CFM「空中分解」 #0647の修正
★タイトルと名前
★内容(1行全角40字未満、500行まで)
初めてのデート以来、サチはラミに夢中になってしまった。 ラミは仕事が忙しいのか、サチの誘いにはたまにしか応じてくれなかったが。 サチが今日もラミの店に行こうと歩いていると、ルナが話かけてきた。 「サチ、今日は」 「やあ、ルナ。元気かい」 「サチ、この間会った時、今度は海に行こうねって言ったでしょ」 「ああ、そうだったね」 「今度の週末はどう?私なら構わないんだけど」 「うーん、また返事するよ。じゃあ」 そさくさと行ってしまったサチをルナは悲しい目で見送った。 「ほんま、あいつ何考えてるんや。最近、言葉使いまで変わりよって」 タムであった。 「ルナ、まあラミは本気やないよ。サチは遊ばれてるんや。」 「もうじきサチはまたルナのところへ戻ってくるよ」 タムはルナを慰めると浜辺へと去っていった。 サチが戻ってきた。 「そうやね。今度久し振りに会おうか。ルナ」 どうやら、ラミには振られたらしい。 でも、ルナは嬉しかった。 サチとルナは小舟に乗って沖へ漕ぎだした。 潮風が二人の肌に心地いい。 海は凪いで穏やかである。 ルナははしゃいでいたが、サチは無口であった。 「私のこと、鬱陶しく思っているのかしら」ルナは少し悲しかった。 ついこの間までの二人の幸せな日々がうそのようである。 ラミは雰囲気を活気づけようとして言った。 「ねえ、サチ、お魚を採ってきてよ」 「いやだよ。今日はのんびりしていたいんだ」 「そう、でもサチ、最近お魚を届けてくれないし...」 「ルナ、一回自分で採ってみたら。簡単には採れないんやで」 「そうや、ルナ、今日は俺がルナに魚の採り方教えたるわ」 サチはそう言うと、ルナを抱え上げて小舟から放り投げた。 バッシャーン、水飛沫が上がる。 「きやー、サチ、私余り泳げないのに」 ルナは必死になって小舟に戻ろうとした。 サチはルナがやっとのことでたどり着き、舟に這い上がりかけると、 またルナを突き放した。 そして舟をせこせこと漕いで少し遠ざかる。 「ああーん、サチ、意地悪しないでー」 「助けて。サチ」 そんなことが何度か繰り返された。 とうとうルナはぐったりとなり、海に沈みかけた。 サチは急いでルナを舟に引きずり上げた。 ルナは失神している。 サチも何故、こんなことをしたのかわからない。 ただ、そういうことをサチはできる立場にあった。 サチはルナを舟に横たえると口移しで人工呼吸をした。 息もたえだえのルナ。 胸が小さく上下する。 サチはルナの上に覆い被さっていた。 暖かいルナの体温。目に眩しいルナの肢体。 気がつくと、サチはルナの服を脱がせていた。 他の部分に比べ、やや白い肌があらわになる。 そして、可憐な乳首。そしてまた... サチは我を忘れ、ルナの体をまさぐり一つになっていった。 背徳的なだけ、痺れるような快感がサチを見舞う。 ルナは途中で意識を取り戻した。 「あ、サチ、止めて。お願い」ルナは驚いてサチに哀願した。 しかし、好きな者の弱み、抵抗はそれほど強くできない。 大きく広げられた脚の中央部に痛みと快感が走る。 止めて止めてと言いながらルナは顔を歪め、 サチはその姿にますます興奮して腰を振りたて、高みに到達した。 サチは虚脱感に襲われていた。胸にルナがもたれている。 二人は無口であった。漕ぐ者のいない小舟は波間にゆらゆらと漂っている。 ラミにデートを断られた腹いせに、手近な女の子を犯してしまった。 サチはそんな後悔にかられていた。 ルナもなりゆきでこういうことになったものの、はたしてサチが自分を守ってくれる 存在になるのかどうか不安であった。 ただ、今はサチの厚い胸に何時までも抱かれていたかった。 つづく ..
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