短編 #1178の修正
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妄執−片恋歌・7− 想いという名の白き蝶 飛べぬというなら 死ぬがいい 私はたぶん望んでいる おまえが手の中で冷たくなるのを そぼ降る雨に濡れた夜があった ガラスのように砕けた夜もあった 通り過ぎる男たちは それぞれにしるしを刻んで けれども あの人は サイバースペースを気まぐれに漂うだけで 何もしてはくれない ハンドルを呟いてみる 答えがないと知りながら 冷たいディスプレイに手をあてる 無機質な想いを 紛らわすために 夜毎に行われる秘やかな儀式 こんな私を あの人は知らない 昇れ昇れ 立ち止まるな どんどん昇れ 後ろは見るな 冷たく薄い空気に喘いでも 決して降りてはならない 罪人はみな 天空の柱に縛られるのだから 恋は もうじき修羅となる りりあん
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