◇フレッシュボイス過去ログ #2600の修正
★タイトルと名前
★内容(1行全角40字未満、500行まで)
皆様あけましておめでとうございます。 AWCの片隅にひっそりと棲息しているTrash-inです。 昨年アップした小説は361行でした。こんなに少ないとは思わなかった。 年末に永山さんの「探偵殺し」を読みました。 感想は、「ユーモラス」で「興味深い」けれども「もったいない」という感じです。 ミステリ小説はほとんど読まなくて(ミステリに限らず読書量は少ないのですが)、そ ういった事情で、「推理力の衰えた名探偵」という設定が、すでにパターンとして確立 されているかどうかわからないのですが、一読したところこれが本作の要なので永山さ んのオリジナルだろうと判断して、その前提で書きます。 「推理力の衰えた名探偵」という設定がとても魅力的に感じられました。 推理力の低下からくる、焦りや苛立ち、世間体を取り繕うための努力、名探偵として存 在しなければならないという固定観念に縛られていることから派生する一連の思考や行 動が、「ユーモラス」です。 ただ、話がテンポ良く進みすぎて、設定の良さを生かしきっていないように思われま す。 もっとアイデアを練って、じっくりと書いたら、と思うと「もったいない」という感想 になります。この設定にはまだ可能性があるような気がします。 ひょっとして、メインではなくサブのキャラクターでコメディリリーフとして使った方 が有効かも・・・とか、「推理力の衰え」にもっと一般性を持たせて「老い」という要 素を強調したら・・・とか、全盛期の自分を取り戻そうとしてあがく姿を盛り込めば哀 愁が滲みでてくるのでは、など、他人の作品を肴に色々と考えてしまいます。そういう 意味で、とても「興味深い」。 そういうわけで、「ユーモラス」で「興味深い」けれども「もったいない」。
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