◇フレッシュボイス過去ログ #6027の修正
★タイトルと名前
★内容(1行全角40字未満、500行まで)
・『三崎黒鳥館白鳥館連続密室殺人』(倉阪鬼一郎 講談社ノベルス) 14/6332 とある大学の芸術家グループの面々が、秘密の招待状によって一人ずつ、双 子の館――黒鳥館と白鳥館に招かれる。彼らを待ち受けるのは、復讐の罠。一 人また一人と始末されていく。 そして、その様を綴った物語を読まされる男。重層構造を持つ物語に仕掛け られた秘密とは。 バカミス(賞賛の意味で)。 もの凄く手間を掛けて、馬鹿々々しいアイディアを実現させてしまった。そ の点では、作者に拍手を送ります。 最初に明かされる殺人トリックは、読者にも容易に思い付けるものの、あま りにも馬鹿々々しいため、いくら何でもないだろうと放棄したネタがそのまま 使われていました。これの種明かしがされた段階で、読むのをやめようかと思 ったくらい。しかし、本書はバカミスとしての世評が高く、信じて読み続ける と……やがて報われました。後半、怒濤のバカミス的仕掛けが連続で炸裂しま す。執念深いというか、半ば狂気じみているというか、とにかく尋常でない手 間と労力でこしらえられた仕掛けが、我々読者を直撃し、大いに脱力させます、 多分。 ではでは。
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