◇フレッシュボイス2 #2139の修正
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日本テレビ系列で放送のドラマ「真犯人フラグ」最終回を録画視聴。ネタバレ注意で す。 うん、やっぱり納得しがたい代物で終わったな〜。(--;) 最終回の中盤に至っても、多くの登場人物を犯人に仕立てることが可能な展開で、誰 を犯人とするかは、制作サイドの些事加減一つで決まる。 たとえば、黝の文字を使っていたから元文学青年が犯人、という強引さ。犯人の手書 き原稿に難読漢字が使われていたのならまだしも、パソコンのデータなんだから何とで もなるのでは。“難しい漢字を使いたがる時期”を迎える人も結構な割合でいると思い ますしね。 とにかく、この内容で視聴者に対して推理・考察を煽るのは、誠意に欠ける。 複数の犯罪者あるいは犯罪紛いのことをした人達が関わっていた訳ですが、そのほと んどが、どんなゴールを描いていたのか、ピンと来ない。これまたたとえば、編集長は どういう形になれば犯罪成功となるのか。明確な目標なき、捕まってもいい自爆テロ的 犯行だったのか。別の人物を挙げると、二宮は真帆に同じ目に遭わせるとして、いかな る復讐を描いていたのか。断片的ではっきりしないんですけど、えっそれ同じ目とは言 わないでしょと思った。 死体を法の外でエンバーミングしていた強羅が釈放で済む訳がない。あのあと再度呼 ばれて、少なくとも逮捕はされるはず。 宗教の教祖が篤斗を送り返すよう指示した理由が分からない。殺害して埋める、では だめだったのか。またいくら教祖の指示だからといって木幡が由依諾々と従うとは思え ない。 前回までに逮捕された面々で、編集長と接触があった者達は、どうしてそのことを警 察に話していないのか。 編集長は橘のハッカーとしての能力を目の当たりにしているにもかかわらず、自身の パソコンがハッキングされる可能性をまったく想定していなかったらしく、自作小説を 抜き取られるという大失態を犯す。制作サイドの都合が如実に出た設定だと思う。 その橘、ハッキングの成果により、脅迫してきたのが編集長だと気付いていたのでは ないの? その他、偶然が目に付いたし、怪しさを漂わせるだけ漂わせていて何の関係もありま せんでしたというネタがいくつかある(無関係と気付きようがない悪質さ)し、宗教や 何でも屋といった便利な“アイテム”を使った点も、楽をして視聴者を惑わせたなとい う印象。 このレベルの物が今後もミステリドラマ枠として量産されてはたまらないので、「単 なる運任せのくじ引きを、さも犯人当てであるかのように売り出すのはやめろ!」とは っきり書いておきます。(^^) ではでは。
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