◇フレッシュボイス2 #2169の修正
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漫画家の藤子不二雄Aが逝去。八十八歳。ご冥福をお祈りします。 代表作は現在では『笑ゥせぇるすまん』になるのかな。オール年代なら『オバケのQ 太郎』かしらん。『オバQ』には藤子Fや他の漫画家がどの程度関わっていたのか分か らないのですが。あとは『忍者ハットリくん』『怪物くん』『プロゴルファー猿』辺り が思い浮かびますね。 でも私がより好きなのは、読み切り短編の方かもしれない。不気味でまがまがしくも おどろおどろしい、「世にも奇妙な物語」よりもどぎついブラックユーモアって感じの 作品群に強いインパクトを受けました。小さな子供立った頃は、あの『ドラえもん』と 同じ作者が描いたとは信じられなかったです。実際、ほとんど描いてなかったみたいで すが。 BS松竹東急で放送の映画「霧の旗」(日本 1965年)を録画視聴。ネタバレ注 意です。原作は松本清張の同名小説。 何度となく映像化され、そのいくつかを見てきたので、しっかり印象に残っているの ですが、今回はまた多少異なる印象を受けました。六十年近く前の白黒映画だというこ ともあるのでしょう。また、映画とテレビドラマの違いというものか、人物の心理を他 の物に託した表現が散見され、よく言えば文学的、悪く言えば間延びしたシーンがいく つかあった。 さらに、他のバージョンの作品と比べて違いがあって面白い。時代背景によるものが 多いですけれども、筋書きそのものを変更してきた箇所もあり、作品の後味が変わって いた。 さて、この作品の主人公は兄を亡くした若い女性か、弁護士かのいずれかでしょうけ ど、仮に前者だとしたら、見ている側はどれほど感情移入できるんだろう?なんてこと を前々から感じておりまして。現代の感覚に照らすと、弁護士に対する女性の振る舞い は逆ギレ気味のストーカー&クレーマーって感じで、とてもじゃないが全面支持は無理 ではないかと思えます。しでかす悪事にしたって、予想外の事態にその場で急遽対応す るというもので、狡猾さの表れと言えますし。 ではでは。
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