#3583/3601 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA ) 25/08/11 17:23 ( 25)
勿体ない演出 永山
★内容
WOWOWのドラマ「殺した夫が帰ってきました」第五話を録画視聴。ネタバレ注意
です。
前回の感想で記した不自然な点については、特に言及なし。あれで確定なのかな。ま
あそういうものだとして観ていくしかない。残り一話だし。
愛と茉菜とで入れ替わりが行われていたことが、茉菜を名乗っていた愛の口から語ら
れましたが、とりあえずその告白自体は真実だと受け取っていいのかしらん? これが
嘘でここからまたさらに状況をひっくり返すのは、さすがに荒技に過ぎる。(^^; それ
でも、こういう主観的な語りは嘘である可能性が常にある(たとえドラマ上、映像化さ
れていても)のだから、制作サイドには、これはほんとのことを語っているんだよと分
かる何らかのサイン、可能であればロジックを作中で示してほしい。ハードルの高い要
望かもしれませんが。
成り行きで和希になりすましていた男・佑馬は、実は茉菜の兄(血のつながりのな
い)だと判明。その事実と前後して、茉菜が結婚したいほど好いている相手の輪郭がは
っきりしてくる。……そこはいいんだけど、この設定なら、視聴者にもっと早くアノ写
真を提示することによって、愛が佑馬を茉菜の夫だと信じたくだりを、視聴者により強
く&すんなりと飲み込ませられ、しかも後により強い驚きを与えられただろうに。勿体
ない。
最終盤、茉菜の自首に付き添って車で出発したという愛の話が、いよいよ佳境に入ろ
うかというタイミングで、佑馬が「待ってくれ」「俺が一番知りたいのが今、茉菜がど
うしているかなんだ」などと言い出すのは、流れとして変な気がする。今まさにそのこ
とを愛が話そうとしているのに、ストップを掛けたみたいになってる。「五年前のこと
から順番に話すんじゃなくて、結論(結果)だけ教えてくれ!」ってなニュアンスだっ
たのかな?
ではでは。
#3584/3601 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA ) 25/08/12 17:00 ( 23)
余白は気を切る〜(汗) 永山
★内容
TBS系で放送のドラマ「19番目のカルテ」第四回を録画視聴。ネタバレ注意で
す。
今回は、医者と患者間での“あるある”を導入口にして、患者への向き合い方だけで
なく、患者の家族への向き合い方というか寄り添い方というか、その辺りを表したと言
っていいのかな。解決に向かう方法や過程も面白く、登場人物のキャラクターを活かし
たやり取りと相まって、各人の関係性を窺わせ、楽しめた。
何よりも今回のエピソードで思ったのは、会話の緩急、間の使い方。昨今のドラマ
は、詰め込むだけ詰め込んだ、まるでマシンガントークのような台詞のやり取りが比較
的多いと感じているし、また、予め相手の言うことが分かっていたかのように、被せ気
味に素早く応答する会話シーンなんてのも結構あるような気がします。それらに対し
て、今回本ドラマで見られたのは、たっぷりと“余白”を使った会話。台詞が途切れて
はいけないと強迫観念に駆られたようなやり取りはここにはなく、「いくらでも待ちま
すよ」という空気すら感じられる。
さらに、台詞の間が空いているだけでなく、BGMも抑制されているか、無しという
ことが多い……ような気がする。(^^; これまでに観てきたドラマって、たとえ台詞の
ない場面でも、間を持たさなければと考えるのか、音楽を入れてくることがしばしばあ
ると思うのですが、今回の本ドラマではそれがなかった(と思う。耳の聞こえがよくない
ので、聞き逃している可能性は否定しない ^^;)。もちろん、入れるべき箇所にはきっ
ちり音楽や歌を入れていますが。
そういった“余白”の使い方が、十全の効果を発揮しているかどうかは分からないけ
れども、色々と試みてるんじゃないかと感じられて、興味深くも面白い。
ではでは。
#3585/3601 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA ) 25/08/13 16:51 ( 21)
メタとベタ 永山
★内容
WOWOWのドラマ「怪物」第六回放送を録画視聴。ネタバレ注意です。
混沌としてきているように見えるものの、メタ的に考えていいのなら、だいぶ分かり
易く描かれている気がします。もちろん、想像が当たっているのかどうか確証はまだな
いので、分かり易いと感じること自体、作者の罠に引っ掛かっている恐れもなきにしも
あらず。以上のようなことを踏まえた上で、少し前に予想したように、八代の父が琴音
失踪(恐らくは殺害)の犯人だと思われます。彼に関して不必要なもしくは不自然な描
写が多かった、それだけの理由ですが。
これが当たっているなら、八代が自らの手で父親を逮捕する流れになるのかな? 意
外性を狙うなら、八代が父親の犯行隠蔽に協力するという方向でも面白い。八代がそう
いうキャラクターに描かれているかどうかは微妙なところですが、自らの起こしたミス
についてはほっかむりで済ませようとしている節があるので、父親に協力する可能性、
ゼロとはしない。恩を着せて、これまでとは逆に父親を支配したいという心理状態にな
っても不思議じゃないし。
