#3568/3601 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA ) 25/07/29 17:30 ( 24)
当たっていそうで翻弄されているような 永山
★内容 25/08/28 16:53 修正 第2版
WOWOWのドラマ「殺した夫が帰ってきました」第三話を録画視聴。ネタバレ注意
です。
前回の感想で言及した、「真相をすべてお話しします」の台詞はこの第三話のラスト
シーンに位置づけられていました。てことでお察しの通り、“真相”の中身はまだ語ら
れることなく、次回へ続くとなりました。ただ、上の台詞に続いて、茉菜が「鈴倉和希
を殺したのは私です」と刑事相手に認めたのには、「え?」となりました。早い、早過
ぎると感じたから。
その他の点でも、予想外の展開を見せ、個人的には楽しめました。驚きに満ちた回で
あったと言っていいかも。
まず、第二回の最終盤で見付かった白骨遺体が、鈴倉和希であるとの鑑定が出たこ
と。歯の治療痕が合致したとのことなので、まず間違いないでしょう。和希の死亡が確
定なら、茉菜の前に現れた男は一体誰なんだ?となる訳で。
そして茉菜は夫の顔を知らないことにもなる。まあこの点については、茉菜は和希の
妻と入れ替わっていると想像しているので、想定内とも言えますが、それとて、まさか
顔を知らないとは思わなかったな。
そんなこんなで、想像(推理)を修正すると――和希を死に至らしめたのは和希の妻で
あり、その女は茉菜の親友Aでもある。Aは和希からDVを受け、しかも高額の生命保
険を掛けられていた。和希は保険金目当てでAを事故死(崖下への転落死)に見せ掛け
て殺そうとしたが抵抗されて自らが転落、死亡。Aはその現場から戻ったところを、茉
菜と会い、起きたことをすべて伝える。茉菜は以前からAの立場を羨んでおり、今、入
れ替わるチャンスが訪れたと感じて、Aを殺害。死体をうまく処理して、Aになりすま
した――といった具合になるかしらん。当たって“いない”ことを願う。(^^;
ではでは。
#3569/3601 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA ) 25/07/30 17:30 ( 26)
また凌の字 永山
★内容 25/08/06 12:52 修正 第2版
フジテレビ系で放送のドラマ「スティンガース 警視庁おとり捜査検証室」第二回を
録画視聴。ネタバレ注意です。
前回でおおよその作風を掴めたせいか、結構よくなったように感じた。手放しで面白
い!と絶賛できるほどにはまだまだですが、二話目にして、偽装カップルネタを持って
来ても充分面白さが出る辺り、主人公二人の関係性を初回からしっかり示しておいた効
果の現れかと思います。
スティンガースをライバル視というか敵視している捜査一課は、安定の無能ぶり。い
くら作劇上の都合とは言え、あまりにもあまりな扱い。少なくとも、被害者の内三組
(六名)がカップルYouTuberであることくらいは、捜査一課が把握するでしょ
うに。だいたい、生還した被害者に職業を尋ねなかったのかと。
真犯人というか主犯の存在及び正体については、推測する根拠がやや弱く、取って付
けた感は否めませんが、意外性という観点から言えばなかなかよく、「あ、そっちな
の」と思ったです。
ゴムゴムパッドは実在するんだろうか? ^^; 同様の品物はありそうだけど、ネーミ
ングが。
で、乾が後ろから刺される場面、てっきり、そのゴムゴムパッドを二階堂から借りて
着用しているものだとばかり。何の防具もなしに刺されたあと、元気いっぱいに犯人を
追い掛けてとっ捕まえていたのはタフすぎる。
冒頭に出て来た女性収監者がキンタロー。に似ているなと思ったら、キンタロー。だ
った。関口(杉本哲太)の女装及びコスプレは狙いすぎ、小山内の方はそういう設定だ
からとは言え似合いすぎ。
名前。警視庁公安部長の肩書きで豊浦凌なる登場人物がいますが、「凌」は一九九〇
年以降人名に使えるようになった字。上に見積もっても三十五歳どまりな訳ですが、そ
の年齢で警視庁公安部長になれるものなのかしらん?
ではでは。
#3570/3601 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA ) 25/07/31 16:50 ( 28)
怪物対決にはならず 永山
★内容
WOWOWのドラマ「怪物」第四回放送を録画視聴。ネタバレ注意です。
富樫と八代の対決感が盛り上がりを見せています。ただ、八代の方に少し格落ちな感
が漂っていて、まともな形の勝負になっていないようにも感じます。一応刑事なのに違
法すれすれというか多分違法なやり方で同じ刑事の富樫の家にガサ入れするわ、ほぼ当
て推量で富樫の馴染みの焼き肉屋を遺体解体現場と睨んで捜索するわで、無茶苦茶で
す。キャリア組のエリートという位置付けなのに、やればやるほど空回りというか、無
能ぶりを見せてしまっている。おまけに、自身の犯した失態(一般人に捜査の手伝いを
頼んだ挙げ句、その一般人を死なせた)は、父親が尻拭いしてくれているのに、何ら感
謝せずに、「父親が尻拭いをするのは父自身の出世のためだ」と軽蔑する台詞を吐く。
精神的にも幼く、今の署に移る前に手柄を立てていたという話すら怪しく思えてくる。
また、八代が重大な情報を入手するのが、悉く立ち聞きというのが無能っぽく見せて
しまっている。偶然に助けられているのか、それとも富樫をつけ回しているからこそ得
られた“努力のたまもの”と言えるのか、もしくは富樫がわざと聞かせているのか。
それでいて物証の一つも見付けられないから、自白に頼った恫喝を繰り返す。
今回、本筋とはあまり関係のない悪役としてよく動いたのは、土地開発で大儲けを企
む建築会社の社長。殺人事件が起きて、開発がストップしており、大損を食らいそうだ
からと言って、殺人事件を単なる家出にすり替えようと工作するのは、れっきとした犯
罪でしょうに、平気でやってる。ドラマが終わるまでに、こいつにも鉄槌が下るよう
に。(^^;
有力容疑者に浮上したのが、田所幹男。心理的に何かトラウマを持っているみたいだ
けど、あの状態で緻密な犯行は無理っぽいからダミーか、あるいは共犯者がいるパター
ンかな?
そしてラストで最有力容疑者として急浮上したのが、被害者(指切断と行方不明)で
ある美緒の父親・柳辰夫。外見だけで言えば登場時から怪しかったんですけど、被害者
の父親で動機がないからと犯人候補から外していましたが、どうやら違うみたい。父娘
間で何があったのかが、次回で明かされる模様なので期して待つ。(^^)
ではでは。
#3571/3601 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA ) 25/08/01 17:36 ( 25)
理想的対立構図 永山
★内容
テレビ朝日系で放送のドラマ「大追跡〜警視庁SSBC強行犯係」第四回を録画視
聴。ネタバレ注意です。
今回は複数の要素がカチッとはまった佳作、良作だったかと思います。
SSBCの木沢が地理的プロファイリングの威力をテレビインタビューで自慢げに語
り、その後起きた連続放火事件で、地理的プロファイリングに失敗する。これまでの回
では捜査一課がSSBCを理不尽にけなし、罵倒していましたが、今回はちゃんとした
理由がある。まずここがよかった。加えて、連続放火と思われていた最初の一件の犯人
を、捜査一課独力で逮捕している。これにより、捜査一課の有能さも示せている。
手法が通じず、追い込まれたSSBCも当然、反撃に転じ、連続放火犯を特定、逮捕
にこぎ着ける。
さらにはサイドストーリーである伊垣と青柳による元夫婦としてのやり取りにも、犯
人逮捕に至る意味が持たせてあって、無駄のないストーリーが繰り広げられたような満
足感がありました。
惜しむらくは、その一つ一つが視聴者にとってかなり分かり易く、配置された時点で
おおよそ察しのつくものがほとんどだったこと。ために、意外性は乏しかった。
もう一点、不満を挙げるとすれば、やり直した地理的プロファイリングについて。
「犯人は専門書を購入してプロフィリングの手法を学んでいる」との想定で捜査するの
であれば、二度目の地理的プロファイリングにおいても罠が仕掛けられている可能性を
考慮するものではないかいな。その言及がなく、ただ「木沢の能力を信じる」と言って
前に進むのはあまり感心しません。
名波凛太郎の名前の件は、もうあきらめた。(^^; ストーリー上の深い意味があって
名付けられたのではないんでしょう。伯父に当たる官房長官も割と脳天気なとこある
し、何らかの秘密の作戦を進行中とは思えず。
ではでは。
#3572/3601 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA ) 25/08/02 17:36 ( 35)
偶然の鑑定 永山
★内容
フジテレビ系で放送のドラマ「最後の鑑定人」第四回を録画視聴。ネタバレ注意で
す。
奇しくもと言うべきなのかどうか、この枠の一時間前に放送のテレ朝ドラマ「大追跡
〜警視庁SSBC強行犯係」第四回と同じ、地理的プロファイリングをメインに扱った
エピソード。局が違うと調整することはできないんだろうけど、それでもちょっとね。
ネタ不足のイメージが生じてしまい、お互いに損かも。
それはさておき、内容の方は土門が警察(科捜研)を辞めた件に関わるもので、てっ
きりこれがシリーズ全体を貫く縦軸になるのかと思っていましたが、この第四話一回き
りで解決した模様。捜査員の一人、女性刑事の西村から、「鑑定は百パーセント確実な
んですか!?」と強い調子で問われて、肯定の返事ができなかった(科学を信じられな
かった)から科捜研を辞めたっていうのは、極端な気がする。そもそも、土門は質問さ
れたとき、何で肯定の返事ができなかったのか、その理由がはっきりしない。消化不
良。
で、西村(元)刑事は最初の判断を誤ったがために、自分で自分を追い込んでしまっ
