短編 #0200の修正
★タイトルと名前
★内容(1行全角40字未満、500行まで)
友人Aとはじめて夜の街で遊んだ。そのあと行き場のないわたしたちは拾われて、 男の子ふたりについていった。わたしたちは男の子のアパートで、日が昇るまでの 短い時間、こたつでポーカーをした。負けてビールを買わされた。それだけでとに かくわたしたちは家に帰った。それだけのはずが、男の子のひとりが気になってい た。会いたくて夢にうなされて、気のない友人Aにまでいらぬ嫉妬をした。わたし の好きになった人は、あの繁華街の裏側の古いアパートに住んでいた。それしか知 らなくて、何度もそのアパートに行った。いつもいなくて置き手紙をしたら、電話 がかかってきた。二度目の電話のときはこちらからしてデートの約束をした。当日 電話をしたら、気のない返事をされてすっぽかされた。あたまがくらくらして、何 度も乗った電車を三度も乗り間違えて帰った。そしてそれっきり。だけどアドレス 帳を替えるたび、その使わない電話番号をきちんと書き写した。時々、間違い電話 のふりをしてかけた。今ではその回線も“現在は使用されていません”と、アナウ ンスが入る。六年もたつので、わたし以外の三人はきっともう覚えていない。あの 時、あの人はこたつで、アンプに繋がれないエレキギターを、古い洋楽に合わせて 気持ち良さそうに弾いた。聞くと“テレヴィジョン”の曲だと言った(わたしは知 らなかった)。Aはトランプを配るのが上手だった。部屋にかかっていた派手なシャ ツを合方の男の子が笑った。わたしの手元に一枚だけ、後日探して買ったテレヴィ ジョンのCDがある。そんなにいいとも思わなかったので、あまり聴いていない。 おわり
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