CFM「空中分解」 #1159の修正
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「杉浦巡査が30万円払う事になっとるよ..2回月賦だがな...」 冬野所長はウマそうにタバコをふかした... 玉井和子は天井を仰いで長嘆息した。 「所長!また杉浦さんを脅かしたんですねっ!ダメです..あの人は気が弱いし 第一そんなお金が有るわけないじゃないですか」 「いやいや、今回は金一封が出る筈だ..大丈夫」 自信タップリの冬野所長を見て、玉井和子は実に情けない顔をした.. 「所長..私のお給料は...」 それから3日ほどして... 「先輩、今日警視総監賞が出まして金一封貰いましたから封を切らずに持ってきました あとヨロシク」 風のようにという表現がピッタリの様子で飛び出して入った杉浦巡査を見ながら、 冬野所長は金一封の封筒を開けるが早いか「あの野郎!」と椅子から立ち上がった。 封筒の中には5万円しか入っていなかった... 追っかけようとする冬野所長の袖を玉井和子が引っ張って止めた。 「仕方有りませんわ..所長、今月のお給料半分でいいです..杉浦さん可愛そうなん ですもの...」 さすがの冬野所長も、すまなそうな顔で「いや、タマちゃんにそうそう苦労はかけら れんよ..何とかしよう」 次の夕方..冬野探偵事務所ただ一つの値打物であったZ−NETのホスト用16 ビットパソコンが中古の9801F2という古い機種に変わった... 「所長...情けないですね...Z−NETがこんなポンコツのコンピュータになっ ちゃって..」 冬野所長は裏のありそうな笑いをもらしながら「タマちゃん、..今度のオープニング メッセージを見てみたまえ」 なんと、驚いたことにオープニングメッセージにはZ−NETのハージョンアップに 伴い、会員から1口5000円で寄付を募ると書いて有るではないか。 「所長!これひどいですわ...バージョンアップじゃなくて、バージョンダウン でしょ?それなのに探偵仲間からお金を取るなんて.. これじゃあ詐欺じゃないですか?」 「タマちゃん、これは新型のコンピュータなんだ..誰がなんと言おうと新型だ いいね...」 「だって..」 「それじゃあタマちゃんは、明日のお昼はラーメン抜きでいいのか..そうなのか」 「所長!新型のコンピュータってステキですねっ!」 日中の気温はまだ高いが、西の空に広がったイワシ雲は夕日を浴びて真っ赤に染まり Z−NETにも秋の訪れを物語っている... 『END』
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