て、死を選んだ形に。見逃したくなる気持ちは分かるけれども、それを実行しちゃうの
は分からない。そういう性格・性質には描かれていなかった。犯人に同情しつつも自首
をさせるキャラクターでしょう。おまけに、被害者を死なせてしまった犯人を見逃した
せいで、他の共犯者達もお咎めなしの野放し状態にした点は触れられていなかったけれ
ども、大きな問題だと思う。
土門が犯人を突き止める過程にも、ちょっと疑問が。西村の行動、立ち寄り先を元に
犯人は自動車整備工場勤めというのは、飛躍がある。西村が犯人を突き止めていたとす
るのは、土門からすればあくまでも仮定であり、そこの検証が足りていない、あるいは
描かれていなかった。たとえば自動車整備工場勤めは犯人ではなく、犯人に近しい人物
という可能性だってあるでしょう。
と、色々不満はありますが、土門と尾藤が元夫婦であることがようやく示され、それ
を基にした息抜きギャグバート的なやり取りはまずまず楽しめました。ここからハート
フルな小エピソードを今後入れてくることが予想されます。(^^)
この“実は元夫婦”の設定も、上と同じくドラマ「大追跡〜警視庁SSBC強行犯
係」で用いられており、ありがちかつバレバレな設定とは言え、あまりの類似ぶりに、
ネタ切れ・ネタ不足かと以下同文。(^^; むしろ両放送局が知らない裏で制作サイドが
通じ合っていて、敢えて似たような設定にしたということだったら、どんなにか面白い
か。まあ、「最後の鑑定人」は原作があって、原作通りらしいから、「SSBC」の方
が被せて来ようと考えたのならできなくはない。あくまでも仮の話。
ではでは。
#3573/3601 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA ) 25/08/03 21:30 ( 32)
らしさが乏しい 永山
★内容
スカパー!開放を利して、チャンネル銀河で放送の松本清張ドラマ「影の地帯(二〇
一五年版」を録画視聴。ネタバレ注意です。
うーん。原作小説の感想レビューをあさると、「駄作」と断言しているものもありま
したので、この場合原作よりも映像作品が面白くなることはあるまいと、ある程度承知
の上で観てました。まあ、実際、つながりがよく分からないまま話が進んでいった。
主人公の新聞記者が、同僚の女性記者が死んだ件を、根拠も理屈もなくいきなり「他
殺だ」と断言して、独自に捜査開始。その過程で用いるのは、旧式のフィルムカメラ
で、どうやら直前に女性記者からもらったフィルムを使いたい、つまりは弔い合戦の意
味を込めているみたいですが、いちいち現像しないと確認できないため、時間を食って
いる。
主人公の先輩で元同僚のゴシップ記者が襲われ、あたかも死んだように描かれる。終
盤、これが助かっていたと判明し、救い出されたゴシップ記者の証言を証拠として、犯
人確定。ただ、その証言の元となる手掛かりを得るシーンが、ゴシップ記者が襲われた
あと運ばれる際のもので、何らヒント映像として示さないまま、解決のくだりでいきな
り出て来る。手掛かりが手掛かりとして機能していない。
犯人側は遺体の処理にトリックを用いたみたいなんだけど、はっきりしない。結局、
切断してからコンクリート詰めにして、湖に沈めたってこと? どこがトリックなんだ
と問いたいレベル。行方不明事件が起きているのだから、湖なんてかなり早い段階でさ
らいそうだし。
被害者の大学教授は、犯人が白状する段になって、悪人であることが唐突に明かされ
ます。そこはまあ視聴者・読者に向けて伏線を示せというのは厳しいかもしれません
が、そもそも金を渡せと脅してきた教授をその場でどうにかしようとするから犯人のお
膝元で犯行に及ぶことなっちゃってる。要求に応じたふりをして別の場所で後日合う約
束を取り付け、それから犯行に及ぶ方が何かと都合がいいだろうに。
他にも、手こぎボートを手こぎボートで尾行して、気付かれないってあり得るのか?
とか、犯人は女性記者が重要な証拠となるSDカードを預かっていることを知らないは
ずなのに女性記者の遺体からSDカードが見付からないとか、犯人と大学教授の間でト
ラブルがあったことは知られているのにまともに調べていない(犯人の一人が刑事だか
らというのもあるのでしょうが限度ってものがある)といった難点が多い作品でした。
どこまで原作に忠実なのか知りませんが、ドラマはがっかりレベルでした。
ではでは。
#3574/3601 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA ) 25/08/04 17:57 ( 33)
八卦観 永山
★内容
WOWOWのドラマ「殺した夫が帰ってきました」第四話を録画視聴。ネタバレ注意
です。
色々と進展のあった回。つまり、分からなかった点がはっきりしてきた訳ですが、そ
れらに触れる前に難点というか、引っ掛かりを覚えた箇所を挙げておきます。
“夫・和希”の遺体が見付かったとの報を受けて、宮城県警から呼ばれた茉菜は、署
で刑事二人に事情を聞かれます(取り調べではない)。前回のラストで、茉菜は「夫を
殺した」と認める発言をしていましたが、それは「夫に言われて車で送り届ける途中、
山道で止まらされ、その場で殺されそうになった。どうにか逃げ、車に飛び乗って、夫
を置き去りにした」というもの。つまり、災害が起きるような雨の中、山に置き去りに
するのは殺したも同然だという意味で、実際に殺してはいないという主張でした。この
くだりはいいんですが、その後、「夫から暴力を受けていたので、もし夫が帰ってきた
ら殺されると思い、家を出た」云々の話を、若い方の刑事がすんなり信じて、同情する
だけでなく、他殺の線を疑いもしない。聴取を主導するベテランの意向を確かめずに、
許します、お帰りくださいという空気を出す。さすがにベテラン刑事が「住民票を移し
ていますが、それだと転出先がばれて危ない、とは考えなかったのですか」と茉菜の振
る舞いの不自然さを指摘するも、結局は放免となる。この場面を見ていて、てっきり、
二人組による取り調べでよくある硬軟両面作戦だと思ってました。ベテラン刑事が厳し
く問い詰め、若い刑事が優しさを見せる、というあれ。ところが茉菜を返したあと、若
い刑事がベテラン刑事に「DV夫から逃げたくなるの、分かりますね」と言ったので、
あれ?これは作戦じゃなく、ほんとに信じたのかと驚いた次第。そもそも現実にこんな
ことがあるのか? 疑いが晴れたとは言えない参考人を、尾行を付けず、宮城(仙台)
にとどまるようお願いすることもなく、単に見送るなんて。
上記の不自然さを除けば、かなり面白かった。茉菜に夫と称して接近した男は休職中
の刑事で、ストーカーから茉菜を助けるために、咄嗟に夫のふりをした。すると茉菜自
身も夫だと信じている、おかしい何かあるということで、しばらく芝居を続けたという
からくり。これは見事だと思う。刑事がそこまでするか?というのはあるものの、状況
をうまく説明できる。
ラストで、茉菜が「自分は茉菜ではなく愛(人名)だ」と言い出した。以前からちらほ
ら回想シーンに出て来た親友の台詞に、「愛と茉菜で双子みたい」という台詞も出て来
たので、入れ替わりが行われていたという予想は当たってたかな。あ、いや、入れ替わ
りではなく、一方的な乗っ取りの可能性が高いと思っていましたが、果たして。
ではでは。
#3575/3601 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA ) 25/08/05 17:51 ( 20)
人は知らないことを教えてほしい 永山
★内容
TBS系で放送のドラマ「19番目のカルテ」第三回を録画視聴。ネタバレ注意で
す。
今回は、患者の気持ち、納得感にスポットライトを当てたエピソードかな。こうして
物語の形で、外から眺めると、何を当たり前のことをという気持ちになるのだけれど
も、実際に医者にかかって話をして、説明を受けたら完全な納得感が得られなくても従
うしかない、みたいなことは日常茶飯事なんでしょうね。素人な質問したくても知識が
足りないから医者に対して失礼、とか思っちゃいそう。
さて、そういうテーマの回だとして、患者のキャラクターの掘り下げがいささか遅か
ったように感じました。番組の前半で、堀田アナウンサーのキャラクター及び家族との
関係を描いていれば、より感動(^^;できる仕上がりになっていたのではないかと、一視
聴者としては思う次第。
あと、執刀医の「たとえ声を失うことになったとしても、命あっての物種」的な台詞
に対し、「そんなことは分かってるよ!」と言い返す場面は、とてもよかった。趣はち
ょっと違うけれども、加藤元浩の漫画「C.M.B.森羅博物館の事件目録」(講談社)
第十九巻収録の『夜にダンス』にあった、「誰か私の知らないことを教えろ!」に通じ
るものがあるような。※プロダンサー志望の女子高校生に対し、担任教師や母親ら周り
の者が「プロのダンサーになれるのなんて一握りだけだ」と本人も重々承知のことしか
言わない
ではでは。
#3576/3601 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA ) 25/08/06 17:19 ( 19)
早くない? 永山
★内容
WOWOWのドラマ「怪物」第五回放送を録画視聴。ネタバレ注意です。
美緒の父親・柳辰夫が美緒及び松田凛子の母の事件に噛んでいることは確定。意外な
ほど早いな。全十回の内、まだ五回だというのに、もう犯人が確定しちゃうとは。もち
ろんこれだけで終わらずに、色々と裏があって、展開していくんだろうけど。
意外と言えば、美緒失踪当日、富樫刑事の取った行動も想像の斜め上を行くものでし
た。留守中の柳の店に上がり込んで美緒の実施を見付けた時点で、素直に通報(及び応
援要請)していれば、柳辰夫を逮捕できたでしょうに、何故かしない。それどころか、
美緒の指を移動させ、柳に警告を与えるような振る舞いに出ている。
想像するに、富樫と柳とは互いに勝手に家に上がり込めるぐらいに近しいせいかな?
