空中分解2 #2860の修正
★タイトルと名前
★内容(1行全角40字未満、500行まで)
《20代おんな心の謎》5 謎を解いて ここから初めて読んだ人へ。 謎があるんです。解けない謎が。それでだらだら書きついでいる んです。 えーと。男女4人で 長崎県の廃虚と化した離れ島軍艦 島にいったんですが、8年前に。。。 ±±±±±±±±±±±±±±±±±±±±±±±± 物珍しさも手伝って、上陸してからあちこち、きょろきょろ見る わ走るわで4人ともおおはしゃぎしました。 ÷÷÷÷÷÷÷÷÷÷÷÷÷÷÷÷÷÷÷÷÷÷÷÷ あちこち走り回るうちに、写真を撮りたい二人と、絵を描きたい 一人と、別行動をしたいと言い出しました。このさい二手に分かれ ることにしました。僕と「画学生」。Sと「カメラ美女」の組み合 せで分かれました。 僕は「画学生」とともに学校に行きました。 学校は元の中学校のようでした。体育館とか、校舎とか、まだで きたばかりの新しい姿のまま廃虚になっていました。どの空間にも 人間、はぼくら以外にいません。最初のうちはうきうきしました。 かつては厳粛な秩序に彩られていた学校施設を、僕らはほしいま まに歩いている。体育教官室、職員室、理科教室、どこも自由に入 れるのだ。もちろん教室のどの学級でさえも。 いくつものドアを開け、いくつもの階段を登り、いくつもの下駄 箱の蓋を開きました。そうして校舎の四階にたどりついた時のこと です。その階の教室に入りました。「画学生」は好奇心の虜になっ て先に入りました。僕も続いて入りました。 すると、その教室の黒板に 「みなさんいつまでも元気で、さようなら」 「昭和43年」 というチョークで書いた字が残っていました。黒板一面に寄書き が残してありました。 ここで最後の授業をして、別れていった当時の子どもたちが書い た字がそのままあったのです。 それをみたとたん、僕はそれまでのはしゃいだ気分が突然になく なってしまった。 絵をかくわ。と張り切っていた「画学生」も絵をかく気持ちを失 ってしまったらしい。 なんだか気持ちが悪くなってきたのでした。 ここに字を書いた当時の子どもたちは、もう、この島に誰もいな いんです。それなのに字だけが残っている。 教室の中を良くみると、黒板の字だけじゃない。上履き入れをか けるコーナーには、名前を書いた布製の袋が、クラス全員分かけっ ぱなしになっていたり、先生の机の中には、クラスの名簿がしまっ たあったり、 なんちゅうか。 さっきまでみんないたのに、突然、消えてなくなってしまった。 そんな変な気持ちになったのでした。 「なんか気持ちが悪い」 「誰かがどっかから見てるみたい」 そう、思い始めると、気色の悪さがどんどんどんどん 広がって 行くのでした。 画学生はスケッチはじめたばかりなのでしたが、やめて周囲を見 回しました。 強い海からの風が、ときおり教室の窓をたたいて、びっくりさせ ます。僕も心細くなってきた。 怖い。 そんな感情が原因で、二人でしっかりと手をつなぎました。そう でもしなけりゃ、突然に襲いかかってきた気色の悪さから逃れきれ ませんでしたから。 手をつないだまま、急いで学校から脱出することにしました。は やく二人と合流しよう。そのことだけを考えました。 (以下次回につづく)
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