CFM「空中分解」 #0616の修正
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うーん。 サチは目を覚ました。 「なんだ、夢だったのか」 「それにしても、中年の男が酒を飲んで妄想を逞しくしたような、いやらしい夢だったな」 「でも、ラミと二人きりで会ってみたい...」 サチはまた眠りについた。 実際のところ、サチは商人の店へよく行きはしたが、 ラミには声すらかけられないのだ。 一緒に冷やかしに行ったタムが、ひょうきんなそぶりで話かけ、 ラミがくすくすと笑いこけるのを見るのが関の山であった。 「おい、サチ、ラミはなかなかええ女やないか。俺、頑張ってみよかな」 「リーナがいるくせに。それに、面白い人言うんと好きな人いうのは全然違うからなー」「ふふん。俺の演技の裏には情熱があることくらい、あの娘かて分かってるはずや。 それに、ラミは旅の商人の子やから、あとくされもないし。大丈夫や」 タムはドンとサチの肩をどつくと行ってしまった。 サチはそれからは一人でラミのところへ行くことにした。 つづく
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