連載 #3621の修正
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小選挙区制は民意を正しく吸い上げない。それは他の多くの民意を切り捨てて 集合するからだ。ここではその民意の歪みの証明をして見る。 今仮にA,B,C,D4つの民意があり、その人数の割合がそれぞれ4,3, 2,1であったとしよう。それぞれの民意は様々なニーズの集合と考える。この 4つの民意は4つの政党に当たる。そして小選挙区制のもと選挙を行って見よう。 1.民意のバラツキが全選挙区で一様になっていると仮定した場合。 この場合の選挙結果はA政党が100%の議席を獲得して権力を独占する 。3+2+1=6つまり60%の民意は切り捨てられ、切り捨てられた60 %の民意はそのままA政党に上乗せされてしまう。 2.民意のバラツキが選挙区間で異なり、それぞれの政党が勝てる選挙区の割合 が、A=70%、B=25%、C=5%、D=0%だった場合。 この場合の選挙結果はそのままA政党が70%、B政党が25%、C政党 が5%の議席を獲得する。つまりA政党は40%の得票率で70%の議席を 獲得して2/3以上の絶対多数となり権力を独占する。そしてB政党は5% の民意が切り捨てられ、C政党は15%の民意が切り捨てられる。そしてD 政党は全ての民意が切り捨てられ政党は壊滅する。全体としては30%の民 意が切り捨てられ、切り捨てられた30%の民意はそのままA政党に上乗せ されてしまう。 このように小選挙区制のもとでは第一党以外の民意は大きく切り捨てられ、第 一党の民意は誇張され、全体として民意は大きく歪められる。だから例えば、あ る重要政策を実行するかどうかという場合、本当は60%のB,C,D政党が反 対して否決されるはずなのに、40%のA政党が70%の議席を占めるため可決 されてしまう。2/3以上の絶対多数であるため衆院単独で法案を成立させるこ とも可能である。これは議会の多数決の原則には則するが、民主主義の原則には 反することを示している。 少数の民意にも少数の権利があるのだ。Dの民意は本当は10%の議席として 国会に反映されなければならないのだ。B、Cの民意も正しく国会の議席として 反映されなければならないのだ。そして政策の決定に大きな影響力を持たなけれ ばならないのだ。 小選挙区制はこのように民意を歪め、与党に権力が独占され易い制度である。 この上、癒着による政治資金はほとんど与党に集まるから、より一層権力の独占 を招き易い制度であると言える。小選挙区制は民主主義の破壊に繋がる危険な制 度であると言える。 補足説明 今小選挙区比例代表並立制は、比例区部分では民意が正確に反映されるが、そ の割合が200/500であるため、民意は40%に圧縮されてしまう。 ヨウジ
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