と、メタ的な想像をもとにしてあれこれ膨らませましたが、外れていたらそれはそれ
でOK。自作に使える。(^^;
琴音を除く女性を殺したのは柳で確定のようですが、動機がいまいち納得できない。
大雑把に言って、馬鹿にされたから、ふしだらな存在だと決め付け、殺している。柳の
これまでの描写には、キョドっている感じはよく出ていても、サイコパス的な殺しを重
ねるタイプとはちょっと違う印象を受けていました。
ではでは。
#3586/3601 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA ) 25/08/14 17:02 ( 18)
よいとこを探す 永山
★内容
フジテレビ系で放送のドラマ「スティンガース 警視庁おとり捜査検証室」第四回を
録画視聴。ネタバレ注意です。
前回の第三話をそれなりに高く評価しましたが、今回も悪くなかったです。今までに
小説や漫画、映画やドラマなどで幾度となく描かれてきた、からくりのある誘拐を扱っ
ているため、新鮮味を欠くきらいがありますが、そのマイナスを帳消しにするくらいに
手掛かりの出し方がなかなかよかった。もうちょっとはっきりと、視聴者にも確認でき
るレベルで長めに映してくれるともっといいんだけど、それをするとバレバレになっち
ゃう恐れが高まり、痛し痒しか。
事件以外でも、細かい人間関係を示す小エピソードに神経が行き届いており、何だか
微笑ましくなる場面も。そこに関しては、子役、特に男の子の演技力によるところが大
きい。何だったら、一部のレギュラー陣よりも達者だったと言えるかもしれない。
このドラマに限った話じゃありませんが、捜査一課の面々を偉そうな人間として描く
のは、もうお決まりの路線なのかな。主人公らの属する部署とは対立しているから、捜
査一課が必然的に馬鹿な役回りも引き受けることになる。ここまで愚鈍ではないはずだ
し、偉そうだとしても切れ者はいるに違いない訳で、あまりにも型にはまった当て馬
は、ときに見ていられなくなることもあるので、ほどほどに。
ではでは。
#3587/3601 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA ) 25/08/16 16:56 ( 28)
荒涼たる大地に誤った教え 永山
★内容
何の話とは言わないけれど(^^;>
多湖輝の「頭の体操」シリーズだったか、あるいはそれに類するパズル集だったかう
ろ覚えですが、「大企業の社長が会社をよりよくしようと、一斉に社内調査をした。そ
の結果、問題点は一つも見付からなかった。――社長がこの事実を発表すると、社員達
からは不満の声が上がった。何故だろう?」ってな設問があり、答は「大きな組織内で
問題がまったくないこと自体が不自然である。調査方法に問題があった可能性などが推
定される」みたいな感じでした。当時小学生高学年〜中学生の私でも、この答は察しが
付きました。
クイズのミス>
ポイントサイトで出されたクイズに、「活火山とは、概ね過去一万年以内に噴火した
ことのある火山である。○か×か」という旨のものがありまして。私、「いや、他にも
別の条件があったはず(詳しくは覚えてないけど)」と思い、割と自信を持って×を選
んだんですが、間違いと判定された。
おかしいと感じ、活火山の定義を検索してみると、“概ね過去1万年以内に噴火した
火山及び現在活発な噴気活動のある火山”と出て来た。ほら、やっぱり。
クイズの文面だと、“現在活発な噴気活動のある火山”は活火山ではないことになっ
てしまう。
極端化することが必ずしも正解につながるとは言えないけれども、このケースでは、
極端化して想像すれば、自ずと分かるはず。『ある日突然、地面が盛り上がって山がで
きた。火口では真っ赤な溶岩がぽこぽこ言っており、いつ噴火してもおかしくない』と
いう状況が生じたとして、「過去一万年は噴火してないから活火山じゃあないよねー」
とはならないでしょ、と。
もし仮に設問が、「概ね過去一万年以内に噴火したことのある火山は、活火山であ
る。○か×か」だったなら、正解は〇ですが。
ではでは。
#3588/3601 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA ) 25/08/17 16:33 ( 22)
未来のひみつ道具のような 永山
★内容
テレビ朝日系で放送のドラマ「大追跡〜警視庁SSBC強行犯係」第六回を録画視
聴。ネタバレ注意です。
サブタイトルは『誘拐ゲーム』。ゲームと付いていれば、犯罪者と捜査陣のやり取り
にご都合主義なことがあってもまあ見逃してよね的な、作り手の予防線を感じる場合が
たまにあります。本エピソードでもちらっと感じる箇所がありましたが、まあ許容範囲
でしょう。犯罪者側がヒントを出すなんてことがなかっただけで、充分です。(^^)
まず、運転手を殺した理由が分からない。いや、多分、「俺達は本気だぞ、いざとな
ったら本当に社長を殺すぞ」という脅しなんでしょうけど、そこまでする必要があった
ようには思えなかった。
次に、指示役を逮捕する決め手に使われたレーザーマイク。寡聞にして知りませんで
した。検索してみると、実際に存在するもののようですが、あそこまでしっかり聞こえ
るものなのか、また、裁判で証拠能力を認められるのか、少し気になる。昔からある、
窓ガラスの振動をキャッチする盗聴方法じゃ駄目だったのかな?
