外洋域 332.0 | 2- 400( 125) | 41.5 >大陸棚・湧昇海域 27.0 | 200-1000( 360) | 9.8 >藻類床・珊瑚礁・汽水域 2.0 | 500-4000(1800) | 3.7 >【海域合計】 361.0 | ( 152) | 55 > | | >【全地球総計】 510.0 | ( 333) |170 >(Whittaker,1975より) >(引用おわり) > > この表から、たとえば次のようなことがわかります。 > >1)熱帯雨林の物質生産量は単位面積あたりでは沼湿地及び藻類床・珊瑚礁・ > 汽水域と同程度であること。 >2)総量としては海域合計よりも「熱帯雨林+温帯林」の物質生産量のほうが > 多いこと(これが即「酸素供給量」ということになるのかな?)。 >3)外洋域はツンドラ並の生産量しかないが、とにかく面積があるので総量と > しては熱帯雨林に次ぐ量を生産していること。 これは植物の光合成と炭酸同化作用による有機物の生産量という意味 合いだと思います。この表では熱帯雨林は全地球の29%しか生産して いませんが、これは炭酸同化作用の分が含まれているからではないでし ょうか。光合成の分だけで計算すると1年中温暖で日光の強い熱帯雨林 が半分近くに達するのでしょう。光合成の分の物質生産量は酸素の供給 量と比例するので、「現在大気中に含まれる酸素の半分近くはこの熱帯 雨林で作り出されているということです。」を裏付けることになります。 >しかし、繰り返しますが熱帯雨林にしても海洋にしても、問題となるのは「酸 >素の供給(量)」ではなく、未来への(人間的な視野の狭さからではない)、 >進化のための遺伝子資料として意味がある場所だと思います。 熱帯雨林を中心に森林が地球環境にとって重要な役割を果たしている ということを認識することが大切です。 植物の重要性が炭酸ガスだけでないということは後述します。 Mary(マリア) P.S. 細田さん、貴重な資料の提供有難うございました。今回のあな たのメッセージであなたがこの問題を真剣に考えていらっしゃ ることが解りました。でも、転載は事前に一言言って欲しかっ たです。ですけど、そういうことなのであの転載は許可します。
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