CFM「空中分解」 #0128の修正
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ふと目がさめれば、学校の教室の片隅にすわっていた。 「やけに暗い教室だな。」 と、思った。 先生は、いつものように厳しい顔付きで怒鳴っている。 「いいですかっ!!あんたたちはこの6年間、何のために勉強して来たのです。大空にはばたくためでしょう。今からがかんじんなのですよ。上に行ってもがんばりなさい。明るい未来がまっているのですから・・・」 「チェッ!! いつもおんなじことばっかり言いやがって、いつでも先公なんて言うことはいっしょなんや。もう耳にタコができたわ・・・」 そうだ、小学校の教室なんだ・・・ おれはどうして、ここにいるんだろう・・・ 友達の姿もみえない・・・ そういえば、先生も声がするだけだ・・・ おれは、突然すべてを思い出した。 おれは死んだんだ。あのとき大型バスにぶつかって・・・ おれは「族」やって、爆走してたんだっけ。 よく考えてみりゃ、悪いことしてたなぁ・・・ そうか。だからまだ成仏できないで、小学校なんかをさまよっているんだな。 それにしても、暗い・・・ そのとき、先生の声が教室に響いた。 「さぁ、行きなさい。 上の世界へいって、立派なセミになるのですよっ!!」
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