それから、実行犯らが使った車のナンバープレート。改竄しておけば、もっと時間を
稼げたろうに、何でそのままだったんだろ? アナログな手段を執ることは念頭になか
った?
犯人は投資会社を辞めたあと個人投資家として活動していたようだけど、社員時代に
運用を任された顧客の四億円を溶かしちゃってるくらいだから、元々たいした腕前では
ないのでは? ^^; 個人投資家として活動を始めても、四億溶かされた今回の被害者か
らあれこれ吹聴されて、潰されそうな気がする。
ではでは。
#3589/3601 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA ) 25/08/18 17:20 ( 30)
盛夏に「下ネタ」話、そして初夏 永山
★内容
芸としての下ネタ>あるいは下ネタを絡めた芸
たとえばの話。下ネタ嫌いな人を、それと知っていて、どぶろっくの出演するライブ
に連れて行く、というのは今のご時世、アウトなんでしょう、多分。では、下ネタ嫌い
な人を、それと知らずにどぶろっくの出演ライブに連れて行くのは、アウトかセーフ
か。事前に聞いて確かめるべきか。
もしくは、どぶろっくみたいな下ネタソングが大半を占めるアーティストではなく、
持ち歌のほんの一部がそうである、桑田佳祐のような場合はどうか。「マンピーのGス
ポット」がセットリストにあるかどうかを前もって確認せねばならない?
ドラマの感想>
TBS系で放送のドラマ「19番目のカルテ」第五回を録画視聴。ネタバレ注意で
す。
今回は医師が医師を診察するというパターン。珍しい構図だけれども、それ自体がこ
のエピソードの目的や趣向ではなかったと思われます。親子関係(母娘関係)とか娘の
抱く複雑な感情とか、あるいは実の母親を娘が執刀することも含めていいかな。その辺
りの描き方は、演者の巧みさもあってなかなか迫ってくるものがありました。
一方で、総合診療医の主人公の診察は、ちょっと物足りなかったように思えました。
心理カウンセラーと大差ないように映ったので。もちろん、それぞれの専門領域が部分
的に重なることはあるでしょうけど、そもそも観ているこっちは私みたいな素人が大半
なので、心理カウンセラーと総合診療医の手法の違いが分からない。心理カウンセラー
に関しては、大まかにイメージできるので、ここは総合診療医ならではだなと思わせる
くだりが何か一つでもあればよかった気がします。
ファーストサマーウイカが演じているところを初めて見ましたが、うまくてびっく
り。というか最初は誰だか分からなかった。(^^; 検索してみると、すでに大河ドラマ
や映画等で実績があり、評判を取っている様子。失礼をしました。某バラエティにてク
レーンゲームで失敗して関西弁で言い訳してるだけの人じゃなかった。(^^;
ではでは。
#3590/3601 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA ) 25/08/19 17:02 ( 21)
弱いネタと補強 永山
★内容
フジテレビ系で放送のドラマ「最後の鑑定人」第六回を録画視聴。ネタバレ注意で
す。
ミステリとしては非常に弱い回でした。主人公らの鑑定によって、犯人の特定ができ
た訳ではなく、容疑者にも犯行が可能だったことを示した程度。しかし容疑者はあっさ
り自白しており、どうして自白したのかは描かれず。
一応の決め手となった、花びらの発見→植生による場所の特定 というネタに目新しさ
はなし。遺体を三箇所に分けて埋めたのはよみがえりを恐れたためというのも、同じく
使い古されたネタ。
犯人が遺体を掘り起こして別の場所に移したのは、土砂崩れがあって発見されるのを
恐れたためだけど、結果論で言えば場所を移したせいで見付かったと言える。
もう一つ言えば、犯人の体格で、百八十センチからある男の遺体をどうやって外に運
び出し、車に載せたのかというのも気になる(切断して小分けにしたものと思ってたけ
ど、違うみたい)。当初、都丸刑事は「女性には難しいでしょう」との前提で捜査を進
めており、これに対する答が「三年間埋めていたので白骨化し、軽くなったから」とい
うものだった。そこはいいんだけど、じゃあそもそも最初に埋めたときはどうやった
の?という疑問が生じて当然なのにそこはスルーされてしまい、もやもや。
こうしてみると、主人公と元妻の関係を描くためだけに奉仕したストーリーだったと
いう印象が強かった。なので、今回は推理物・捜査物だと捉えずに、男女のお話なんだ
と最初から承知して観れば、充分に楽しめたかと思います。
ではでは。
#3591/3601 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA ) 25/08/20 16:38 ( 32)
運がない 永山
★内容
鹿児島を中心?に、火球らしき現象の目撃情報多数。八月十九日二十三時八分過ぎ。
