短編 #0269の修正
★タイトルと名前
★内容(1行全角40字未満、500行まで)
大西洋のうねりが陸地に近づいて何度も波音をたてる。 海沿いを通る州道の明かりが白く泡立つ渚だけを見せていた。 ジーン・エイゼルはそんな夜をほのかな光しかないレストランからウィンドウを 透して見ていた。外からの音は何も聞こえない。彼女の前には赤いグラス中で光 るロウソクとカルフォルニア産の白ワインが、水滴をつけたグラスに半分ほど残 して、それをいれていた空瓶があった。食事はとうに終わっていた。 カープールに目をやるとまちまちに並んだ車達がいて、それを見せる窓の前では プエルトリコ人の男女がささやき合っていた。 ヘッドライトの光の帯を左右に振り、一瞬店内を照らしてプールに古いシボレ ーが入ってきた。まもなく、店内にサングラスをかけアロハにバミューダをはい た男が入ってきた。暗い店内にも関わらずどこかにぶつかる事もなく、真っ直ぐ にジーンに向かって歩いている。 「リチャード、見つかったの?」 彼女の言葉に何も答えず、テーブルに着くとサングラスをとってその形どうりに 残った白い肌を見せ、その中にある深いブルーの瞳が不可解な笑みを浮かべてい た。テーブルに着くときに動かした空気に潮の香りが移って今ごろになってジー ンの鼻をくすぐった。 「こいつが『水底の天使』だ」 リチャードは一枚の写真を胸ポケットから取り出し、ジーンに渡した。そこには 青い水の中で白いサンゴの海底から大理石の台座に立つ光輝く彫像があった。 「これってまさか、」 「そう、」 「ションベン小僧!」 店内にはカリプソが流れていた。 P.S 前回、UP失敗しました。すみません。
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