◇フレッシュボイス過去ログ #2743の修正
★タイトルと名前
★内容(1行全角40字未満、500行まで)
・『たったひとつの 浦川氏の事件簿』(斎藤肇 原書房)17/6452 八つの作品からなる短編集。※あらすじをフェアに記述することは比較的容 易でありますが、その魅力を伝えるには、本書巻頭に掲げられた口上を見ても らうのが一番だと思いますので、引用します。 口 上(CAUTION) 本書は短編集であり、どのように読むのも読者の自由では ありますが、作者としては作品の並んだ順番に読むことをお 勧めいたします。 ただし、六作目までを読んで、この時点で作者の狙いがほ とんど分かってしまったという場合には、あえて七作目を飛 ばして八作目に進み、最後に七作目を読むという選択肢があ るかもしれません。 各短編ごとに見ていくと、それなりに読ませ、面白味はあるが、どれも中途 半端な印象が強いです。短編集となって初めてその狙いが分かるスタイル。 口上が仮になくても、なーんか仕掛けがあるのだなと察しは付き、あれやこ れやと想像できるものの、ぼんやりして形にならないまま、読み進めると、最 後に結構な驚きがあります。こういうのもあるんだな、ミステリには、という 感じでした。 あなたが年季の入ったミステリマニアで、本書を未読なら、つべこべ言わず に読むべき。ミステリ好きだが入口をくぐってまだ間がないという人は……ま あ読んでもいいけれど、この先の楽しみが減るかもしれません。そんな一冊。 あ、反則すれすれの技が使われていますが、怒らないように(笑)。 ではでは。
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