●連載 #0261の修正
★タイトルと名前
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狂気の勇者達。the diamond dust(3)「粉雪」 自らの精鋭部隊を失うのに嫌気がさした神々は、自分等の身分を棚に上げて兵糧や領 土開発に手を加えるという約束をし各武家に自分を祭り上げさせた。 つまり、武家は神の、命を受けて闘うという形になったのである。これで他武家の領 地に攻め入る名目は整った。戦乱は激化の一途をたどっていた。 * * この日もバザバ家は浪人が集まっていた。仕官の為である。バザバは未開のウッドミド ガルドを開拓しウッドミドガルドの資源を独占していた、金もある。武具もある。木々 もある。地理的には行軍しにくいが資源が有り余るほどある為に、中々強かった。槍や 剣を磨いたり、これからどのように出世していくかと話していた。その中にはカラスが いた。バザバ家の庭に押し込められた浪人はバザバ家当主、クヅギ・バザバを待ち望ん でいた。クヅギは父親の没後、身内争そいを自分を慕う七人の家臣と力を合わせ二ヶ月 で終わらせた。その後、顔に朱子色で虎の紋と呼ばれる彩色を施し、決意を固めた。そ の威厳ある面構えは『ウッドミドガルドの猛者』と異名をとる位である。 カラスには悔いはなかった。たとえ、ハイマイゼルと別れ様とも。故郷に帰るつもり はなかった。家にある大切な物は全て持ってきた。武家に仕官して勲功を上げると所帯 が持てる。そういうのが仕官者に対する御礼の表し方だからだ。アラガスで約半年貯め たお金で買った槍を磨きながらハイマイゼルを思っていた. ---------------最後は喧嘩離れになっちゃったな・・・・・・。時代が時代だ。あいつ も、旗揚げをすればいい。それなのに・・・・・。 すると、クヅギが現れた。浪人達の話し声はピッタリと止んだ。 「おう。者供。よく我が家に仕えてくれた。感謝する。」 と云うな否や、また奥に消えていった。浪人達は布で覆われた場所に案内されてそこで 木で出来た棒を振り回し稽古が始った。 「やっ。っや。やっ。」 甲高い声が響いた。その光景をクヅギは天守閣から見ていた。 「やぁ。時代、ここにあり。始るはバザバにあり。終わるはバザバにあり。」 とクヅギは叫んだ。
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