◇フレッシュボイス過去ログ #3039の修正
★タイトルと名前
★内容(1行全角40字未満、500行まで)
たとえば、<笹崎健介は今朝、自宅を出るとき、これが妻の顔を見る最後の 機会になるとは、夢にも考えなかった。>という書き出しで始まる小説があっ たとします(最近読んだ小説に、ほぼ同じ物があったんですけど)。私はこの 場合、少なくとも二通りのパターンを思い描きます。 パターン1、笹崎の妻は、笹崎の留守中に死ぬ。多くの読者は、こちらを想 定して読み進めるでしょう。もっと言えば、このパターンしか思い浮かべない 人もかなりいるかもしれません。 パターン2、笹崎自身が、外出中に死を迎える。これもあり得る訳です。私 が読んだ作品も、このパターンでした。多分、作者自身、読者がパターン1だ と思ってくれることを期待し、筆を進めていた節があります。 ここで作者の立場になって考えるに、気になるのは、パターン2を想像する 読者はどのくらいの割合でいるのか、ということ。自分が小説を書くから、作 者の狙いを強く意識するのか、一般の読者の多くも同じように思考するのか。 後者だとしたら、作者はこのような仕掛けはやめ、よりレベルアップした仕掛 けに腐心すべきなのか、あるいはこのような仕掛けも残しつつ、様々な仕掛け を配すべきなのか。読者の読書キャリアとも関わってくる問題だけに、さじ加 減が難しい……。 ちなみに、パターンバリエーションとしては、笹崎の妻は顔に大変な怪我を 負う、笹崎が失明する、二人とも死にはしないが二度と会えなくなる(昔々は、 このパターンが一番多かったでしょうね)等が代表的なところかな。 古雑誌の読み返し>昭和五十七年別冊ゴング十二月号 ちょっとひどいんで、抜き書き。 ・インターナショナルヘビー選手権:ブロディVS天龍を報じるグラビアの見 出しで、「シングル王座初挑戦の天龍」とあるが、同じ年の二月に、天龍はマ スカラスのIWAヘビーに挑戦してる。 ・中綴じ込みの“ハルク=ホーガン日本国内全成績”において、<ホーガン、 ドン=ムラコVSアンドレ=ザ=ジャイアント、トニー=アトラス>の試合が 抜け落ちている。 ・上記二つのミスを犯しておきながら、編集後記で「ゴングの編集スタッフは 記録マニアが集まっている」「正確な記録を重視する姿勢が強い」と書いてる。 翌月以降の号に、訂正記事は載らなかった模様。 ・四百字詰め原稿用紙およそ七枚分のエッセイに、「なかなか」が七度も出て 来た。 ではでは。翌月号では、一ヶ所、「レスラー」が「レラスー」になってた。
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