あの段階で富樫が通報していても、富樫が指を外から持ち込み置いたと見なされる恐
れがあった。むしろその可能性の方が高いかもしれない。富樫は八代ら一部同僚から疑
われているし、柳には娘をどうこうする動機が見当たらないのだから。
富樫の一番の目的は、双子の妹である琴音の消息を突き止めることだろうから、安易
に通報して柳に逃げられるのを回避すべく、罠を仕掛けた――ということかしらん。
前回、怪しい点が出て来た田所幹男については、よく分からない。鹿の出て来る悪夢
を見続けている、というのは何を意味しているのやら。何かを目撃し、トラウマになっ
ているってこと?
ではでは。
#3577/3601 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA ) 25/08/07 13:02 ( 29)
活発×全滅 永山
★内容
本格ミステリに特化した新人賞カッパ・ツーの選考経過が載っているとのことで、電
子雑誌「ジャーロ」(光文社)の無料版「ジャーロdash」No.101が刊行され
たらすぐに目を通すつもりでしたが、忘れてた。(^^; 自作を投じた訳じゃなく、ま
た、規約に抵触すると思われる作品の扱いがどうなったかなーぐらいの興味だったの
で。(^^;
で、今日になってX旧Twitter検索で、第四期カッパ・ツーの受賞作なしが
早々と決まったというつぶやきを見て、思い出した&「もう受賞作なしが決まったの
?」となった。
カッパ・ツーの選考システムは、締め切り日までに集まった作品(二十編で締め切
り)すべてを一次選考として編集者数名(今回は三人)が読み、その中からこれは!と
推せる作品を本選に送り、石持浅海と東川篤哉による厳しい選考によって該当作が選ば
れる――ってな流れとされています。
今回は編集者が読んだ段階で、投じられた九作すべてが賞の求める水準には達してい
ないと判断された模様。そうかー、規模的に一人々々が全作品を読んで選考する形式な
ら、そういうこともあるよね。
その一次選考の模様が掲載されており、非常に興味深かったです。これは絶対に糧に
なるし、個人的には改めて肝に銘じるきっかけ・教訓にもなりました。募集がある度に
応募しようと考えるものの、カッパ・ツー及び前身のカッパ・ワンの受賞作のレベルを
思うと、とてもじゃないけど出せない。これの繰り返し。今回、自分の想定する最低限
のラインを超えていない作品を無理に投じていたら、同じように滅多斬りに遭っていた
のは間違いない。やっぱり、納得の行く物ができるまでは投じるべきでないなと。※中
には、「こんなことなら俺の自信作を出しておけばよかった」と考える人もいるでしょ
う。その自信がうらやましい。(^^;
てことで、第四期が不調に終わったせいか、早くも第五期の募集が二〇二六年七月末
締切で始まってる。今からまたアイディア出しに励みます。
ではでは。
#3578/3601 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (sab ) 25/08/08 13:47 ( 60)
ミステリーになっていますか? 朝霧三郎
★内容 25/08/08 13:59 修正 第2版
あらずじ。
湖畔に男A、B、C、女D、E、Fがいる。
女Dはよくてんかん発作を起こす。
@この日も夜間てんかん発作を起こした。
そこで見た夢は、娑婆で、ある女が、ダウン症の子供を「自分が守る」と
強く思っていて、守っているものだった。
ところが、そうやって可愛がっていたダウン症の子供が万引きをする。
それでがっかりして、「ダウン症の子供なんてみんな死んでもいいんじゃないか」
と思ったりする。
てんかん発作から目が覚めると、湖畔で、男Aが、メンバー全員を、
「自分が守る」と頑張っていた。
しかし、男Bと女Dは性的関係を結び、男Aは、
「みんな死んでしまえばいい」と思う。
それにおびえたメンバーB〜Fは男Aを追い出す。
男Aは崖から落ちて死亡する。
女Dは、てんかん発作の時に見た夢と、湖畔での事の類似性
(「自分が守る」とリーダーシップを発揮して、その後に挫折する)
を不思議に思い、何か、パラレルワールド的な感じを抱く。
Aここで女Dは又てんかん発作を起こす。
今度の夢は、ヤリマン女の話だった。
女は、バーテンと簡単にセックスをし、又別の男とも寝た。
しかも女は、このセックスに愛があると感じている。
バーテンの方が、「気楽な遊び相手としてやっただけ」としって絶望してしまう。
この夢から覚めると、女Fは、「そういう夢を見たので、この湖畔でも
同じ様な事が起こるのでは」という。
そして、男Bは、女Dとセックスをし、女Eともセックスをしていた。
女Dが、「気楽な男だからやっただけ」というと、
男Bは絶望してしまい、元気がなくなっていって死んでしまう。
何で、てんかん発作の夢の中と湖畔で似た様な事が起こるのか、と、女Dは不思議
に思う。
B女Dは又てんかん発作を起こす。今度の夢は、なんでもデータで行動する男の話で、
男は、データ的に、人工授精はいいのだ、と、人工授精のコーディネーターを
していた。
倫理的にどうなのか、と批判されるが、そういう感情論は無視する。
この夢から覚めると、女Dは、「そういう夢を見たので、湖畔でも似た様な事が
起こるのでは?」と言う。
すると、男Cが、女D、E、Fに、性格や体型などのデータから、あれしろ、
これしろ、と指図をしてくる。
女D、E、Fはそれに反発して、男Cを倉庫に閉じ込める。男Cは自殺する。
とにかく、やっぱり、夢の中と湖畔で似た事が起こると、女Dは言う。
C又、女Dがてんかん発作を起こす。今度の夢は、何かといえばルールに
こだわる女の夢だった。女は、野球賭博に負けたからルールだ、と言って、
腎臓を売ったりする。
夢から覚めると、女Dは、同じ事が湖畔でも起こるという。
すると、女Eが、ルールだから、ペットの水は公平に分けて余っても誰かにあげては
いけない、などと言う。
あまりにもルール、ルールというので、女Eは仲間外れにされて、崖から落ちて死ぬ。
D又、女Dはてんかん発作を起こす。今度の夢は、代理母の夢だった。その女は、
6人妊娠して4体まで減数手術していた。もうこれ以上殺したくないと言う。
夢から覚めて、女Dは女Fに言う。ここでみんなが死んでいるのは、
減数手術でなのではないか、と。しかしここがどこかは分からない。
その時大地震がきて、湖の水は溢れ、地割れが起って、そこから女D、Fは
流されて行く。
シーンが突然変わって、産婦人科の分娩室。女の子2人が産まれた所だった。
産んだのは代理母で、「今日まで、色々な事があった」と@〜Cを語る。
ーーーーー
これで、ミステリーになっている、と思ったのですが。
何で、@の様に、娑婆と湖畔で似た様な事が起これば、それが「謎」に
なるのか、と思えてきました。
「謎」になりますか?。
#3579/3601 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA ) 25/08/08 20:18 ( 32)
囮刀 永山
★内容
「謎」になるか否か>
大まかに、「夢で見たことが現実に起きる」という設定であれば、アガサ・クリステ
ィによるエルキュール・ポワロ物の短編『夢』(「毎晩、拳銃自殺する夢を見る」とポ
ワロに相談を持ち掛けていた男が、まさに夢と同じ状況で死んでしまう)が書かれてお
り、充分にミステリ(推理小説)らしい謎だと言えると思います。
ただ、真相がミステリっぽくなく、SFかホラーを思わせるものなので、解決の道筋
に工夫を凝らす等しないと、読者の何割かには「謎はあるがミステリ(推理小説)ではな
い」と感じられるかもしれません。
ドラマの感想>
フジテレビ系で放送のドラマ「スティンガース 警視庁おとり捜査検証室」第三回を
