空中分解2 #2169の修正
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§3 山田太郎はその家族と一緒に、ひさしぶりの我が家の前に立って いた。長い三ヵ月以上にもなる休暇を月で過ごしいまようやく帰っ てきた所なのだった。 こうして帰ってくるとまず一番先に、留守番に残しておいたサー ビスロボットのロビンが出迎えてくれるはずだったのだが、そんな 気配は全くなかった。 それどころか、もう暗くなっているというのに家には明かり一つ 灯いてはいない。 何かがおかしかった。 あの安物のサービスロボットはきっと故障でもして動けなくなっ てるに違いない、太郎はそう思い、小さくため息を洩らした。 それでももしもの事を考え、家族を表に待たせておいて、太郎は は一人明かり一つない家へと入って行った。 玄関の鍵は非常用のマスターキーで開けた。そうして、暗闇のな か居間へと向かった。 居間に入って、手探りで壁についているスイッチを見付け明かり を付けた途端、彼の目に荒れ放題になった部屋の様子が飛び込んで きた。 ソファー、テーブルの類は全て引き倒されてあちこちに転がって いた。部屋の飾り棚のガラスは割られて中の物も引きずりだされて いる。まるで部屋の中を台風が通過したような感じだった。 太郎はこの様を見て腰を抜かしそうになり、思わず壁によりかか る。 (どうしたというのだ。強盗にでも押し入られたのだろうか) 彼はは狼狽えながらも、必死に落ち着こうと大きく深呼吸を一つ した。そうして、改めてもう一度室内を見回した。 その時になって初めて、部屋の中央に一台のロボットが座り込ん でいるのに気が付いた。 「おい、そこにいるのはロビンじゃないか?」 きっと壊れているのだろう、ロビンは動く気配を見せない。 「おい、何があったんだ? ロビン? ロビン!」 無駄だと思いながらも、分は自分を落ち着かせるために喋りなが ら、彼はロビンの方へと歩いていった。 彼がロボットに触れようとしたその時、ロビンが突然彼の方へ振 り返った。 振り返ったロビンの電子アイは彼を真っすぐ、射抜くように見据 えた。電子アイが、不気味な赤い色に輝く。 その次の瞬間にはロビンの金属性の腕が、万力のような力で太郎 の首を締めあげていた。 「ど、どうしたんだ。た、たすけ‥‥」 * ル・サイファー・ネットの料金の徴収はいかなる理由があろうと 実行される。たとえ利用者がロボットであろうと例外はなかった。 ロボットの魂、その最も純粋な部分とは、人に決して危害を加え ない、人の不利益な事はしないという基本プログラムの制約だった 。 おわり BY ひろし
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