◇フレッシュボイス2 #1016の修正
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WOWOWで放送の映画「検察側の罪人」を録画視聴。 二〇一八年の日本映画。原作は雫井脩介の同名小説で、未読です。 アガサ・クリスティ『検察側の証人』の向こうを張ったような、法廷ミステリを期待 していましたが、そういうのとは全く違った。 観ていて、ああこれは原作とはだいぶ違ってるんだろうなと強く感じました。なの で、視聴後に検索してみると案の定。結末まで変えてあるとか。私の感覚では多分、小 説で読んだ方が頭に入って来やすく、面白く感じられる作品だと思います。 映画では、連発する専門用語に何の解説もなし。そもそも各人物の喋りが用意してあ る台本を読んでいるかのような(まあ、実際に台本通りなんでしょうけど)早口で、現 実世界でこんな会話はあり得ないというシーンばかり。非常に疲れる。 一番参ったのが、映像と音声が別々のシーン。映像では一人の人物が何やら意味あり げな行動をしているところを描き、音声の方はまた異なる二人の人物がそこそこ重要そ うな会話している声を被せてくる。集中できない。録画して観る分には巻き戻して確認 ができるからまだましだけれど、映画館で観た人はどうするんだろう。 検索の際についでに見付けたんですけど、製作サイドとしては、日本の司法制度に関 する問題点を浮き彫りにて、テーマとして観客の前に提示したらしい。ですけど、観客 に考えさせるとのことで、投げっぱなし感がある。考えさせたいならもうちょっと丁寧 に作るべきだと思うし、作り手の考えも仄めかし程度でいいから示してもらいたいとこ ろ。 他に気になったのは、特ダネ目当てで事務官になった人物が、検事の公衆電話の会話 を聞き取るシーン。事務官から見て検事は。吹き抜けのホールのだいぶ下の階に位置し ており、電話口に向けて喋る声が本当に聞こえるのか、怪しいような。 とりあえず、エンターテインメント作品ではなかったです。 ではでは。
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