空中分解2 #2564の修正
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なんとなく、言葉には出さないけれどわかる、という事があります。 神経細胞の処理速度は、電子計算機の素子のスピードに比べると遥かに 遅いのですが、沢山の神経細胞が一斉に寄ってたかっては仕事を進める ので、未だに電子計算機にはかなり困難な処理をやってのける事が可能 です。例えば、「モノを見て何かわかる」とか、時には「何か変だな」 と感じるといった事であります。そして、それは、学習や合理的な理論 による裏打ちで一層優れたものになります。 私の大学時代の恩師の御言葉ですが、流行のきざしを見せた人工知能 に関して即座に一言、「君達がやった方が安い」。学生一同「ガクッ」 ときたのですが、言われてみればその通りで、ジェット旅客機の飛行を 全自動化すれば(人工衛星打ち上げを御考え下さい)、コスト即ち運賃 は現在の10倍になるという事です。並列処理で複雑な推論を行なおう とするならば、推論の過程の正当性の検証が甚だ困難であるのみならず、 「論理の競合」といった現象をさばいていくのに、その分野の専門家が お守りしていなければなりません。いわば法律の条文の集合体ともいう べきもので、現実の世界の法律をみても、整合性を保つのに法律家の方 が日夜御苦労されているのを目にします。 ヘビースモーカーは吸わない人に比べて、肺癌のリスクは10倍以上 、心筋梗塞のリスクは3倍以上になりますが、実際の死亡率は心筋梗塞 によるものの方が絶対値は大きい、という事は常識です。にも関わらず 「タバコ=肺癌」という図式のみが注目を浴び、また、吸った自分自身 が責めを負うのだから、と喫煙を肯定する論理もございます。いわゆる 「OWN RISK」という考え方ですが、タバコの害は、肺癌その他 の悪性新生物・心筋梗塞だけではなく、タバコによる火災による死亡者 の方も負けず劣らず多いのであります。これは、吸っている方だけでは ございません。周りの方も巻添えを食います。そして、喫煙の果てに、 健康を害された場合、療養費の拠出のみならず、家族の方の間接費用も またかさむのであります。本当の「OWN RISK」とは、「健康の 自己責任」をしっかりと自覚している事をいうのではないでしょうか? なんとなく、わかっていただけたでありましょうか・・・・・
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