CFM「空中分解」 #0644の修正
★タイトルと名前
★内容(1行全角40字未満、500行まで)
★ ★ ★ ★ ★ ☆ ★ ★ ★ さて翌日。 「よう、佐藤。」 木村が声をかけた。 「何だ。」 「おまえ、松田教授に呼ばれてるんだって。」 「ああ。」 「どうする。」 「行くぞ。」 「やめた方がいいんじゃないか。」 「なぜだ。」 「何か、あのオッサン、変だぜ。」 「何処が。」 「何処となく。」 「そんなの言い訳にならないぞ。」 「でも、ちょっと。」 そこへ南が割っては入り込んだ。 「あのさ、」 「何、南。」 「松田教授っていつも実験室にこもりっぱなしなんだって。」 「で、」 「で、変な実験ばかりやってるんだって。」 「ほら見ろ、佐藤。」 「やめた方が、僕もいいと思うよ、佐藤。」 「う〜〜ん。困ったな。」 そこへ、倉谷と村山が定食をもってやってきた。 「悪い悪い、定食が混んじゃって。」 「よし、次は俺たちの番だ。何っ、定食が混んでるって?」 木村は、いつもの調子で喋り出した。佐藤と木村と南の三人は、いそいそと食券の方へと向かった。 「おい、何にする?」 「そうだなぁ、カレーあたりが妥当だと思うけど、僕は。」 と、南が答えた。 「佐藤、お前は?」 佐藤は黙っている。 「おい、佐藤。」 まだ黙っている。 「おい、佐藤、佐藤。」 「ん、なんだ。」 「お前、何食うんだ?」 「そうだな、冷し中華にでもするか。」 「おい、冷し中華、もう終ってるぞ。」 「えっ、そうだっけ。」 「おいおい、お前何処か変だぞ。」 「何か考え事でもあるのかい、佐藤。」 そう言われて、佐藤は黙っていた。 「まっここはカレーと云うことで。」 南が二人を一瞥してカレーの食券を買いに行った。木村はあきれたように佐藤を見た。 「木村、佐藤、君達の分も買っておくから。」 南が自動販売機の前でさけんだ。佐藤と木村はカレーコーナーへと足を向けた。 「そうかなぁ。」 佐藤がつぶやいた。 「何だよ、佐藤。」 木村が答える。 「やっぱり松田教授って危ない人かなぁ。」 「当然の助動詞。」 「やっぱ、よした方がいいと思う?」 「お前って、そういうのに、はまってしまいそうだからなぁ。」 「ん〜〜〜。」 「倉谷とかだったら別だけど。」 「そうか。」 「あと、南も危ないな。あいつもはまりそうだ。」 「たしかに、どはまりだ。」 佐藤は笑った。 「よし、じゃぁ五人で行こう。」 木村が切り出した。 「オウ、ソレハ、タイヘン、イイカンガエ、デスネ。」 佐藤が喜んで答えた。 「PYeah,that's a good idea!」 ★ ★ ★ ★ ★ ★ ☆ ★ ★ 「おや、今日は五人で来たのかい?」 松田教授は実験室の入口でそう言った。 「あっ、迷惑だったでしょうか。」 「いや、構わないよ。」 「いよいよだな。佐藤。」 「何やるのかなぁ。」 「とにかく見てみようぜ。」 佐藤達は、一体何が始まるのか、見当もつかなかった。先日、山本と呼ばれた方の助手が、佐藤の目の前にある大きなケースの向こうで、何かのバルブをひねった。それと同時に、松田教授は、解説を始めた。 「我々の住む地球は、太陽系の一惑星に過ぎない。」 佐藤は、松田教授の普段の授業を思い出した。 「しかも、このような太陽系がいくつも集まって、銀河を構成している。」 「ん〜〜〜なるほど」 倉谷がうなった。 「そこで僕の研究室では、銀河を作ってみようということになった。」 「先生、これが銀河ですか?」 「まぁ、しばらく見給え。今、この容器の空気を抜いている。空気を抜くことによってより、実際の状態に近ずけようというわけだ。そして、」 「そして、何ですか?先生。」 実験室にある何かの機械が、シューシューと音をたてている。 「この中にある金属の玉が星だ。」 木村は、ただのパチンコ玉に見えていたようで、呆れて教授の方を見た。 」そして、下から上の方に磁界をかけることによって、重力の影響を相殺してやろうというわけだ。」 つづく 続きは、書けたらアップします。 ところで、こんな素敵なSIGの存在を、今まで僕は知りませんでした。 入会方法をMAILで教えてください。 よろしくお願いします。 ID=MLC55952 筆名 誇大 盲走 ニックネーム T&T
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