短編 #0261の修正
★タイトルと名前
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ミーン、ミーン、ミーン、ツクツクボーシ、ツクツクボーシ、 スイチョーン、スイチョーン、スイチョーン、 ゲロゲロゲロ、ケロケーロ、ケロケーロ 「おにいちゃん、お水が飲みたいよ・・・」女の子は男の子に言いました。 「うーん、少しだけならいいよ」男の子は持っていた水筒を女の子に渡しました。 「わーい、おにいちゃんありがとう」女の子は男の子から渡された小さな水筒を ごくりと飲みました。 「おにいちゃん、これ、泥が入っているよ」女の子は口から泥をぺっと吐きまし た。 「ああ、ごめんよ、さっき池に落ちたときに泥が入ったのだよ」男の子は持って いた水筒をひっくりかえしました。 水筒の中からはたくさんの泥が出てきました。 「さあ、ちょっとぐらい水なんて飲まなくても死にはしないよ」男の子は女の子 の手をぎゅっと握りました。 「そうだね、おにいちゃん」女の子はにこりと笑って、かごの中のかぶとむしを 軽くゆさぶりました。かぶとむしは驚いてかさこそ動いています。 「おにいちゃん、足が痛いよ」女の子は、少し歩くと足が痛いと言い出しました。 「大丈夫だよ、お家に帰れば痛くなくなるさ」男の子は女の子の足をちらりと見 てから、言いました。 「うん、そうだね」女の子はにこりと笑って、かごの中のかぶとむしを軽くゆさ ぶりました。かぶとむしはいくらゆすっても動こうとはしません。 「かぶとむしさん、死んじゃったね」女の子はかごの中のかぶとむしを見ました。 「そうだね」男の子は女の子とかぶとむしを見ました。 「こんなことなら、かぶとむしなんてとらなければよかったね」男の子は干から びたかぶとむしの死骸を見て言いました。 「そうだね、かぶとむしなんてとらなければよかったね」女の子も干からびたか ぶとむしを見て言いました。 「おにいちゃん、早くかえろうよ〜」女の子は言いました。 「大丈夫だよ。もうすぐかえれるよ」男の子は女の子に言いました。 「そうやっておにいちゃん、ずっといってるよ」女の子は言いました。 「足さえあれば、いつかかえれるさ」男の子は女の子の見えない足を見て、言い ました。 かぶとむしにとりにきた兄妹が池の中で死んでいたそうです。 ミーン、ミーン、ミーン、ツクツクボーシ、ツクツクボーシ、 スイチョーン、スイチョーン、スイチョーン、 ゲロゲロゲロ、ケロケーロ、ケロケーロ、 「おにいちゃん、お水が飲みたいよ・・・」 $フィン
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