自分の日常生活パターンとして、夜十一時になると、離れの小屋から外に出て母屋に
移るんですが、たまに遅れることもある。昨日は十一時ぴったりに移動したため、火球
は母屋の中にいるときだった。残念。
この発生時刻に物凄い音――重たい物が何かにぶつかったような大きな音が短くした
のを聞いて、恐らくは火球の音だったんでしょう。しかし、鹿児島にいると、大きな音
がしたらまず桜島の噴火を想起する癖が付いており、でもテレビを見ていても噴火速報
は出なかったから「大きな噴火じゃなかったのか」と考え、気にせずにスルーしてしま
ってた。あれだけ大きな音がしたんだから、違う可能性を考えなくちゃいけないのに。
(^^;
ドラマの感想>
フジテレビ系で放送のドラマ「スティンガース 警視庁おとり捜査検証室」第五回を
録画視聴。ネタバレ注意です。
ここ二回と比べると、平凡な出来に収まってしまった感のあるエピソード。話の構造
がシンプルかつ既視感強めなのもありますが、何よりもまず、見せ方で失敗している印
象を受けました。
教団の農園に潜入した森園が、あたかも取り込まれたかのように振る舞うくだりは、
これまで既存の作品で散々目にしており、「このパターンか。どうせもめている最中
に、こっそりメモを渡すんでしょ」と思ってしまう。実際にはメモを渡すのではなく、
違う手段が執られていたのですが、メモ渡しをはっきり否定する描写がないため、視聴
者は種明かしがされるまで、ずっと「どうせ〜」の手口だと見なして、それ以上考えな
くなる。そこが勿体ない。メモの手渡しを否定した上で、じゃあどうやってという謎を
提示すべきだったと思う。
教団に先行して潜入していた人物の存在も、最終盤になっていきなり出てきた感があ
って、あまりよくない。最低限、物語の序盤にさりげなく登場させて、二階堂が接触す
る余地があったことを示しておく必要があったんじゃないかと。
枠として時間が足りなかったのかと言えばそれはなく、今回の冒頭では本筋とは無関
係の別の事件で、コンセプトカフェで張り込むためにコスプレしての捕り物シーンが描
かれていました。これを削って、手掛かりの配置に使ってほしかった。
ではでは。
#3592/3601 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA ) 25/08/21 16:53 ( 33)
原作を読まねば? 永山
★内容 25/08/28 16:52 修正 第2版
WOWOWのドラマ「殺した夫が帰ってきました」最終回を録画視聴。ネタバレ注意
です。
うーん、尻すぼみというか、当初(第一話)想像したのとはまったく異なる展開にな
り、最後も証言の信憑性は脇に置いて、感動系に針を振ろうとしている感じがあって、
いまいち乗れなかった。
何故入れ替わったのか、動機・理由についてはようやく明らかに。母親が出生届を出
さなかったせいで無戸籍のまま育った愛が、“自分”を手に入れるために、事故死した
茉菜になりかわったと。そこは確かに成立しているし、事故の間際に入れ替わるつもり
があったのかどうか愛本人も分からないとするのは、非常にいいと思う。
その上で、都合のよい設定にちょっと首を傾げたくなります。無戸籍のまま育つ人が
どのくらいの割合いるのか知りませんが、少数なのは確かでしょう。そんな女性が自身
とよく似た境遇・背格好の同年代の女性と仲よくなる――まあこれはありそう。その女
性と友人が車で移動中に土石流に遭い、女性は助かり、友人は亡くなる(正確には行方
不明)――これはなかなか起きそうにない。さらに、なりすましたあと、まったくばれ
ることがなく五年間過ごす――これが一番難しい。本ドラマで言うと、茉菜は結婚して
おり、仮に挙式や披露宴はしていなくても、ごく近しい者には伝えていたはず。茉菜の
病歴も問題になってく可能性大。運転免許の更新は、ずっとペーパードライバーで過ご
して実技をする必要がなかったとしても、視力検査で大きな差違が出たら疑われるので
はないか等々。
そういった諸々を作り手の都合で全部クリアしたことにして、物語をこしらえるのだ
から、もっと“凄い”お話を期待しちゃうわけです。
あと、全話視聴後に世評が気になって検索しました。その過程で、原作小説がかなり
の高評価で、叙述トリック物として認識されていると知る。うん? 叙述トリック?
どこにそんなものがあった?と感じました。確かに入れ替わり・なりすましが序盤で露
呈しないように、ある程度の趣向が用いられていると言えるかもしれないけど、叙述ト
リックと呼ぶほどではない……と見なしてた。ひょっとしたら小説では違うのかと、電
子書籍の無料で読める部分に目を通してみることに。
で、ますます分からなくなった。無料分を読んだ限りでは、叙述トリックのルールを
無視している。このシーンをこんな自由に書いていいのなら、叙述トリックとしての驚
きが成り立たない。「嘘をつかれた」と感じるだけ……と思うんですが、最後まで読め
ば納得できるのかしらん?
