短編 #0001の修正
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つないだ手が冷たかった。 一緒に旅をするのは久し振りね、そう言って笑って、さみしくなった。 もう一度、手を、つないでみる。 つなぎなおして途方に暮れる、この人の気配はこんなに冷たかったかしら、こ の人の気配はこんなにさみしかったかしら、この人の気配はこんなによそよそし かったかしら。 このままずっと途切れた空間に住むのでなく、今ここで何かをしよう。戻して しまおう、いつもの様に。それとも、別れて過ごそうか。 二人で夜のバスに乗る。 通り過ぎて行く夜の闇。身を委ねる。黙っている。すぐ隣に座っていても、見 知らぬ他人になってしまいそうで、こわくて顔を見ずにいる。ずっと。 いつかこんな夜が来るだろうと思っていた。 いつかこんな夜は去るだろうと思っていよう。 手を、みたび、つないでみる。握りしめてみる。 まっすぐに、その瞳を、見つめながら。 了 1993.3.18.21:25 3.31.23:50
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