CFM「空中分解」 #0246の修正
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『地図にない街』 作▼信太郎 ♀♂♀♂♀♂♀♂♀♂♀♂♀♂♀♂♀♂♀♂♀♂♀♂♀♂♀♂♀♂♀♂♀♂♀♂♀♂♀♂ もう,日も暮れてきた・・・・ 友人の宅からの帰宅時間が,遅くなったせいか・・ いや・・ まだ 幼いせいか・・・ 異常な程に,親の腹立たしい顔が,少年の頭のなかを,駆け巡る・・・・ 少年は,運動会以外に,こんなに 真剣に,走ったことがあっただろうかと, 自分で,自分を疑う・・・ 少年が,路地を曲がったその時・・・ 「あっ!! お空が,まっ黒だっ!!」 いや,日が暮れてしまったわけではなかった・・・ その,路地だけ・・いやちがう・・路地と,いうより,その 路地 以降の街を含めて,黒い大気に,覆われていた・・ しかし,少年は,そんなことに かまっている時間すらなかった, まして,その事実を,頭の中で処理することすらできずに,また 走りだした・・ 少年は,ふと 思った・・ 「なんだか,みんな 死んだまま,歩いてるみたい・・それに,お街も・・」 ようやく・・少年の家が,みえるころだ・・この 路地を曲がれば・・・ 「やったー!! ママに,お尻叩かれないで,済むかも!!」 その喜びも,何もかも,路地を,曲がるまでの,一瞬の喜びに,すぎなかった・・ 路地を曲がった瞬間・・少年は,叫んだ・・ 「お家がない!!僕のお家がっ!!・・お家が・・」 「ママッ!!ママッ〜〜〜!!」 消えていたのは,少年の家だけではなく,周りの家もすべて・・ 少年は,路地の壁に貼ってあった地図を,見た・・何度も何度も・・ やはり,地図にも,少年の家・・・街が 載ってはいなかった・・ あるのは,ただ黒い大気だけ・・ 第一話 完 ..二話に続く..
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