ではでは。
#3593/3601 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA ) 25/08/22 16:56 ( 21)
本格ミステリ的には竜頭蛇尾 永山
★内容
テレビ朝日系で放送のドラマ「大追跡〜警視庁SSBC強行犯係」第七回を録画視
聴。ネタバレ注意です。
学校のプールに空から遺体が降ってくるという、ミステリとして見れば非常に魅力的
な謎の提示からスタートしましたが、この点は早々に、近くの建物から落ちた、ってこ
とで収束。がっかり。(^^; 建物とプールの位置関係から、防犯カメラに映っていたよ
うな落ち方(突き落とされ方)は無理がある気もしましたが。
今回、デジタルエビデンスとしてクロースアップされたのが、歩容認証。前々から扱
うに違いないと思っていました。(^^) ただまあ、現時点では日本の裁判で証拠採用さ
れたという話は聞かないので、あくまでも補助的な証拠・手掛かりぐらいの位置付けな
んですかね? ドラマの中では、さも決定的な証拠であるかのように、容疑者に突き付
けていました。実際、科学的な精度は信頼するに足るものだと思うんですが、公的に認
められるようになるには、まだ時間が掛かりそう。
あと気になるのは、歩容認証って一度扱っちゃうと、今までの回で何でこの技術を適
用しなかったの?と疑問を抱かれるだろうなと。その辺り、どうだったかな〜? 今ま
でのエピソードでも、防犯カメラに捉えられた歩いている映像が出て来たと思うんです
が、いちいち見直して調べるまではちょっと。(^^;
新しい技術としては、SSBC独自開発の検索システムというのが出て来ましたが、
すでに実現しているのかな? 実用化され、運用されているのならとても便利なすぐれ
ものだけど。報道されないのは犯罪者に対策されないようにするため、とかだったり。
ではでは。
#3594/3601 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA ) 25/08/23 17:46 ( 25)
また被り 永山
★内容
フジテレビ系で放送のドラマ「最後の鑑定人」第七回を録画視聴。ネタバレ注意で
す。
同じ日に一時間早く始まった他局のドラマ「大追跡〜警視庁SSBC強行犯係」で扱
った歩容認証が、こちらのドラマでも取り上げられていました。言い回しは歩容解析で
したが、同じこと。以前、地理的プロファイリングでも同日放送のエピソードで被って
いましたが、二度もあるとは。
で、「SSBC」の感想で触れた、歩容認証の技術を一度用いると、それ以前との整
合性が取れなくなるんじゃないかという懸念については、本ドラマでも解消されていな
い、多分。裁判で証拠採用されるかどうかも含めて発展途上の技術ってことで、現時点
では特例もしくは補助扱いにするのが吉かしらん?
さて、今回の話ではそれよりも大きな問題点があったと感じました。犯人(男)の物と
思しき唾液と被害者(女)の唾液が混ざってしまい、通常の鑑定では検出できないた
め、Y染色体に絞って鑑定する技法が使われていました。Y−STR法と言うんだそう
で、この方法だと検出は可能だが、個人の特定において容疑者と一致しても、容疑者の
兄弟や父親、子供、伯父・叔父、もっと言えば祖父や曾祖父、男の孫・ひ孫に甥っ子
等々その家系で男系の血縁者はみんな当てはまるはず。そのことは専門家なら百も承知
だろうに、最後の最後まで言い出さない。極めて不自然なストーリー展開でした。視聴
者だって説明を聞いて分かっていた人は多数いるに違いないのに。なので、今回で言え
ば実は容疑者の弟が真犯人でした、で終わらせるのではなく、容疑者からその弟へ疑い
が移ったあと、さらにもう一度ひっくり返すくらいの手際を期待していた。やりようは
あったと思うんですよ。今回の検事、無茶苦茶強引で都合のいい部分だけを切り取るタ
イプだったから、いっそこの検事が犯人だったってことでいいじゃない。自身の犯行
を、偽の証拠を仕込むことで他人に擦り付けたと。
ではでは。
#3595/3601 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA ) 25/08/24 17:22 ( 30)
ある意味シザーハンズ 永山
★内容
WOWOWのドラマ「塀の中の美容室」初回無料放送を録画視聴。ネタバレ注意で
す。
原作は桜井美奈による同名小説で、未読です。
……って、この前の同じ枠で放送されたドラマ「殺した夫が帰ってきました」も、桜
井美奈の原作だった。もしかして、WOWOWがこの作家を凄くプッシュしているの
か。
最初にタイトルだけ見たときは、刑務所内にある美容室が舞台で、利用者は服役中の
人に限られるんだろうなと想像しました。理容師が囚人かどうかはちょっと判断が付き
ませんでしたが、凶器となり得るハサミを扱うだけに、囚人がやるとしてもよほどの模
範囚じゃないと許可されないに違いない、と想像。
ところがふたを開けてみると大違い。刑務所内にある美容室は当然、その通りなんで
すが、利用者は外からやって来た一般の人。予約してやってもらうらしいんですけど、
特段厳しいボディチェックがある訳ではないみたい。