録画視聴。ネタバレ注意です。
まだ3エピソードしか観ていませんが、今回が一番出来がよく、多分、全話を通して
も上位に置かれる話なんじゃないかな。
三話目にして捻りを入れてきたこと自体は、それほど珍しくはなく、むしろ常道と言
っていいかもしれません。加えて、ばらばらだった小さな事象が最終的に一つの事柄へ
とつながっていたと分かる、この爽快感?が素晴らしかった。ネタの細部に神経の行き
届いたストーリー展開は楽しめるし、何なら痺れる。(^^;
ただまあ、上記はエンターテインメントとしての評価であって、各人の演技や物語の
重厚感に緊張感、隙のなさといった点では、かなり落ちる。無論、だからといってがち
がちの本格ドラマに仕立てても、チグハグさが生じてうまく行かないんでしょうけど、
もうちょっとしめるべきところはしめてほしいなと思う。コンゲーム物によくあるオシ
ャレな感じを出そうとするのはいいけど、そこへ平凡なコメディ物の緩さが混ざること
でマイナスになってる。オシャレを目指すなら、格好いいオシャレに徹してくれよん。
番組開始当初から気になっている、タイトルにある「検証」に関しては、たいした意
味はないのかな。おとり捜査がどれだけ効果を上げるか?ぐらいのニュアンスしか感じ
られない。もしそうなら、わざわざタイトルに入れず、また警察によるおとり捜査その
ものが架空の設定なんだから、「警視庁おとり捜査室」でいいじゃないのと思ってしま
う。
ではでは。
#3580/3601 ◇フレッシュボイス2 *** コメント #3579 ***
★タイトル (sab ) 25/08/08 20:45 ( 4)
さっそくのご回答ありがとうございます。 朝霧三郎
★内容
アガサクリスティーの作品にそんなのがあるのですか。
結末を気を付けないとSFになってしまう、というのは、そうかも知れません。
色々考えてみます。
ありがとうございました。
#3581/3601 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA ) 25/08/09 17:51 ( 26)
ご都合度合いも鑑定して 永山
★内容
フジテレビ系で放送のドラマ「最後の鑑定人」第五回を録画視聴。ネタバレ注意で
す。
今回は若い刑事・都丸の情熱にほだされて、土門が動くというある意味珍しいエピ
ソードなのかもしれず。
その都丸が、捜査本部で事故死とされた溺死体を、他殺だと信じているのですが、根
拠は刑事の勘と言いつつ、それまでの死者とのやり取りがあったからこそなので、そこ
は理解できる。ただ、都丸が鑑定を土門に段階的に頼んでいく様が、まるでのび太がド
ラえもんに秘密道具をねだるかのように見えて、ちょっと笑えてしまった。もう少し描
き方ってものがあるでしょうに。
被疑者の有罪を信じて疑わず、情熱を傾けるっていうのは、信念の捜査と言えば格好
いいかもしれないけど、冤罪を生みかねないものだと思うし。あくまでも証拠を基に判
断するという姿勢を貫いてもらいたいもの。
事件のトリックの方は、よくある手口で、予測できた視聴者も多いはず。あの細身の
部下が、遺体をスーツケースに入れて宿の外へ気付かれぬよう運び出し、車に乗せて河
川敷で遺棄した、というのは無理っぽく見えたけど。部下一人では無理だとしたら社長
も手を貸していたという根拠になるからいいのか?
そもそも、遺体を運び出して遺棄させた理由がいまいちぴんと来ない。被害者を部屋
に戻しそこの風呂で溺死した、ではだめなのか? 薬物は検出されない自信があったみ
たいだし。当日同じ宿に泊まっていた点を隠しておきたいのかもしれないが、知り合い
であることは以前から知られているのだから、今さら隠してもたいした意味はない気も
する。
使い捨てコンタクトレンズがワインの空き瓶の底に付着していた、というのはご都合
主義の極みと言っていいくらいにご都合で、笑ってしまったです。(^^;
総体に、科学ネタはよかったけれども組み立てがよくなかった、かな。
ではでは。
#3582/3601 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA ) 25/08/10 18:12 ( 20)
犯人のレベル 永山
★内容
テレビ朝日系で放送のドラマ「大追跡〜警視庁SSBC強行犯係」第五回を録画視
聴。ネタバレ注意です。
予告映像で、防犯カメラに映った男は一卵性双生児であると知らされていましたの
で、これは「刑事コロンボ」の『二つの顔』のネタをアレンジしてくるんだろうなと想
像していました。すなわち、双子の内のどちらかが犯人であるのは間違いないが、防犯
カメラに映ったのがどちらなのかが判断できない、という謎。それを、SSBCならで
はの最新技術で識別・特定するものだとばかり思っていましたが、ふたを開けてびっく
り(笑)、違っていました。
確かに、映っているのはどっちなんだ?という謎はありましたが、映像を解析して突
き止めるというものではなく、様々な科学捜査によって、少しずつ詰めていくスタイル
でした。期待していたものとは異なりましたが、これはこれで面白かったし、意外にも
人情物として結構いい線を行っていたように感じました。双子を演じた役者がうまかっ
たというのも大きい。
双子のシンクロネタまでうまい具合に入れてきて、楽しめた。
惜しむらくは、というか犯人の行動としてそれはどうなのというのがあった。犯行直
後に双子の片割れの携帯端末に一報を入れるとか、双子のための犯行なのに髪の毛を隠
して顔を出した状態で行動し、防犯カメラに映るとか、よく分からない。(^^; 犯人自
身「バカだから」と言っていましたが、それとて限度というものが。
ではでは。
#3583/3601 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA ) 25/08/11 17:23 ( 25)
勿体ない演出 永山
★内容
WOWOWのドラマ「殺した夫が帰ってきました」第五話を録画視聴。ネタバレ注意
です。
前回の感想で記した不自然な点については、特に言及なし。あれで確定なのかな。ま
あそういうものだとして観ていくしかない。残り一話だし。
愛と茉菜とで入れ替わりが行われていたことが、茉菜を名乗っていた愛の口から語ら
れましたが、とりあえずその告白自体は真実だと受け取っていいのかしらん? これが
嘘でここからまたさらに状況をひっくり返すのは、さすがに荒技に過ぎる。(^^; それ
でも、こういう主観的な語りは嘘である可能性が常にある(たとえドラマ上、映像化さ
れていても)のだから、制作サイドには、これはほんとのことを語っているんだよと分
かる何らかのサイン、可能であればロジックを作中で示してほしい。ハードルの高い要
望かもしれませんが。
成り行きで和希になりすましていた男・佑馬は、実は茉菜の兄(血のつながりのな
い)だと判明。その事実と前後して、茉菜が結婚したいほど好いている相手の輪郭がは
っきりしてくる。……そこはいいんだけど、この設定なら、視聴者にもっと早くアノ写
真を提示することによって、愛が佑馬を茉菜の夫だと信じたくだりを、視聴者により強
く&すんなりと飲み込ませられ、しかも後により強い驚きを与えられただろうに。勿体
ない。
最終盤、茉菜の自首に付き添って車で出発したという愛の話が、いよいよ佳境に入ろ
うかというタイミングで、佑馬が「待ってくれ」「俺が一番知りたいのが今、茉菜がど
うしているかなんだ」などと言い出すのは、流れとして変な気がする。今まさにそのこ
とを愛が話そうとしているのに、ストップを掛けたみたいになってる。「五年前のこと
から順番に話すんじゃなくて、結論(結果)だけ教えてくれ!」ってなニュアンスだっ
たのかな?
