CFM「空中分解」 #1632の修正
★タイトルと名前
★内容(1行全角40字未満、500行まで)
おばあさまは,やさしいかたでした. わたしは,ちいさい時から,このおばあさまが大好きでした. ですから,わたしは,おばあさまをよろこばせてあげたい,と いつでもおもっていたのでした. わたしが,しょうがっこうの2年生のときでした. おばあさまは,たしか,70さいのときです. わたしは,ラジオで女性のへいきんじゅみょうが73さいに なったことをしりました.わたしはうれしくなっておばあさまに おしえてあげることにしました.そう,ちょっとおまけをつけて. おばあさま.女性のへいきんじゅみょうは75さいに,なったんですって, ラジオでいっていたの.よかったわね.あと5ねんもいきられるのよ. 当時のわたしにとっては5ねんはじゅうぶんすぎるほどながいじかんでありました. いまかんがえると,このときおばあさまのむねのうちはどんなだったか. このことをおもいだすたびにしめつけられるようなおもいがします. でもおばあさまはわたしにいってくれました. ほう,そうかい,あと5ねんもいきられるの.うれしいね.ありがたいね. と. おばあさまはとてもながいきをしました.75さいどころじゃない... ひまごのかおをみて,おじいさんそっくりだね,なんていって. だけれども,晩年は別人のように性格がかわってしまいました. かなしくなるので,これ以上は書かないことにします. さいごはわたしのこともわからなかった.まわりのひとのわるくちばかりいって. ほんとうのかのじょは,いったいどちらなのでしょう. やさしかったおばあさまは自分の本心をかくしつづけていきてきたのでしょうか. おばあさまは天寿をまっとうしました.96さいでした. おわり
メールアドレス
パスワード
※書き込みにはメールアドレスの登録が必要です。
まだアドレスを登録してない方はこちらへ
メールアドレス登録
アドレスとパスワードをブラウザに記憶させる
メッセージを削除する
「CFM「空中分解」」一覧
オプション検索
利用者登録
アドレス・ハンドル変更
TOP PAGE