◇フレッシュボイス過去ログ #3806の修正
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つい先ほどTVで「引っ張りダコ」の語源についてやっていた。 なんでも蛸を干す様子に由来しているのだとか。 私はてっきり高く飛んだ凧が糸を引く力の強さが語源だとばかり思い込んで いたので少々驚きである。 そう思い込んだ原因は子ども時代、凧揚げ経験に依る。 以前住んでいた団地の程近くにそれは広い空き地があった。現在はJR某線 が走っているようだ。正確な広さは調べなければ分からないが、幅で数百メー トル、長さで数キロ単位はあっただろう。 団地と空き地の間には県道、そしてドブがあり、ドブを渡る手段は誰かの手 製と思われる腐りかけた木の橋のみ。 危険だからと立ち入りが禁止されていたが、そうした場所こそ、子どもにと っては恰好の遊び場になる。もっともそこで遊ぶ子どもは、私のほかは数名程 度だったが。 ある正月。確か三年生か四年生の頃。その空き地で凧揚げをした。 一般的な四角い和凧で足を二本つけるタイプ。 程よい風もあったのか、スムーズに上がる。あっと言う間に糸いっぱいまで に。 こうもスムーズだと欲が出る。 その時何故か予備の糸を三、四束持っていた………元の糸に予備を足す…… また足す。 どれ程の高さに達したのだろう。 凧は小さな点としか見えない。凧が糸を引く力も半端ではない。その場に立 っていられず、自身の体は一歩、また一歩と進む。 そんなことはあり得ないのだが、近くを飛行機が通るのを見て絡まってしま うのではないか。それとも凧の力に負け、自分が飛んでしまうのではないか。 そんな恐怖に襲われ出す。 慌てて糸を巻き戻す。 上げるのに掛けた時間の何十倍を要しただろう。ある程度の低さになると、 凧はそのまま落下。 それもそのはず。 足の片方は千切れ、凧自体にも無数の穴が開いていた。 しかし何より驚いたのは、それほどまでの力を受けても切れなかった、凧糸 の強さだったりする………
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