そして理容師は、囚人の女性でした。ちゃんと理容師になるための勉強をして訓練を
受けて、免状を有してから店を持てるとのこと。
まず浮かんだ疑問が、刑務所内にある、囚人のやっている理髪店に好きこのんで行く
一般客がいるのか?という点。一日三件の予約で「大盛況」と言っていましたから、お
客ゼロのときも結構あるのかもしれません。それにしてもわざわざ選ぶとは……料金が
安いのかな? 第一話では、髪の長い女性がカットと洗髪をしてもらって一七〇〇円と
なっていましたが、やっぱり安いかな。
理髪の様子は、刑務官(女性)がずっと見ていて、あれは落ち着かないかも。理容師の
個人的なことを聞くのは禁じられており、もし抵触しそうになる刑務官から注意の声が
飛ぶ。
お客の身元とか持ち物検査とかしなくて大丈夫なのか、ちょっと気になりましたが、
作業中はずっと刑務官が監視しているのだから、そこが防波堤になるということかしら
ん。
初耳のことばかりで、そちらの情報に気を取られがちでしたが、ストーリーの方も理
容師・お客ともに訳あり感が出ていて、これから掘り下げていくのでしょう。
ではでは。
#3596/3601 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA ) 25/08/25 16:59 ( 28)
だいぶ現実離れしてる気が 永山
★内容 25/08/25 17:00 修正 第2版
WOWOWのドラマ「怪物」第七回を録画視聴。ネタバレ注意です。
早い段階で真相に気付かれるのを避けるため?なのか、ここに来て脇道に逸らすよう
な演出が目立ってきた気がする。私の思い込みかもしれませんが。(^^;
たとえば、署長が怪しい動きを見せて、挙げ句に今回のラストで殺害されました。こ
の一連の流れは、急ぎすぎの感があるような。「署長が真犯人?」と思わせたいのであ
れば、ここで死なせるのは早い。さらに、署長は死ぬ前の時点で、八代父に会って出世
の後押しを頼んでいる。これに対して八代父が冷たい態度取ると、署長は真っ向から反
発、命令通り防犯カメラを止めたが実際には録画しており、その間の画像データは手元
にあると脅しめいた台詞を吐きます。これだけで八代父の怪しさが一気に上がるのに、
加えて、最後に署長の死ですから。どう考えても、八代父が怪しい。こうもあからさま
だと、ミスリードされているのかと思わなくもなし。
上記以外では、開発会社の社長と田所議員の二人が、急に容疑者に浮上。というか、
過去のシーンとして、琴音を車ではねてしまったと思しき様子が描かれていたので、犯
人そのものに見えるのですが。で、このことは田所議員の息子で、警察職員の田所幹男
のトラウマ?らしき鹿の絵の件と関わっていそうな雰囲気。琴音をはねた車に幹男も同
乗していたが、眠っていたか何かで事故そのものは目撃しておらず、あとで「鹿をはね
たんだ」とでも説明されたのかな?
あと、琴音の遺体は富樫の家の地下室の壁から出て来ましたが、この死体遺棄は柳の
仕業らしい。いつ、どうやったのかが分からない。柳は地下室の工事を手伝ったと言っ
ていたけれども、それだけで人ひとりを運び込んで隠せるものか?
一番気になったのは、凛子が敵を討ちに拘留中の柳を殺そうと、警察署にやって来る
くだり。未遂に終わったけれど、勝手口みたいな所まで誰にも知られることなく簡単に
接近できるなんて、あり得るんだろうか。連続殺人という全国規模の大事件なんだか
ら、署員だけでなく応援の捜査員が大勢来ていておかしくないのに、警察署の建物自体
が何かひっそりしてる。署長の怪しい動きを凛子に目撃させるためのご都合を感じてし
まう。
ではでは。
#3597/3601 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA ) 25/08/26 17:55 ( 28)
日曜は週末か否か 永山
★内容
TBS系で放送のドラマ「19番目のカルテ」第六回を録画視聴。ネタバレ注意で
す。
前回の感想で、医者が医者に診てもらう珍しい云々と記しましたが、今回も医者が医
者に対して「具合が悪いようなら診てもらえば」的な台詞を言ってました。なのでこれ
は、決して珍しいことではないと視聴者に知らせるためなのかなと勘繰ったり。(^^;
今回は終末期医療がテーマ。一番難しいと言っていいと思いますし、ドラマ作り的に
も行き先がほぼ決まっており、捻るのが難しいテーマだと感じます。奇跡の回復がない
限り、患者をいかにして送るか、本人及び周りの者がどうすれば安らげるのかという点
に絞られる。ドラマ作りとしては、そこが見せ場になる訳で、今回のエピソードも準じ
ていたかと。あ、若い医師の成長という側面もありました。おかげで主人公はやや影が
薄かった。そこをカバーしたのが、主人公の師匠の存在で、ちらっと登場し、次回につ
なげる伏線を張っていった感じ。
話を戻して、終末期医療を受けている患者が、「映画スターみたいに格好よく死にた
い」と言ってて、さらに映画ファン、特に任侠ものが好き、喋り口調が時折任侠物のそ
れになるといった辺りから、てっきり任侠映画の名シーンを再現して、息を引き取る演
技をする(何ならそのまま本当に息を引き取る)のかと想像していましたが、違った。