ではでは。
#3584/3601 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA ) 25/08/12 17:00 ( 23)
余白は気を切る〜(汗) 永山
★内容
TBS系で放送のドラマ「19番目のカルテ」第四回を録画視聴。ネタバレ注意で
す。
今回は、医者と患者間での“あるある”を導入口にして、患者への向き合い方だけで
なく、患者の家族への向き合い方というか寄り添い方というか、その辺りを表したと言
っていいのかな。解決に向かう方法や過程も面白く、登場人物のキャラクターを活かし
たやり取りと相まって、各人の関係性を窺わせ、楽しめた。
何よりも今回のエピソードで思ったのは、会話の緩急、間の使い方。昨今のドラマ
は、詰め込むだけ詰め込んだ、まるでマシンガントークのような台詞のやり取りが比較
的多いと感じているし、また、予め相手の言うことが分かっていたかのように、被せ気
味に素早く応答する会話シーンなんてのも結構あるような気がします。それらに対し
て、今回本ドラマで見られたのは、たっぷりと“余白”を使った会話。台詞が途切れて
はいけないと強迫観念に駆られたようなやり取りはここにはなく、「いくらでも待ちま
すよ」という空気すら感じられる。
さらに、台詞の間が空いているだけでなく、BGMも抑制されているか、無しという
ことが多い……ような気がする。(^^; これまでに観てきたドラマって、たとえ台詞の
ない場面でも、間を持たさなければと考えるのか、音楽を入れてくることがしばしばあ
ると思うのですが、今回の本ドラマではそれがなかった(と思う。耳の聞こえがよくない
ので、聞き逃している可能性は否定しない ^^;)。もちろん、入れるべき箇所にはきっ
ちり音楽や歌を入れていますが。
そういった“余白”の使い方が、十全の効果を発揮しているかどうかは分からないけ
れども、色々と試みてるんじゃないかと感じられて、興味深くも面白い。
ではでは。
#3585/3601 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA ) 25/08/13 16:51 ( 21)
メタとベタ 永山
★内容
WOWOWのドラマ「怪物」第六回放送を録画視聴。ネタバレ注意です。
混沌としてきているように見えるものの、メタ的に考えていいのなら、だいぶ分かり
易く描かれている気がします。もちろん、想像が当たっているのかどうか確証はまだな
いので、分かり易いと感じること自体、作者の罠に引っ掛かっている恐れもなきにしも
あらず。以上のようなことを踏まえた上で、少し前に予想したように、八代の父が琴音
失踪(恐らくは殺害)の犯人だと思われます。彼に関して不必要なもしくは不自然な描
写が多かった、それだけの理由ですが。
これが当たっているなら、八代が自らの手で父親を逮捕する流れになるのかな? 意
外性を狙うなら、八代が父親の犯行隠蔽に協力するという方向でも面白い。八代がそう
いうキャラクターに描かれているかどうかは微妙なところですが、自らの起こしたミス
についてはほっかむりで済ませようとしている節があるので、父親に協力する可能性、
ゼロとはしない。恩を着せて、これまでとは逆に父親を支配したいという心理状態にな
っても不思議じゃないし。
と、メタ的な想像をもとにしてあれこれ膨らませましたが、外れていたらそれはそれ
でOK。自作に使える。(^^;
琴音を除く女性を殺したのは柳で確定のようですが、動機がいまいち納得できない。
大雑把に言って、馬鹿にされたから、ふしだらな存在だと決め付け、殺している。柳の
これまでの描写には、キョドっている感じはよく出ていても、サイコパス的な殺しを重
ねるタイプとはちょっと違う印象を受けていました。
ではでは。
#3586/3601 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA ) 25/08/14 17:02 ( 18)
よいとこを探す 永山
★内容
フジテレビ系で放送のドラマ「スティンガース 警視庁おとり捜査検証室」第四回を
録画視聴。ネタバレ注意です。
前回の第三話をそれなりに高く評価しましたが、今回も悪くなかったです。今までに
小説や漫画、映画やドラマなどで幾度となく描かれてきた、からくりのある誘拐を扱っ
ているため、新鮮味を欠くきらいがありますが、そのマイナスを帳消しにするくらいに
手掛かりの出し方がなかなかよかった。もうちょっとはっきりと、視聴者にも確認でき
るレベルで長めに映してくれるともっといいんだけど、それをするとバレバレになっち
ゃう恐れが高まり、痛し痒しか。
事件以外でも、細かい人間関係を示す小エピソードに神経が行き届いており、何だか
微笑ましくなる場面も。そこに関しては、子役、特に男の子の演技力によるところが大
きい。何だったら、一部のレギュラー陣よりも達者だったと言えるかもしれない。
このドラマに限った話じゃありませんが、捜査一課の面々を偉そうな人間として描く
のは、もうお決まりの路線なのかな。主人公らの属する部署とは対立しているから、捜
査一課が必然的に馬鹿な役回りも引き受けることになる。ここまで愚鈍ではないはずだ
し、偉そうだとしても切れ者はいるに違いない訳で、あまりにも型にはまった当て馬
は、ときに見ていられなくなることもあるので、ほどほどに。
ではでは。
#3587/3601 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA ) 25/08/16 16:56 ( 28)
荒涼たる大地に誤った教え 永山
★内容
何の話とは言わないけれど(^^;>
多湖輝の「頭の体操」シリーズだったか、あるいはそれに類するパズル集だったかう
ろ覚えですが、「大企業の社長が会社をよりよくしようと、一斉に社内調査をした。そ
の結果、問題点は一つも見付からなかった。――社長がこの事実を発表すると、社員達
からは不満の声が上がった。何故だろう?」ってな設問があり、答は「大きな組織内で
問題がまったくないこと自体が不自然である。調査方法に問題があった可能性などが推
定される」みたいな感じでした。当時小学生高学年〜中学生の私でも、この答は察しが
付きました。
クイズのミス>
ポイントサイトで出されたクイズに、「活火山とは、概ね過去一万年以内に噴火した
ことのある火山である。○か×か」という旨のものがありまして。私、「いや、他にも
別の条件があったはず(詳しくは覚えてないけど)」と思い、割と自信を持って×を選
んだんですが、間違いと判定された。
おかしいと感じ、活火山の定義を検索してみると、“概ね過去1万年以内に噴火した
火山及び現在活発な噴気活動のある火山”と出て来た。ほら、やっぱり。
クイズの文面だと、“現在活発な噴気活動のある火山”は活火山ではないことになっ
てしまう。
極端化することが必ずしも正解につながるとは言えないけれども、このケースでは、
極端化して想像すれば、自ずと分かるはず。『ある日突然、地面が盛り上がって山がで
きた。火口では真っ赤な溶岩がぽこぽこ言っており、いつ噴火してもおかしくない』と
いう状況が生じたとして、「過去一万年は噴火してないから活火山じゃあないよねー」
とはならないでしょ、と。
もし仮に設問が、「概ね過去一万年以内に噴火したことのある火山は、活火山であ
る。○か×か」だったなら、正解は〇ですが。
ではでは。
#3588/3601 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA ) 25/08/17 16:33 ( 22)
未来のひみつ道具のような 永山
★内容
テレビ朝日系で放送のドラマ「大追跡〜警視庁SSBC強行犯係」第六回を録画視
聴。ネタバレ注意です。
サブタイトルは『誘拐ゲーム』。ゲームと付いていれば、犯罪者と捜査陣のやり取り
にご都合主義なことがあってもまあ見逃してよね的な、作り手の予防線を感じる場合が
たまにあります。本エピソードでもちらっと感じる箇所がありましたが、まあ許容範囲
でしょう。犯罪者側がヒントを出すなんてことがなかっただけで、充分です。(^^)
まず、運転手を殺した理由が分からない。いや、多分、「俺達は本気だぞ、いざとな
ったら本当に社長を殺すぞ」という脅しなんでしょうけど、そこまでする必要があった
ようには思えなかった。
次に、指示役を逮捕する決め手に使われたレーザーマイク。寡聞にして知りませんで
した。検索してみると、実際に存在するもののようですが、あそこまでしっかり聞こえ
るものなのか、また、裁判で証拠能力を認められるのか、少し気になる。昔からある、
窓ガラスの振動をキャッチする盗聴方法じゃ駄目だったのかな?
それから、実行犯らが使った車のナンバープレート。改竄しておけば、もっと時間を
稼げたろうに、何でそのままだったんだろ? アナログな手段を執ることは念頭になか
った?
犯人は投資会社を辞めたあと個人投資家として活動していたようだけど、社員時代に
運用を任された顧客の四億円を溶かしちゃってるくらいだから、元々たいした腕前では
ないのでは? ^^; 個人投資家として活動を始めても、四億溶かされた今回の被害者か
らあれこれ吹聴されて、潰されそうな気がする。
ではでは。
#3589/3601 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA ) 25/08/18 17:20 ( 30)
盛夏に「下ネタ」話、そして初夏 永山
★内容
芸としての下ネタ>あるいは下ネタを絡めた芸
たとえばの話。下ネタ嫌いな人を、それと知っていて、どぶろっくの出演するライブ
に連れて行く、というのは今のご時世、アウトなんでしょう、多分。では、下ネタ嫌い
な人を、それと知らずにどぶろっくの出演ライブに連れて行くのは、アウトかセーフ
か。事前に聞いて確かめるべきか。
もしくは、どぶろっくみたいな下ネタソングが大半を占めるアーティストではなく、
持ち歌のほんの一部がそうである、桑田佳祐のような場合はどうか。「マンピーのGス
ポット」がセットリストにあるかどうかを前もって確認せねばならない?
