◇フレッシュボイス過去ログ #6796の修正
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小説宝石に応募しようと思って 去年の新人賞掲載号を借りてきたら 松本侑子が山崎富江(太宰と心中した女)に関するドキュメントだか なりきり小説だかを書いていて興味深かった。 富江といえば結婚して数日で旦那を戦争にとられて旦那戦死 という記憶があったが 松本侑子によれば この旦那は転勤でフィリピンに行っていて現地で招集され、 しかも籍を入れたのは富江が内地で勝手にやった事で、 しかもその役所は空襲でやけていると。 ここらへんはちょっと微妙な感じもする。 松本侑子とか小川洋子というのは結構気にしている作家で、 この手の女達は本当に鈍感、愚鈍な男が好きであり、 昔フランソワーズサガン(古い)が「何も考えない野球選手みたいな男がいい」 と言ったのと同じで、 鈍い男が好きなのである。 それでも馬鹿だと困るので「博士の愛した数式」みたいな頭はいいけど鈍い という男が好きなんじゃないのか。 逆にもっとも嫌いなのは、 私的に言えば”魚河岸のおやじ”風男で、 女の鮮度とかにこだわり 女の体を味わってやる、というタイプの 最近で言えば西村賢太的男が、女のもっとも嫌うタイプだと思う。 私が思ったのは 富江は、戦中は美容師という事で非国民扱いされ しかし戦後日本は何から何までアメリカンになったということで そういう日本の制度にムカつきを覚えるのだが そうは言っても結婚という制度に頼っていた 或いは、そういう制度へのアンチから太宰にひかれていったのか。 太宰の方は「人間失格」でも言っているが そもそも人間の営みというものを全く理解していないので、 無頼といえば無頼だが、 反社会的というよりかは フェリーニの「道」みたいな感じ。 私に言わせれば ワタミの社長なんてちょっと太宰治みたいな感じですね。 佐川の運転手から始まり、居酒屋経営 学校経営 介護施設経営 都知事選出馬と 何をやりたいんだか分からないが、 あの人にはあの人の”セカイ”があって、 それは地図には載っていない獣道か。 自分が通ってきた獣道だけが世界なので よく佐川のドライバーが勤まったと思うね。
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