CFM「空中分解」 #0104の修正
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. シャルは必死に笑顔で答えた。 「あ、あのさリミ。こ、これにはちょっとした訳があってね..」 「ふぅ〜ん、わけね〜」 ミリが、ゆっくりと近ずいてきた。(当然飛びながら) 反射的に、シャルが2,3歩下がった。 「それは、それは大変なわけなんでしょうね〜」 「そ、そうなんだよ!ほら、うちは家系がいいだろ。だから....」 「どんな理由にせよ....」ミリは手に持っているレーザーガンを構えた。 「あたしのハニーによくもひどい目をあわせたわね!!」 言うが早いか、引き金をミリはひいた。 光線が空気を切りさいて、シャルの頭をかすめた。 「あわわわわわわわわ」シャルは瞬間に立ち上がり逃げ出した。 「あっ!こらっ!!待て〜!」ミリがシャルを追い始める。一緒にレーザーを 乱射していた。 シャルの逃げる方向が篠原にとっては、悪かった篠原に向かって逃げて来た のである。当然篠原も逃げ出した。 「あわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわ」 レーザーが、びゅんびゅん貫いてくるので横には逃げられない。 「こ、こらっ!!シャル!なんで俺の方に逃げてきたんだ!!!」 「やかましい!!!そんなもの私の勝手だ!!」 ぐちぐちぐちぐちぐちぐちぐちぐちぐちぐちぐちぐち 二人は、走り逃げながら口喧嘩をしていた。 器用というか、なんというか....... 逃亡は終った。 シャルは、ミリに襟を後ろから引っぱられる格好で連れていかれた。 「ほらっ!帰るわよ!ったくー!!」 「うごっ!.....し、篠原〜!ま、まだ勝負はついとらんぞ〜!いつか絶 対に雌雄を決してやるからな!!....うげっ!」 「ほらほらっっ!!びしっと歩け!びしっと!!」 ぼーぜんと見送る篠原と、三由高校の生徒職員の姿がそこにあった。 バックには、夕日とレーザーによって半壊した校舎であった。 しばらく歩いてミリが振替った。 「ハニー...」 「えっ?」おもわず篠原は顔をあげた。 「あと1年....あと1年で向こうから此処に住む許可がおりるから... それまでまっててね.....」 そう言うとリミとシャルは、フッと消えた。 「.........」篠原は声が出なかった。 −−− 一年後? それまでにどっかに逃亡せねばならんなと、篠原は思った。 いつの間にか、横に工藤先生が来ていた。 「篠原くん.....」 「は、は〜.....」 「どうすんのこれ?」工藤先生は校舎を指した。 「どうするのっていっても.......」 とたん、こうしゃが音をたてて崩れていった。 がらがらがらがらがらがらがらーーーーーーーっ! 「はあ」工藤先生が溜め息をもらした。 「はあ」ほかの生徒も、教師も溜め息をもらした。 「はあ」篠原も溜め息をもらした。一陣の風が校舎跡をふいていった。 篠原は、空を見上げていった。 「あしたから休校だな......」 〈 完 〉 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− . 〈 出演 〉 篠原 淳 シャル・ブラーン 工藤 久美 リミ・セリア 男子生徒 A B C 女子生徒 A B C D 教師 A B 狸の置物 〈スタッフ〉 脚本/監督 八木 裕介 協力 木村 茂樹 作画、美術、撮影、音響、音楽 ...............あなたです!!! . [提供:FBC]
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