ドラマの感想>
TBS系で放送のドラマ「19番目のカルテ」第五回を録画視聴。ネタバレ注意で
す。
今回は医師が医師を診察するというパターン。珍しい構図だけれども、それ自体がこ
のエピソードの目的や趣向ではなかったと思われます。親子関係(母娘関係)とか娘の
抱く複雑な感情とか、あるいは実の母親を娘が執刀することも含めていいかな。その辺
りの描き方は、演者の巧みさもあってなかなか迫ってくるものがありました。
一方で、総合診療医の主人公の診察は、ちょっと物足りなかったように思えました。
心理カウンセラーと大差ないように映ったので。もちろん、それぞれの専門領域が部分
的に重なることはあるでしょうけど、そもそも観ているこっちは私みたいな素人が大半
なので、心理カウンセラーと総合診療医の手法の違いが分からない。心理カウンセラー
に関しては、大まかにイメージできるので、ここは総合診療医ならではだなと思わせる
くだりが何か一つでもあればよかった気がします。
ファーストサマーウイカが演じているところを初めて見ましたが、うまくてびっく
り。というか最初は誰だか分からなかった。(^^; 検索してみると、すでに大河ドラマ
や映画等で実績があり、評判を取っている様子。失礼をしました。某バラエティにてク
レーンゲームで失敗して関西弁で言い訳してるだけの人じゃなかった。(^^;
ではでは。
#3590/3601 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA ) 25/08/19 17:02 ( 21)
弱いネタと補強 永山
★内容
フジテレビ系で放送のドラマ「最後の鑑定人」第六回を録画視聴。ネタバレ注意で
す。
ミステリとしては非常に弱い回でした。主人公らの鑑定によって、犯人の特定ができ
た訳ではなく、容疑者にも犯行が可能だったことを示した程度。しかし容疑者はあっさ
り自白しており、どうして自白したのかは描かれず。
一応の決め手となった、花びらの発見→植生による場所の特定 というネタに目新しさ
はなし。遺体を三箇所に分けて埋めたのはよみがえりを恐れたためというのも、同じく
使い古されたネタ。
犯人が遺体を掘り起こして別の場所に移したのは、土砂崩れがあって発見されるのを
恐れたためだけど、結果論で言えば場所を移したせいで見付かったと言える。
もう一つ言えば、犯人の体格で、百八十センチからある男の遺体をどうやって外に運
び出し、車に載せたのかというのも気になる(切断して小分けにしたものと思ってたけ
ど、違うみたい)。当初、都丸刑事は「女性には難しいでしょう」との前提で捜査を進
めており、これに対する答が「三年間埋めていたので白骨化し、軽くなったから」とい
うものだった。そこはいいんだけど、じゃあそもそも最初に埋めたときはどうやった
の?という疑問が生じて当然なのにそこはスルーされてしまい、もやもや。
こうしてみると、主人公と元妻の関係を描くためだけに奉仕したストーリーだったと
いう印象が強かった。なので、今回は推理物・捜査物だと捉えずに、男女のお話なんだ
と最初から承知して観れば、充分に楽しめたかと思います。
ではでは。
#3591/3601 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA ) 25/08/20 16:38 ( 32)
運がない 永山
★内容
鹿児島を中心?に、火球らしき現象の目撃情報多数。八月十九日二十三時八分過ぎ。
自分の日常生活パターンとして、夜十一時になると、離れの小屋から外に出て母屋に
移るんですが、たまに遅れることもある。昨日は十一時ぴったりに移動したため、火球
は母屋の中にいるときだった。残念。
この発生時刻に物凄い音――重たい物が何かにぶつかったような大きな音が短くした
のを聞いて、恐らくは火球の音だったんでしょう。しかし、鹿児島にいると、大きな音
がしたらまず桜島の噴火を想起する癖が付いており、でもテレビを見ていても噴火速報
は出なかったから「大きな噴火じゃなかったのか」と考え、気にせずにスルーしてしま
ってた。あれだけ大きな音がしたんだから、違う可能性を考えなくちゃいけないのに。
(^^;
ドラマの感想>
フジテレビ系で放送のドラマ「スティンガース 警視庁おとり捜査検証室」第五回を
録画視聴。ネタバレ注意です。
ここ二回と比べると、平凡な出来に収まってしまった感のあるエピソード。話の構造
がシンプルかつ既視感強めなのもありますが、何よりもまず、見せ方で失敗している印
象を受けました。
教団の農園に潜入した森園が、あたかも取り込まれたかのように振る舞うくだりは、
これまで既存の作品で散々目にしており、「このパターンか。どうせもめている最中
に、こっそりメモを渡すんでしょ」と思ってしまう。実際にはメモを渡すのではなく、
違う手段が執られていたのですが、メモ渡しをはっきり否定する描写がないため、視聴
者は種明かしがされるまで、ずっと「どうせ〜」の手口だと見なして、それ以上考えな
くなる。そこが勿体ない。メモの手渡しを否定した上で、じゃあどうやってという謎を
提示すべきだったと思う。
教団に先行して潜入していた人物の存在も、最終盤になっていきなり出てきた感があ
って、あまりよくない。最低限、物語の序盤にさりげなく登場させて、二階堂が接触す
る余地があったことを示しておく必要があったんじゃないかと。
枠として時間が足りなかったのかと言えばそれはなく、今回の冒頭では本筋とは無関
係の別の事件で、コンセプトカフェで張り込むためにコスプレしての捕り物シーンが描
かれていました。これを削って、手掛かりの配置に使ってほしかった。
ではでは。
#3592/3601 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA ) 25/08/21 16:53 ( 33)
原作を読まねば? 永山
★内容 25/08/28 16:52 修正 第2版
WOWOWのドラマ「殺した夫が帰ってきました」最終回を録画視聴。ネタバレ注意
です。
うーん、尻すぼみというか、当初(第一話)想像したのとはまったく異なる展開にな
り、最後も証言の信憑性は脇に置いて、感動系に針を振ろうとしている感じがあって、
いまいち乗れなかった。
何故入れ替わったのか、動機・理由についてはようやく明らかに。母親が出生届を出
さなかったせいで無戸籍のまま育った愛が、“自分”を手に入れるために、事故死した
茉菜になりかわったと。そこは確かに成立しているし、事故の間際に入れ替わるつもり
があったのかどうか愛本人も分からないとするのは、非常にいいと思う。
その上で、都合のよい設定にちょっと首を傾げたくなります。無戸籍のまま育つ人が
どのくらいの割合いるのか知りませんが、少数なのは確かでしょう。そんな女性が自身
とよく似た境遇・背格好の同年代の女性と仲よくなる――まあこれはありそう。その女
性と友人が車で移動中に土石流に遭い、女性は助かり、友人は亡くなる(正確には行方
不明)――これはなかなか起きそうにない。さらに、なりすましたあと、まったくばれ
ることがなく五年間過ごす――これが一番難しい。本ドラマで言うと、茉菜は結婚して
おり、仮に挙式や披露宴はしていなくても、ごく近しい者には伝えていたはず。茉菜の
病歴も問題になってく可能性大。運転免許の更新は、ずっとペーパードライバーで過ご
して実技をする必要がなかったとしても、視力検査で大きな差違が出たら疑われるので
はないか等々。
そういった諸々を作り手の都合で全部クリアしたことにして、物語をこしらえるのだ
から、もっと“凄い”お話を期待しちゃうわけです。
あと、全話視聴後に世評が気になって検索しました。その過程で、原作小説がかなり
の高評価で、叙述トリック物として認識されていると知る。うん? 叙述トリック?
どこにそんなものがあった?と感じました。確かに入れ替わり・なりすましが序盤で露
呈しないように、ある程度の趣向が用いられていると言えるかもしれないけど、叙述ト
リックと呼ぶほどではない……と見なしてた。ひょっとしたら小説では違うのかと、電
子書籍の無料で読める部分に目を通してみることに。
で、ますます分からなくなった。無料分を読んだ限りでは、叙述トリックのルールを
無視している。このシーンをこんな自由に書いていいのなら、叙述トリックとしての驚
きが成り立たない。「嘘をつかれた」と感じるだけ……と思うんですが、最後まで読め
ば納得できるのかしらん?
ではでは。
#3593/3601 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA ) 25/08/22 16:56 ( 21)
本格ミステリ的には竜頭蛇尾 永山
★内容
テレビ朝日系で放送のドラマ「大追跡〜警視庁SSBC強行犯係」第七回を録画視
聴。ネタバレ注意です。
学校のプールに空から遺体が降ってくるという、ミステリとして見れば非常に魅力的
な謎の提示からスタートしましたが、この点は早々に、近くの建物から落ちた、ってこ
とで収束。がっかり。(^^; 建物とプールの位置関係から、防犯カメラに映っていたよ
うな落ち方(突き落とされ方)は無理がある気もしましたが。
今回、デジタルエビデンスとしてクロースアップされたのが、歩容認証。前々から扱
うに違いないと思っていました。(^^) ただまあ、現時点では日本の裁判で証拠採用さ
れたという話は聞かないので、あくまでも補助的な証拠・手掛かりぐらいの位置付けな
んですかね? ドラマの中では、さも決定的な証拠であるかのように、容疑者に突き付
けていました。実際、科学的な精度は信頼するに足るものだと思うんですが、公的に認
められるようになるには、まだ時間が掛かりそう。
あと気になるのは、歩容認証って一度扱っちゃうと、今までの回で何でこの技術を適
用しなかったの?と疑問を抱かれるだろうなと。その辺り、どうだったかな〜? 今ま
でのエピソードでも、防犯カメラに捉えられた歩いている映像が出て来たと思うんです
が、いちいち見直して調べるまではちょっと。(^^;
新しい技術としては、SSBC独自開発の検索システムというのが出て来ましたが、
すでに実現しているのかな? 実用化され、運用されているのならとても便利なすぐれ
ものだけど。報道されないのは犯罪者に対策されないようにするため、とかだったり。
ではでは。
#3594/3601 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA ) 25/08/23 17:46 ( 25)
また被り 永山
★内容
フジテレビ系で放送のドラマ「最後の鑑定人」第七回を録画視聴。ネタバレ注意で
す。
同じ日に一時間早く始まった他局のドラマ「大追跡〜警視庁SSBC強行犯係」で扱
った歩容認証が、こちらのドラマでも取り上げられていました。言い回しは歩容解析で
したが、同じこと。以前、地理的プロファイリングでも同日放送のエピソードで被って
いましたが、二度もあるとは。
で、「SSBC」の感想で触れた、歩容認証の技術を一度用いると、それ以前との整
合性が取れなくなるんじゃないかという懸念については、本ドラマでも解消されていな
い、多分。裁判で証拠採用されるかどうかも含めて発展途上の技術ってことで、現時点
では特例もしくは補助扱いにするのが吉かしらん?
