短編 #1260の修正
★タイトルと名前
★内容(1行全角40字未満、500行まで)
みなさん、こんにちは。 特に新味があるというわけでもありませんが、相変わらず、余り良く書けてい る 文章ではありませんが、もし、よろしければ、読んでみて下さい。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 「ある夏の日の午後の話」 ミーン、ミーン、ミン。 「あぁ、だるいぜ」 男は公園のベンチにもたれかかり、だれていた。 そう言えば、俺は何をやっているのだろうか? 男は思う。最近の数年間、会社と家と、単調な往復を繰り返しながら、た だ過ぎていく毎日・・・このままで本当にいいんだろうか?そんなこと、思 ったりもする。と、そんな時、 「ねぇ、そこのおじちゃん、鞠、取って!!!」 「ん?」 ふと見ると、4〜5歳位の小さなかわいい女の子がこちらに向かって走って 来るではないですか。立上がり、足元をよく見ると、確かに鞠が落ちていま す。 ・・・が、しかし、俺はまだ20代だ。 お兄ちゃんと呼べ、こんガキぃ。 そんなこと考えながら、 「ねぇ、お嬢ちゃん、分かったけど、僕はおじちゃんじゃなくて、まだ、 お兄ちゃんだよ。」 「じゃ、おじちゃんじゃなくて、お兄ちゃん、その鞠取って。」 「分かった、分かったよ。」 男が鞠をとって、駆け寄って来た女の子に手渡します。 「ありがとう。」 鞠を受け取り、女の子は元気よく、お礼を言いました。そして、ベンチに腰 掛け、 「だけど、お兄ちゃん、さっき、元気なかったね。何か、あったの?」 「あぁ大人になるってことは、色々な物を失って行くってことだからな。」 子供の頃、抱いていた夢と現在の冴えない現実のギャップに、男が答える と、 「そうなの?」 女の子が心配そうな目で見て来ます。 だが、その時、男は建物の設計の仕事をしているのだが、今まで自分が手掛 けた建物とそれらの仕事をやり終えた時の達成感を考えると、 「いや、違うんだ。そうじゃない。大人になるってことは何かを失っていく ことじゃない。というより、何かを失っても、逆にもっと素敵な物を得て行 く。そんな物なのさ。」 「クスッ、変なお兄ちゃん。じゃ、鞠、取ってくれてありがとう。あたし、 もう行くね、バイバ〜イ。」 女の子はそう言って立上がり、元の来た方角に、走り去って行きました。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ホームページアドレス http://www2s.biglobe.ne.jp/~MASA/index.html http://kigaru.gaiax.com/home/masaemon http://www.nettaxi.com/citizens/masa1415/index.html http://www.geocities.co.jp/Technopolis/6856/index.html PRODUCED BY M.YAMADA
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