◇フレッシュボイス過去ログ #5204の修正
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・『ビーコン街の殺人』(ロジャー・スカーレット/板垣節子 訳 論創海外ミステリ)4441/13 サットン家のパーティに招待された弁護士のアンダーウッドは、居心地の悪 さを感じていた。早く帰りたいという彼の願いがようやく叶えられたそのとき、 女性の叫び声が。声のした方へ急ぐと、そこでは館の主が銃で撃たれて死亡し ていた。部屋には名士として知られるアーンセニイ婦人が立っており、凶器と 思しき拳銃があった。容疑を掛けられた婦人は、弁護士が来るまで何も喋らな いと宣言する。 簡単な事件と考えられたが、ほんの数時間後に、新たな事件が発生し、一気 に混迷の度合いが高まる。解決に乗り出したケイン警視らは、あることを手掛 かりに罠を張るが……。 『エンジェル家の殺人』で知られる著者のデビュー作。 予想していたよりも心理的・感情的なことを手掛かりに取り入れており、そ のためか、ロジックの展開がやや強引に感じられるところが散見されました。 デビュー作らしいといえばらしい。これが洗練されて、『エンジェル家の殺人』 につながるのかな、と。 二つの密室(状況)殺人が描かれていますが、トリック的には大したことは ないと思います。一つ目の方、私は現場に暖炉があるせいで、別の有名トリッ クが使われているのかと考えたけれど、違っていた(笑)。二つ目は、伏線不 足でちょっとどうかなあって感じ。 終盤、犯人を絞り込む過程は、なかなか読ませます。あとからあとから新た な手掛かりが出て来るのは不満ですが、誤誘導が効いています(今のミステリ に慣れた人には、あからさますぎるかもしれませんが)。 ではでは。
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