◇フレッシュボイス過去ログ #6065の修正
★タイトルと名前
親文書
★内容(1行全角40字未満、500行まで)
先日の感想で、この書籍の感想を過去にUPしたと書きましたが、UPして いなかったと気付きました(汗)。元の書き込みは訂正済みですが、ここに改 めて。 本の感想>『ロジャー・マーガトロイドのしわざ』 (ギルバート・アデア/松本依子 訳 ハヤカワ・ミステリ)15/4542 一九三五年、英国のダートムアは雪深いクリスマスを迎えていた。そこに建 つロジャー・フォークス大佐の家で、事件が起こる。多くの招待客で賑わう中、 招かれざる客のゴシップ記者が、屋根裏部屋で拳銃に撃たれて死んだのだ。現 場は密室状況で、凶器は行方不明。しかも被害者は、集まった人々の醜聞を掴 んでいると臭わせ、全員から恨みを買っていた。 折からの大雪で、警察の到着が遅れる。そこで出馬を請われたのが、近所に 住む元警部のトラブショウ。彼は関係者からの事情聴取に着手するが、霧は晴 れず、さらに……。 アガサ・クリスティ著名作品へのオマージュに満ちた本格ミステリ。 この書籍の裏表紙にあった粗筋と、実際の展開が前後逆だったため、何だか 同じことを繰り返し読まされている気分になり、ちょっとかったるかったので すが、事情聴取が一段落してからは、俄然、興味を持って読めました。 密室トリックは脱力系なんですが、犯人の詰め方がなかなか面白い。動機を 中心に、ここまで詰めるとは。 大きな不満点はふたつほど。まず、探偵役が最初のとっかかりとする手掛か りは、少なくとも私にとって厳しいなあ。詳しく書くとまずいので、触れるだ けにしますが。もう一点は、仕掛けがあからさまだったこと。上記梗概で触れ たクリスティ作品について、事前情報を得ていたため、もしかしたらあのパタ ーンかなと意識しながら読んでいたら、それで当たりでした。何の予備知識も なしに読むべき作品ですね(本作のタイトルに“それ”は暗示されているので、 分かる人には分かるそうです)。尤も、予備知識がなくても、“これ”は巧み とまでは言えない気がします。 ではでは。
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