◇フレッシュボイス2 #2108の修正
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日本テレビ系列で放送のドラマ「真犯人フラグ」第十六回を録画視聴。ネタバレ注意 です。 想像するに、今回のエピソード辺りは制作初期から決まっていた基盤的な流れで、盛 り上げる自信があった、言い換えれば見せ所だったんじゃないかしらん。 だから少々無理があってもそのまま押し通してしまうのかな、と邪推。(^^; たとえば終盤における病院敷地内での篤斗誘拐未遂(?)のくだり。そもそも篤斗の 病室には警察官が張り付いており、篤斗が病室を離れたからって、その警察官が自由に していい訳がない。どこへ行くのにもひっついて、ガードするのが役目のはず。なのに 騒ぎに気付くまで、どこにいたのか分からない状態ってどうなの。制作サイド自らが作 った状況を、物語進行のためにねじ曲げている。あの警察官が犯罪者側の一人なら話が 違ってくるけれども、そんなことはないでしょ、多分。 炎上系チューバーがカフェ「至上の時」に現れる可能性なんてさして高いとは思えな いのに、何故か宗教関係者が退去して待ち伏せしているのも不思議。 主人公の凌介がようやく地力で事件を解き明かそうと考え始めたのに、周りの者が止 めようとする。特に編集長、本ドラマの序盤では主人公に対して論理的に考えろとかど うとか、あれだけ焚きつけていたのに、どうして今になって止めようとするのやら。 その凌介の“覚醒”も中途半端で、“らっきょ女”のことを思い出したのなら、その ときに何かされた(服に発信器を滑り込まされたとか)んじゃないかって、考えないの かな。 冒頭からしばらくで明かされた二宮の行動もまた、理解しがたい。主人公に対して 「目を覚まして欲しい、奥さんを疑ってほしい」と思ったのなら、ネットで見付けた問 題の画像をあんな脅しめいた怪文書に仕立てる必要は全くなく、主人公に直接見せれば 済む。 物語の登場人物はすべて、熟考の上で最善の行動を取るべし、とは言わないけれど も、次善でも三善でもない、それどころか最悪に近い選択をするのはどうかと思う。物 語を成立させる前提が崩れてしまう。 そんなこんなで、前回ほんのちょっと期待をさせた分(いやそれ以上かも)、今回で 下がった感じ。 ではでは。
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