短編 #0187の修正
★タイトルと名前
★内容(1行全角40字未満、500行まで)
疲れた。何もかも。人間関係だとか義務だとか責任だとか。何故みんな、自分で 自分を縛るような真似をするのだろう。社会制度の多くは合理的でもなければ仕事 の効率を高めるためのものでもない。ただ縛られることを望み、縛ることに悦びを 見出す。とんでもない変態野郎ばかりだ。 もう三十分もすれば俺も家に帰り、食卓でニコヤかに自分の役割を演じる。ザマぁ ないや。俺も縛られてる、いや自分を縛っている。一度動き出したら惰性で揺れる ブランコのように、止まることを恐れ漕ぎ続けるブランコのように、俺は演じ続け る。誰のために?少なくとも俺のためじゃない。 はみ出さないよう演じるのは自分の為だろうって? 冗談言うなよ。はみ出して 困るのはヤツらの方さ。俺が困るとしたらヤツらの理不尽な報復、ヤツらは制裁と 言うだろうが、ヤツらの理不尽な報復を受けるからだ。ヤツらは自分たちが為し得 ない反逆をする者が羨ましくて妬ましくて憎いんだ。 もう疲れたよ。何もかも。だけど俺は演じ続けなければならない。家族のために。 家族を悲しませたくないために、俺は自分を殺して演じ続けなければならない。ザ マぁねぇや。……フッ、大人になったってことかな、これが。なりたくはないよな、 大人になんて。 「研ちゃーん、ご飯よぉ」ちっもう再演の時間か。仕方ねぇ、幕は上がったようだ。 「はぁい、ねぇねぇ今日のオカズは何? 僕ねぇハンバーグが良いなぁ」 (お粗末様)
メールアドレス
パスワード
※書き込みにはメールアドレスの登録が必要です。
まだアドレスを登録してない方はこちらへ
メールアドレス登録
アドレスとパスワードをブラウザに記憶させる
メッセージを削除する
「短編」一覧
オプション検索
利用者登録
アドレス・ハンドル変更
TOP PAGE