●連載 #0279の修正
★タイトルと名前
親文書
★内容(1行全角40字未満、500行まで)
ハルカは山奥の小さな庵への移住の意思を固めた。それは、住んでいたアラガスで商人 を殺害したからである。ハルカには狂気に似た人を殺す癖がある。 そして五日経った。 「ハルカは居るか.」 「おう。入れよ。」 入ってきた男は大柄だった。着れる服がないのか上半身を露に、下半身は様々な布を縫 い付けた物を履いていた。そして目につくのは上半身全てにハルカの刺青と同じ刺青が 彫ってあった。男は紙で包んである荷物を机で書物を読み漁っているハルカの前に置く と其れを開けた。 中には書物や食料や茶器があった。 「いつも悪いな。夜盗なんかさせて。」 ハルカが呟いた。無論、書物を読みながらだが。 「気にするなよ。他にすることもないし、実際楽しいものだぞ。」 「そうか。」 ハルカは作り笑いをした。 「ところでハルカ、何を読んでいるんだ?」 「神学や兵法とか。」 「何故だ?」 「何時か、神に喧嘩を売って神を殺して俺が神になるんだ。」 「面白いな。其れ。」 男は正座しハルカを見た。そして、 「このゴリゴラス、ハルカに一生ついていこう。」 その言葉を聞いたハルカは微笑した。 「そうか。」といって白い歯を見せた。
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