◇フレッシュボイス過去ログ #5126の修正
★タイトルと名前
★内容(1行全角40字未満、500行まで)
主人公の名前を題名に> 日本の作品を、がんばって思い浮かべてみるに、『姿三四郎』『鬼龍院花子 の生涯』『風の又三郎』『セロ弾きのゴーシュ』……えっと、『坊ちゃん』や 『吾輩は猫である』だって主人公名みたいなものですし、あと、『杜子春』に ……『怪人二十面相』。 日本だけが特別に少ないというのが事実かどうか、統計を取って検証する必 要があると思いますが、言われてみると確かに少ない気がしますね。 その辺りを解説したサイトがないか、ざっと検索してみましたが、文学的伝 統とかヒットの法則とか主人公の名前を覚えてもらうためとか、色々と語られ ているものの、詳しい解説は見付けられないでいます。 いくつかのサイトを見て、私がなるほど面白いと思ったのが、シェークスピ ア作品には主人公の名を付けた物が多い、という記述です。 ということは、西洋物に主人公の名を題名にした作品が多いとすれば、それ はシェークスピアの影響が大きいのかも? 意識的にしろ、無意識にしろ、シ ェークスピアにあやかりたい気持ちが、題名に表れる……。 ちなみに、日本の漫画にタイトル=主人公名が多いのは、手塚治虫の影響だ という記述もありましたが、これは牽強付会の感が強い。欧米の漫画にだって 多いんじゃないかな。 ここから追記。夕食を摂りながら考えてみました。 私の推測は、以下のような感じ。 1.小説の題名に主人公の名前を付けても、漠然としていてイメージが湧かず、 通常はマイナスになる。だから、絶対数を見れば、主人公の名前を題名にし た作品は少ない。 にも拘わらず、題名に敢えて主人公の名前を付けているなら、それは作家 にとって自信作である場合が多い。結果、世間の好評を得る割合も増える。 2.外国の作品は、翻訳というハードルがある。そのせいもあり、現地で評判 になった作品を優先的にチェックし、日本に紹介する(出版権の値段も関係 してくるでしょうが)。 3.上記の二点を考え合わせると、(日本に紹介される)外国の作品には、題 名に主人公名の付いた物の割合が多くなる。 ではでは。「椿三十郎」も浮かんだが、これは小説じゃなく映画だった。
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