◇フレッシュボイス過去ログ #5157の修正
★タイトルと名前
★内容(1行全角40字未満、500行まで)
シリーズ物を持つことは、シリーズキャラクターを持つこととほぼイコール で結べます。 読者から支持されるシリーズキャラクターを持っていると、物語作りが楽に なる。登場人物名を考える手間がいくらかでも省けるし、これまで何度も描か れたようなありきたりのストーリーでも、持ちキャラを当てはめることで細部 に特色を出せ、一定の評価を得やすい。 そこまでなら許容範囲でしょうが、キャラクターの近況を読者に伝えるため に作品を書くようなことになると、ちょっと困る。“A一郎は今週、こんなこ とをしました”と書いてある「週刊A一郎」だな、なんて風に揶揄されるのも 無理ない。 別の問題点としてよく言われるのは、そのシリーズに合わないアイディアを 思い付いたとき、どうするか。 ・別の登場人物など設定をこしらえて、物語にする。 ・元からあるシリーズに当てはめて、無理にでも書く。 アマチュアならば、まあ前者にすべきという答が妥当でしょう。 これがプロだと、事情が変わるのではないかと推測。「先生、次も**シリ ーズでお願いします」と頼まれ、引き受けていたら、シリーズに合ったアイデ ィアを思い付かなくても、締め切りまでに書かなねばならないこともあるはず。 最良の形で読者に供せたかもしれないアイディアを、シリーズ物を持ってい るが故に、次善、三善の形で書いてしまっては勿体ない。作者にとっても不幸。 他にも、マンネリに陥りやすい、後付けの設定が目に余るなどの指摘がある ように思います。シリーズ物を書く作家全てが当てはまるとは言えないが、当 てはまる作家が多いというのは言えそう。 と、シリーズ物に否定的なことを書いてみましたが、反対にシリーズ物を持 つことの効用も確実にある訳で。 結局、作者自身の問題に帰結するんでしょうね。問題点を露呈することなく、 レベルを保ってシリーズ物を書き続ける。それができなくなったら、そのシリ ーズを打ち止めにする――シリーズ物を持つからには、これぐらいの意識は必 要かと。 ではでは。
メールアドレス
パスワード
※ゲスト書き込みはアドレスGUEST,パスワードなしです。
※まだアドレスを登録してない方はこちらへ
メールアドレス登録
アドレスとパスワードをブラウザに記憶させる
メッセージを削除する
「◇フレッシュボイス過去ログ」一覧
オプション検索
利用者登録
アドレス・ハンドル変更
TOP PAGE