さすがにそこまで漫画チックにはできないか。昔、日本テレビ系のバラエティ「世界ま
るみえ」でだったか、死期の迫った人の依頼を聞いてやりたいことを叶えるという会社
が紹介されていたと記憶していますが、基本、それと同じなんだろうなと思う。会社な
ら要望を直に伝えたらいいけど、そうじゃない場合は周りがどれだけ察せられるかが重
要であり、難しい。直接要望を尋ねて「もっと生きたい」と言われたら、途方に暮れる
(汗)。
そういった諸々を含めて、ドラマではうまく描いていたと思います。
そうそう、今回に限らず、脚本が主人公の徳重に名言を言わせようとしている感があ
る気がするけど、あと一歩かな。『ミステリと言う勿れ』の久能整の線を狙って、もっ
と響く言葉をくれ。(^^)
ではでは。
#3598/3601 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA ) 25/08/27 17:14 ( 36)
尺不足か練り込み不足か 永山
★内容
フジテレビ系で放送のドラマ「スティンガース 警視庁おとり捜査検証室」第六回を
録画視聴。ネタバレ注意です。
アイディアはとてもよかった。捻りが利いていたし、観ていて非常に楽しめました。
途中で、劇団による自作自演ということは想像がつきましたが、動機は最後の講演で注
目を集めるためだと思っていたら、まさかの絵画窃盗。決定的な手掛かりはない物の、
伏線はちゃんと配置されており、ミステリ的興味を充分に満たすものになっていたと感
じました。
が。
根本に関わる疑問が一つ。犯人達はこんな立てこもり事件を起こしてカムフラージュ
に使う必然性があったのか?、です。
トリックの原理は、生配信と見せ掛けて前もって撮っていた映像を流し、その間(公演
中の十分間、メンテナンスでセキュリティが切られる)に、同じビルにある画廊から高
価な絵画を盗み出す、というものです。アリバイトリックですね。これなら、わざわざ
立てこもり事件を起こす必要はなかったんじゃない? 劇団員のアリバイは、映像トリ
ックだけで成立するはず。
「いや、立てこもり事件を起こしたのは画廊を無人にするためだ」ということなのか
もしれませんが、素直にうなずけない。セキュリティが切られることは前もって予告さ
れていたのだから、画廊のオーナーも承知しており、それが立てこもり事件を理由に避
難させられるのであれば、絵を持ち出すか、少なくとも戸締まりをいつも以上に厳重に
するのが普通。
また、立てこもり事件が発生した同じビルとは言え、フロア違い。警察が他のフロア
及び階段の踊り場に立つ可能性は大いにある。そんなことされたら、犯人達は絵画を盗
みにいけない。元も子もなくなる。
以上から、立てこもり事件を起こすのは犯人らにとって不利な事態を招く恐れが強
く、やるだけ損だと思えた。
セキュリティが一時的に停まる19:00からの十分間、画廊に人がいるのであれ
ば、普通に録画配信でアリバイを確保しつつ、犯人達が押し入る方が確実でしょう。
で、他に考え方はないかとネット検索してみたら、窃盗を起こす予定の夜公演だけ観
客を入れない理由付けをするため、というのが出て来ました。なるほど、確かに理屈は
通るけれども、それならそれで「夜公演は生配信のみです」って劇団が決定すれば事足
りる気がする。
と、大きな難点があるとは思いましたが、このトリック、アイディアを盛り込む心意
気は買います。同工異曲でいいから、二時間ぐらいの本格ミステリに仕立ててくれない
かしらん。
ではでは。
#3599/3601 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA ) 25/08/28 16:50 ( 28)
でも鹿なぜ鹿 永山
★内容 25/08/28 16:51 修正 第2版
WOWOWのドラマ「怪物」第八回を録画視聴。ネタバレ注意です。
第七回の感想で記した幹男についての想像は外れていました、よかった。(^^; まさ
か幹男自身が車で琴音を轢いていて、なのにそれを鹿を跳ねたと思い込んでいたとは。
てっきり、母親に「鹿を轢いた」んだと言い含められたのかと。
で、敢えてケチを付けるのなら、物語としてはどうして鹿なのかの説明がほしいとこ
ろ。猪や野ウサギではなく、鹿である理由。琴音の身に付けていた物の中に、バンビの
絵柄があった、とかでもいいからさ。
読み違えていたと言えば、建設会社社長・中橋の足。登場してからず〜っと杖を突い
て、右足を引きずるような歩き方をしていたから、もう疑いもしなかった。まさか右足
は何ともなくて、普通に歩けるなんて。でもまあ、これについても伏線・手掛かりがあ
ればよかったのにと思う。中橋が一人で歩いたはずなのに、地面に杖の痕跡がなかっ
た、とか。
幹男が琴音を轢いたことを思い出しましたが、彼の証言は「倒れていた琴音を轢い
た」というものであり、遺体の骨折具合にはそぐわない。その違いに、富樫はすぐ気付
いてよさそうなのに、何故かそういう風には描かず、そればかりかあたかも(「俺を殺
してくれ」と頼んでくる幹男をほんとに殺したかのような描写を入れるという、よく分
からない演出。幹男が生きてることはすぐに分かるようになってるし。