さて、今回の話ではそれよりも大きな問題点があったと感じました。犯人(男)の物と
思しき唾液と被害者(女)の唾液が混ざってしまい、通常の鑑定では検出できないた
め、Y染色体に絞って鑑定する技法が使われていました。Y−STR法と言うんだそう
で、この方法だと検出は可能だが、個人の特定において容疑者と一致しても、容疑者の
兄弟や父親、子供、伯父・叔父、もっと言えば祖父や曾祖父、男の孫・ひ孫に甥っ子
等々その家系で男系の血縁者はみんな当てはまるはず。そのことは専門家なら百も承知
だろうに、最後の最後まで言い出さない。極めて不自然なストーリー展開でした。視聴
者だって説明を聞いて分かっていた人は多数いるに違いないのに。なので、今回で言え
ば実は容疑者の弟が真犯人でした、で終わらせるのではなく、容疑者からその弟へ疑い
が移ったあと、さらにもう一度ひっくり返すくらいの手際を期待していた。やりようは
あったと思うんですよ。今回の検事、無茶苦茶強引で都合のいい部分だけを切り取るタ
イプだったから、いっそこの検事が犯人だったってことでいいじゃない。自身の犯行
を、偽の証拠を仕込むことで他人に擦り付けたと。
ではでは。
#3595/3601 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA ) 25/08/24 17:22 ( 30)
ある意味シザーハンズ 永山
★内容
WOWOWのドラマ「塀の中の美容室」初回無料放送を録画視聴。ネタバレ注意で
す。
原作は桜井美奈による同名小説で、未読です。
……って、この前の同じ枠で放送されたドラマ「殺した夫が帰ってきました」も、桜
井美奈の原作だった。もしかして、WOWOWがこの作家を凄くプッシュしているの
か。
最初にタイトルだけ見たときは、刑務所内にある美容室が舞台で、利用者は服役中の
人に限られるんだろうなと想像しました。理容師が囚人かどうかはちょっと判断が付き
ませんでしたが、凶器となり得るハサミを扱うだけに、囚人がやるとしてもよほどの模
範囚じゃないと許可されないに違いない、と想像。
ところがふたを開けてみると大違い。刑務所内にある美容室は当然、その通りなんで
すが、利用者は外からやって来た一般の人。予約してやってもらうらしいんですけど、
特段厳しいボディチェックがある訳ではないみたい。
そして理容師は、囚人の女性でした。ちゃんと理容師になるための勉強をして訓練を
受けて、免状を有してから店を持てるとのこと。
まず浮かんだ疑問が、刑務所内にある、囚人のやっている理髪店に好きこのんで行く
一般客がいるのか?という点。一日三件の予約で「大盛況」と言っていましたから、お
客ゼロのときも結構あるのかもしれません。それにしてもわざわざ選ぶとは……料金が
安いのかな? 第一話では、髪の長い女性がカットと洗髪をしてもらって一七〇〇円と
なっていましたが、やっぱり安いかな。
理髪の様子は、刑務官(女性)がずっと見ていて、あれは落ち着かないかも。理容師の
個人的なことを聞くのは禁じられており、もし抵触しそうになる刑務官から注意の声が
飛ぶ。
お客の身元とか持ち物検査とかしなくて大丈夫なのか、ちょっと気になりましたが、
作業中はずっと刑務官が監視しているのだから、そこが防波堤になるということかしら
ん。
初耳のことばかりで、そちらの情報に気を取られがちでしたが、ストーリーの方も理
容師・お客ともに訳あり感が出ていて、これから掘り下げていくのでしょう。
ではでは。
#3596/3601 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA ) 25/08/25 16:59 ( 28)
だいぶ現実離れしてる気が 永山
★内容 25/08/25 17:00 修正 第2版
WOWOWのドラマ「怪物」第七回を録画視聴。ネタバレ注意です。
早い段階で真相に気付かれるのを避けるため?なのか、ここに来て脇道に逸らすよう
な演出が目立ってきた気がする。私の思い込みかもしれませんが。(^^;
たとえば、署長が怪しい動きを見せて、挙げ句に今回のラストで殺害されました。こ
の一連の流れは、急ぎすぎの感があるような。「署長が真犯人?」と思わせたいのであ
れば、ここで死なせるのは早い。さらに、署長は死ぬ前の時点で、八代父に会って出世
の後押しを頼んでいる。これに対して八代父が冷たい態度取ると、署長は真っ向から反
発、命令通り防犯カメラを止めたが実際には録画しており、その間の画像データは手元
にあると脅しめいた台詞を吐きます。これだけで八代父の怪しさが一気に上がるのに、
加えて、最後に署長の死ですから。どう考えても、八代父が怪しい。こうもあからさま
だと、ミスリードされているのかと思わなくもなし。
上記以外では、開発会社の社長と田所議員の二人が、急に容疑者に浮上。というか、
過去のシーンとして、琴音を車ではねてしまったと思しき様子が描かれていたので、犯
人そのものに見えるのですが。で、このことは田所議員の息子で、警察職員の田所幹男
のトラウマ?らしき鹿の絵の件と関わっていそうな雰囲気。琴音をはねた車に幹男も同
乗していたが、眠っていたか何かで事故そのものは目撃しておらず、あとで「鹿をはね
たんだ」とでも説明されたのかな?
あと、琴音の遺体は富樫の家の地下室の壁から出て来ましたが、この死体遺棄は柳の
仕業らしい。いつ、どうやったのかが分からない。柳は地下室の工事を手伝ったと言っ
ていたけれども、それだけで人ひとりを運び込んで隠せるものか?
一番気になったのは、凛子が敵を討ちに拘留中の柳を殺そうと、警察署にやって来る
くだり。未遂に終わったけれど、勝手口みたいな所まで誰にも知られることなく簡単に
接近できるなんて、あり得るんだろうか。連続殺人という全国規模の大事件なんだか
ら、署員だけでなく応援の捜査員が大勢来ていておかしくないのに、警察署の建物自体
が何かひっそりしてる。署長の怪しい動きを凛子に目撃させるためのご都合を感じてし
まう。
ではでは。
#3597/3601 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA ) 25/08/26 17:55 ( 28)
日曜は週末か否か 永山
★内容
TBS系で放送のドラマ「19番目のカルテ」第六回を録画視聴。ネタバレ注意で
す。
前回の感想で、医者が医者に診てもらう珍しい云々と記しましたが、今回も医者が医
者に対して「具合が悪いようなら診てもらえば」的な台詞を言ってました。なのでこれ
は、決して珍しいことではないと視聴者に知らせるためなのかなと勘繰ったり。(^^;
今回は終末期医療がテーマ。一番難しいと言っていいと思いますし、ドラマ作り的に
も行き先がほぼ決まっており、捻るのが難しいテーマだと感じます。奇跡の回復がない
限り、患者をいかにして送るか、本人及び周りの者がどうすれば安らげるのかという点
に絞られる。ドラマ作りとしては、そこが見せ場になる訳で、今回のエピソードも準じ
ていたかと。あ、若い医師の成長という側面もありました。おかげで主人公はやや影が
薄かった。そこをカバーしたのが、主人公の師匠の存在で、ちらっと登場し、次回につ
なげる伏線を張っていった感じ。
話を戻して、終末期医療を受けている患者が、「映画スターみたいに格好よく死にた
い」と言ってて、さらに映画ファン、特に任侠ものが好き、喋り口調が時折任侠物のそ
れになるといった辺りから、てっきり任侠映画の名シーンを再現して、息を引き取る演
技をする(何ならそのまま本当に息を引き取る)のかと想像していましたが、違った。
さすがにそこまで漫画チックにはできないか。昔、日本テレビ系のバラエティ「世界ま
るみえ」でだったか、死期の迫った人の依頼を聞いてやりたいことを叶えるという会社
が紹介されていたと記憶していますが、基本、それと同じなんだろうなと思う。会社な
ら要望を直に伝えたらいいけど、そうじゃない場合は周りがどれだけ察せられるかが重
要であり、難しい。直接要望を尋ねて「もっと生きたい」と言われたら、途方に暮れる
(汗)。
そういった諸々を含めて、ドラマではうまく描いていたと思います。
そうそう、今回に限らず、脚本が主人公の徳重に名言を言わせようとしている感があ
る気がするけど、あと一歩かな。『ミステリと言う勿れ』の久能整の線を狙って、もっ
と響く言葉をくれ。(^^)
ではでは。
#3598/3601 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA ) 25/08/27 17:14 ( 36)
尺不足か練り込み不足か 永山
★内容
フジテレビ系で放送のドラマ「スティンガース 警視庁おとり捜査検証室」第六回を
録画視聴。ネタバレ注意です。
アイディアはとてもよかった。捻りが利いていたし、観ていて非常に楽しめました。
途中で、劇団による自作自演ということは想像がつきましたが、動機は最後の講演で注
目を集めるためだと思っていたら、まさかの絵画窃盗。決定的な手掛かりはない物の、
