◇フレッシュボイス過去ログ #8954の修正
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親文書
★内容(1行全角40字未満、500行まで)
BSジャパンで放送のドラマ「男と女のミステリー時代劇」第五話「後生安楽」を録 画視聴。完全にネタバレ注意。 第三話と四話をとばして、久々に観ましたが、今回はだいぶミステリーっぽい筋立て になっていて、導入部では結構引き込まれました。 武士の金助は嫁のしづと幼い娘あやがいる身にもかかわらず、子供が男児でなかった という理由からか、よそに女をこさえるわ、賭場で負けが込んで借金はするわ、挙げ句 の果てには公金にも手を付ける始末。それを諫めようとするのが、若い家臣の飯塚だ が、幼馴染みの関係で、腕っ節ではかなわないため、強くは言えない。それでも、しづ の気持ちと身体の弱いあやを案じる飯塚は、あるとき金助に果たし合いを申し込む。 後日、藪の中で金助と思しき男の遺体が見つかる。崖から墜ちたものと見え、顔はぐ ちゃぐちゃで判別不能。しかし、しづは遺体の手を取ると夫に間違いないと証言した。 実家に戻ったしづに、かねてより思いを寄せていた飯塚は、形だけでいいからと、夫 婦になる。再婚するしづだったが、金助に操を立てて、飯塚と関係を持つまでには至ら ない。そんなある日、寺の住職・知念の勧めで、娘を実家の親に預け、箱根詣でに出掛 けたしづと飯塚。宿泊先で出された料理が思いの外豪勢で、訳を尋ねると、宿の主の心 づくしだという。 飯塚が風呂へ行き、一人になったしづのところへ、宿の主が挨拶に現れる。果たして その男は、死んだはずの金助であった。 ――粗筋はこんな具合。というか、ほぼクライマックスの手前まで来ちゃってます。 要するに、金助は借金取り及び公金横領の罪から逃れる&浮気相手と逃げるために、 死んだふりをしていた。死体は、知念の寺に運び込まれた男を身代わりにした。 細かい説明がなく、想像で穴埋めするしかないんですが、飯塚もこの計略を承知して いたはず。なのに、目付役は金助だけを捕まえようとし(捕り逃がすんですが)、飯塚 はその後、しづやあやと幸せに暮らしたとさ的な終わり方で、ちょっと違和感ありま す。 あと、クライマックスの手前まで、割ときちんとしたミステリー仕立てで来ていたの が、目付に踏み込まれた金助が怪盗よろしく二階から飛び降りて逃走、しかも捨て台詞 を残していくというのは、ちぐはぐな印象を受けたです。 他にも、うまく隠れ仰せていた金助が元妻らに正体を明かす理由が、明示されていな いのも気になる。大方、浮気相手と別れたんでしょうが、その場合、浮気相手の口から 秘密がばれる恐れがあるので、口封じしたんじゃないかと。 てことで、そこそこ楽しめたけど、〆が変なのと、時間が足りなかったのか説明不足 が目立った話でした。 ではでは。
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