証言と遺体状況の差違に視聴者が気付いていることは制作サイドも承知しているの
か、ラストでは最初に琴音を跳ねたのは、八代父が運転する車だったことが示される。
ここはよかった。あと二回あるから、だらだらと引っ張られるのも覚悟していたのです
が、さっと肯定してくれて、スピード感が出た。
前回ラスト近くで署長が殺されましたが、今回はそれが全国的な大事件として扱われ
ていることが、登場人物の台詞で語られました。その割に、地元警察署に来るマスコミ
は少ない(というかいない?)し、捜査に当たる人員も増えたようには見えない。“そ
ういう場面は描かずに省いただけ”と言われればそれまですが、臨場感の観点からは描
いた方がいいんじゃないかなー。
ではでは。
#3600/3601 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA ) 25/08/29 20:11 ( 27)
ぼっちゃん、そして歩容 永山
★内容
テレビ朝日系で放送のドラマ「大追跡〜警視庁SSBC強行犯係」第八回を録画視
聴。ネタバレ注意です。
最後まで観てから、「冒頭のシーンで、映像によるシンプルな叙述トリック――さ
も、赤シャツの男が銃撃犯のように見せ掛ける――が仕掛けられていたのかな?」と思
い、観直してみましたが、そのようなトリックはなかった。(^^; 単に真犯人がたまた
ま赤シャツを着ていたのか、あるいは近辺に赤シャツを常用する銃を隠し持った若い奴
がいるという噂を聞き、濡れ衣を着せるために赤シャツを羽織って犯行に及んだか。
被害者が元刑事と分かった時点で、警察はその人の記録を洗いざらい出してくるんじ
ゃないのかな。だとしたら、定年間際の交番勤務時に拳銃を奪われるという失態を犯し
たことが、なかなか明らかにされないというのは不自然な印象を受けました。ドラマチ
ックな展開を優先させたかったんでしょうけど。
犯人は奪った拳銃で二日後にホームレス一人を殺害し、そのまま二十二年間逃げて未
解決というくだりを聞いて、言っちゃあなだけど、ホームレス一人を殺すために、わざ
わざ危険を冒して交番で警察官を襲撃し、銃を奪うというはバランスが取れていないな
あ……と思っていたら、終盤に来て、実はそのホームレス、潜入して張り込み中の刑事
だったという事実が明かされ、やっと納得できました。ホームレスに分した刑事だと知
っていたから、拳銃が必要と考えたのなら、しっくりくる。そこはよかったんですが、
ただ、作中で誰もホームレス一人殺すために拳銃を奪う行為に疑問を抱いておらず、本
当にそういうもんなのかと違和感がありました。誰かに疑問を呈させ、それが後の種明
かしにつながるという風にしてほしかった。(^^)
もう一点、前に懸念した通り、「どうして歩容認証を使わないの?」と感じる場面が
あった。赤シャツの若い男を容疑者と見なしているのだから、テレビの街頭インタビ
ュー映像に映った似た体型の人物を片っ端から照会していけば分かるんじゃないか、と
思える。実際には不可能なのだとしても、視聴者が何故使わないのかと疑問を抱くこと
を想定して、ちゃんとフォローしなくちゃいけないと思う次第。
ではでは。
#3601/3601 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA ) 25/08/30 22:53 ( 25)
いつの時代か分からない 永山
★内容
フジテレビ系で放送のドラマ「最後の鑑定人」第八回を録画視聴。ネタバレ注意で
す。
今回は人情話に振り切っていたものの、ミステリとしても意外と見所のあるストー
リー展開になっていたような。
まず、まったく同じ日付の遺言書が二枚、金庫から出て来る。どちらかが偽物に違い
ないということで鑑定してみると、どちらも真筆。さあ困った――と、これだけでも結
構興味深い。ただ、少し考えてみると、仮にどちらかが偽物だとするなら、わざわざ同
じ日付にはしないはず。同じ金庫から出て来たのだから、日付の確認は容易い。もっと
言えば、正式な方を破棄していたっておかしくない。
なのでまあ、この時点で、遺言を書いた人が二通りを書いたが最後まで迷って、決め
かねている内に亡くなってしまったと推測できる。
その後、隠し子を称する女性が現れ、話がややこしくなってくる。さらにDNA鑑定
をしてみると、その女性だけでなく、本来の実子であるはずの二人(兄妹)までもが、
実子ではないと鑑定される。この辺りの展開がなかなか面白い。
で、ここでもまた問題があって、三人のDNAを調べた段階で、今回の話の結論につ
ながる事実はほぼ把握できていただろうに、そのことをすぐには示さず、ぎりぎりまで
(ドラマ上、盛り上がるように)引っ張るというのは何だかな〜と感じました。
あと気になったのは、自身(男)が子供を作れない病気だから弟に頼んで、弟と妻と
の間に子をもうけるという考えは分かるのですが、どうやら本ドラマの描き方から推し
て実際に肉体関係を持って子をなしたらしいのが、首を傾げたくなる。体外受精の技術
がない時代ならまだしも、そうではないでしょう。
法律に関しても疑問があるけど、この手のドラマはきちんと監修してるはずだから、
とりあえず信じる。
ではでは。