伏線はちゃんと配置されており、ミステリ的興味を充分に満たすものになっていたと感
じました。
が。
根本に関わる疑問が一つ。犯人達はこんな立てこもり事件を起こしてカムフラージュ
に使う必然性があったのか?、です。
トリックの原理は、生配信と見せ掛けて前もって撮っていた映像を流し、その間(公演
中の十分間、メンテナンスでセキュリティが切られる)に、同じビルにある画廊から高
価な絵画を盗み出す、というものです。アリバイトリックですね。これなら、わざわざ
立てこもり事件を起こす必要はなかったんじゃない? 劇団員のアリバイは、映像トリ
ックだけで成立するはず。
「いや、立てこもり事件を起こしたのは画廊を無人にするためだ」ということなのか
もしれませんが、素直にうなずけない。セキュリティが切られることは前もって予告さ
れていたのだから、画廊のオーナーも承知しており、それが立てこもり事件を理由に避
難させられるのであれば、絵を持ち出すか、少なくとも戸締まりをいつも以上に厳重に
するのが普通。
また、立てこもり事件が発生した同じビルとは言え、フロア違い。警察が他のフロア
及び階段の踊り場に立つ可能性は大いにある。そんなことされたら、犯人達は絵画を盗
みにいけない。元も子もなくなる。
以上から、立てこもり事件を起こすのは犯人らにとって不利な事態を招く恐れが強
く、やるだけ損だと思えた。
セキュリティが一時的に停まる19:00からの十分間、画廊に人がいるのであれ
ば、普通に録画配信でアリバイを確保しつつ、犯人達が押し入る方が確実でしょう。
で、他に考え方はないかとネット検索してみたら、窃盗を起こす予定の夜公演だけ観
客を入れない理由付けをするため、というのが出て来ました。なるほど、確かに理屈は
通るけれども、それならそれで「夜公演は生配信のみです」って劇団が決定すれば事足
りる気がする。
と、大きな難点があるとは思いましたが、このトリック、アイディアを盛り込む心意
気は買います。同工異曲でいいから、二時間ぐらいの本格ミステリに仕立ててくれない
かしらん。
ではでは。
#3599/3601 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA ) 25/08/28 16:50 ( 28)
でも鹿なぜ鹿 永山
★内容 25/08/28 16:51 修正 第2版
WOWOWのドラマ「怪物」第八回を録画視聴。ネタバレ注意です。
第七回の感想で記した幹男についての想像は外れていました、よかった。(^^; まさ
か幹男自身が車で琴音を轢いていて、なのにそれを鹿を跳ねたと思い込んでいたとは。
てっきり、母親に「鹿を轢いた」んだと言い含められたのかと。
で、敢えてケチを付けるのなら、物語としてはどうして鹿なのかの説明がほしいとこ
ろ。猪や野ウサギではなく、鹿である理由。琴音の身に付けていた物の中に、バンビの
絵柄があった、とかでもいいからさ。
読み違えていたと言えば、建設会社社長・中橋の足。登場してからず〜っと杖を突い
て、右足を引きずるような歩き方をしていたから、もう疑いもしなかった。まさか右足
は何ともなくて、普通に歩けるなんて。でもまあ、これについても伏線・手掛かりがあ
ればよかったのにと思う。中橋が一人で歩いたはずなのに、地面に杖の痕跡がなかっ
た、とか。
幹男が琴音を轢いたことを思い出しましたが、彼の証言は「倒れていた琴音を轢い
た」というものであり、遺体の骨折具合にはそぐわない。その違いに、富樫はすぐ気付
いてよさそうなのに、何故かそういう風には描かず、そればかりかあたかも(「俺を殺
してくれ」と頼んでくる幹男をほんとに殺したかのような描写を入れるという、よく分
からない演出。幹男が生きてることはすぐに分かるようになってるし。
証言と遺体状況の差違に視聴者が気付いていることは制作サイドも承知しているの
か、ラストでは最初に琴音を跳ねたのは、八代父が運転する車だったことが示される。
ここはよかった。あと二回あるから、だらだらと引っ張られるのも覚悟していたのです
が、さっと肯定してくれて、スピード感が出た。
前回ラスト近くで署長が殺されましたが、今回はそれが全国的な大事件として扱われ
ていることが、登場人物の台詞で語られました。その割に、地元警察署に来るマスコミ
は少ない(というかいない?)し、捜査に当たる人員も増えたようには見えない。“そ
ういう場面は描かずに省いただけ”と言われればそれまですが、臨場感の観点からは描
いた方がいいんじゃないかなー。
ではでは。
#3600/3601 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA ) 25/08/29 20:11 ( 27)
ぼっちゃん、そして歩容 永山
★内容
テレビ朝日系で放送のドラマ「大追跡〜警視庁SSBC強行犯係」第八回を録画視
聴。ネタバレ注意です。
最後まで観てから、「冒頭のシーンで、映像によるシンプルな叙述トリック――さ
も、赤シャツの男が銃撃犯のように見せ掛ける――が仕掛けられていたのかな?」と思
い、観直してみましたが、そのようなトリックはなかった。(^^; 単に真犯人がたまた
ま赤シャツを着ていたのか、あるいは近辺に赤シャツを常用する銃を隠し持った若い奴
がいるという噂を聞き、濡れ衣を着せるために赤シャツを羽織って犯行に及んだか。
被害者が元刑事と分かった時点で、警察はその人の記録を洗いざらい出してくるんじ
ゃないのかな。だとしたら、定年間際の交番勤務時に拳銃を奪われるという失態を犯し
たことが、なかなか明らかにされないというのは不自然な印象を受けました。ドラマチ
ックな展開を優先させたかったんでしょうけど。
犯人は奪った拳銃で二日後にホームレス一人を殺害し、そのまま二十二年間逃げて未
解決というくだりを聞いて、言っちゃあなだけど、ホームレス一人を殺すために、わざ
わざ危険を冒して交番で警察官を襲撃し、銃を奪うというはバランスが取れていないな
あ……と思っていたら、終盤に来て、実はそのホームレス、潜入して張り込み中の刑事
だったという事実が明かされ、やっと納得できました。ホームレスに分した刑事だと知
っていたから、拳銃が必要と考えたのなら、しっくりくる。そこはよかったんですが、
ただ、作中で誰もホームレス一人殺すために拳銃を奪う行為に疑問を抱いておらず、本
当にそういうもんなのかと違和感がありました。誰かに疑問を呈させ、それが後の種明
かしにつながるという風にしてほしかった。(^^)
もう一点、前に懸念した通り、「どうして歩容認証を使わないの?」と感じる場面が
あった。赤シャツの若い男を容疑者と見なしているのだから、テレビの街頭インタビ
ュー映像に映った似た体型の人物を片っ端から照会していけば分かるんじゃないか、と
思える。実際には不可能なのだとしても、視聴者が何故使わないのかと疑問を抱くこと
を想定して、ちゃんとフォローしなくちゃいけないと思う次第。
ではでは。
#3601/3601 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA ) 25/08/30 22:53 ( 25)
いつの時代か分からない 永山
★内容
フジテレビ系で放送のドラマ「最後の鑑定人」第八回を録画視聴。ネタバレ注意で
す。
今回は人情話に振り切っていたものの、ミステリとしても意外と見所のあるストー
リー展開になっていたような。
まず、まったく同じ日付の遺言書が二枚、金庫から出て来る。どちらかが偽物に違い
ないということで鑑定してみると、どちらも真筆。さあ困った――と、これだけでも結
構興味深い。ただ、少し考えてみると、仮にどちらかが偽物だとするなら、わざわざ同
じ日付にはしないはず。同じ金庫から出て来たのだから、日付の確認は容易い。もっと
言えば、正式な方を破棄していたっておかしくない。
なのでまあ、この時点で、遺言を書いた人が二通りを書いたが最後まで迷って、決め
かねている内に亡くなってしまったと推測できる。
その後、隠し子を称する女性が現れ、話がややこしくなってくる。さらにDNA鑑定
をしてみると、その女性だけでなく、本来の実子であるはずの二人(兄妹)までもが、
実子ではないと鑑定される。この辺りの展開がなかなか面白い。
で、ここでもまた問題があって、三人のDNAを調べた段階で、今回の話の結論につ
ながる事実はほぼ把握できていただろうに、そのことをすぐには示さず、ぎりぎりまで
(ドラマ上、盛り上がるように)引っ張るというのは何だかな〜と感じました。
あと気になったのは、自身(男)が子供を作れない病気だから弟に頼んで、弟と妻と
の間に子をもうけるという考えは分かるのですが、どうやら本ドラマの描き方から推し
て実際に肉体関係を持って子をなしたらしいのが、首を傾げたくなる。体外受精の技術
がない時代ならまだしも、そうではないでしょう。
法律に関しても疑問があるけど、この手のドラマはきちんと監修してるはずだから、
とりあえず信じる。
ではでは。