短編 #1261の修正
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旧題『日記』 1982.8.25 私はとってもさびしい。私をのけばほかのすべてが機械なのだ。 世の中の人間という人間がほろび、私に生きている人間がいるように みせかけているのだと考えるようになってしまった。 このままでは頭がくるいそうだ。そうだ。一人だれかを殺して機械か 本当の人間か知る必要がありそうだ。一人ぐらい殺し、しょ刑されて 死ぬほうがくるい死するよりずっとましだ。 しかしどうせなら使えそうもない老人を殺した方が世の中のために なりそうだ。 大通りに出て条件にかなう老人がいた。ライフルによる「バキューン」 という爆音と共に老人は息だおれた。 老人は機械ではなく赤い血を吹き出していた。 わたしはしょ刑されることとになった。しかし私はさびしくない。なぜなら すべてが人間であることを知ったからである。私は死んだ。 今までの記憶を取りかえて新しく私が生まれた。 殺された老人の日記にはこう書いてある。 「私は最後の人間である。どうしてもさびしくて仕方がないので、一億 ほど機械の人間を作り、今までの人間が感じていた感情を持たせ、彼ら に死をも与えた。死ぬと古い記憶の部分だけ取りかえられるように作った 」と・・・。
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