CFM「空中分解」 #0118の修正
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SF宇宙船アルゴ号よ! 永遠に パパ・ブル−ス (2) --- 採掘現場で何が起きたんだ。死者が出ていなければよいが........... 。 くそーっ! もっと速く走れないのか、このポンコツ・カー! 彼は気が焦っているのか、シート・カーがやけに遅く感じられた。 数分後、シート・カーはエリア09のゲートの前で、ゆるやかに停止した。 彼は飛び降りた。保安コンピュータの音声が響いた。 ″これより先、担当者以外立ち入り禁止です。ただし、司令と司令の許可を得 た国務担当者、及びその関係者は例外です。あなたが該当者か確認します。 名前をどうぞ!″ 「シュウだ! 早くドアを開けろ!」 ″[確認開始]......該当者なし! 担当者名簿にあなたの名前がありません。 保安司令01を実行します。″ 警告灯が、ブルーからイエローになった。 「認識コード[SHUOP#01]をチェックしろ!」 ″認識コードをチェックします!・・・・・ ・・・・・[SHU連邦総司令 シュウ・チェイン] 指紋をチェックします。両手をパネルに置いてください。″ 彼はうんざりしながらも、保安コンピュータの指示にしたがった。ようやく、 ドアが開いた。 --- まったく、面倒くさい奴だ! と、彼は思った。しかし、機械相手に愚痴 っても仕方なかった。 彼は、現場オフィースに急いだ。 「司令が来られてからだな、対策を練るのは。」 そう言うと、ボーブは窓ご しに採掘現場を見下ろした。 採掘現場は巨大なドーム型をしており、高さ3m程の半円形をした坑道の入 り口が見える。 「しかし、コットン班長の報告は事実でしょうか?」 監理官のモアイが言っ た。 「彼は、ジョークの好きな男だが、場所をわきまえている。彼の報告に間違い はないだろう。」 「ボーブ君、いったい何が起きたんだ!」 オフィースに入るなり、シュウ司 令が言った。 「坑道で落盤が起き、作業員5名が坑内に閉じ込められています。」 「落盤! 作業員は無事か?」 「はい! コットン班長より、全員無事の報告がありました。まもなく、全員 救出されるでしょう。」 彼の言葉に、司令は少し安堵したようだ。モニターにはレスキュー班の作業状 況が映し出されていた。 「ところでボーブ君。私には、この状況がコード139には思えないが!」 「実は、レスキュー班コットン班長から、坑道の上にトンネルがあり、そこか ら、基準値の3倍の放射能が検出されたとの報告があったのです。それで... 」 「トンネル......?」 司令は、ボーブの話を遮るようにいった。 「もし、それが事実としたら...... 」 「ええ、それで司令に来ていただいたのです。詳しいことは、コットン班長が 戻りしだい報告してくれるでしょう。」 --- いったい、誰が掘ったのだ。トンネルに多量の放射能があるという事は、 地上につながっているという事では? 無事救出を終え、コットン班長がオフィースに戻ってきた。彼の報告にもと づき、シュウ司令はただちに調査班を組織した。科学室長ひげおやじ博士をリ ーダーに、レスキュー班長コットン、レスキュー班ニック、トキクン、医師の ドクター・SS、看護婦のアツコの6名は、万全の装備で調査に出発した。
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